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〈雑誌リンネル第5弾〉リンネル編集長 西山さんのセレクト「自分へのご褒美は、シンプルで長く使えるものを」
こんにちは。クリーマの宮崎です。
11月も後半になり、秋から冬の空気に変わりましたね。あと1ヶ月でクリスマス!街はすっかり、赤や緑、ゴールドの彩りが増えました。
リンネルで活躍する”素敵なあの人”が、クリーマで見つけたお気に入りアイテムを披露する、この企画。毎月、セレクターさんが変わり、それぞれのテーマに合わせて選んだ個性ゆたかな作品が集まります。その顔ぶれを見るのは、いつもワクワクする瞬間です。
今回のセレクターは、「リンネル」「大人のおしゃれ手帖」編集長の西山千香子さん。
クリスマスも近いということで、自分へのご褒美に選びたい、素敵な手作りアイテムのセレクトを披露して下さいました。
こちらでご紹介する作品は、雑誌リンネル1月号(11月20日売り)の誌面でも掲載されています。ぜひ、ご覧下さいね。
今までのリンネルとのコラボ企画は、こちらから。
Creema × 雑誌リンネルのコラボレーション企画、はじまりました!
第5弾は、リンネル編集長西山さんのセレクト「自分へのご褒美は、シンプルで長く使えるものを」
今回のセレクターである、雑誌「リンネル」「大人のおしゃれ手帖」編集長の西山さんが注目されたのは、「自分へのご褒美は、シンプルで長く使えるものを」というテーマに合わせた、自分のご褒美にしたいアイテム10点。
「一年間、自分らしく頑張れた証に、小さなプレゼントを自分に贈るつもりで選びました。毎日使いたいから、シンプルで上質なものが良いですよね」
もうすぐクリスマスということで、ちょっと特別感のある、長く愛用したい素敵な手作りの作品が集まりました。
静かな空間にシャッター音が響く、緊張感のある撮影タイム
アクセサリーは、その輝きをとらえるために近くから、大きなバッグは、高い脚立の上から俯瞰で撮影しました。作品の大きさや形、風合いを見て、一番良い表情をとらえるために、背景の色や光、高さを少しずつ調整していきます。
静かな空間に響く、パシャパシャというシャッター音。皆に緊張感が走ります。
「自分へのご褒美は、シンプルで長く使えるものを」
時間がいっそう大事に思える、手作り腕時計
実際に手に取るやいなや、しっとりとした味わいと、しなやかな美しさに見惚れてしまった、手作り腕時計作家・ARKRAFTさんの「Marvin Boys'」。作り手の新木さんが、小さい頃に見た古時計を思い出して作られたという一品です。どこか懐かしい感じもあり、時の流れとその大切さを思い出させてくれるような時計でした。手作りの時計は、すごく優しい温かみがありますよね。
時計を「巻く」という感覚で楽しめる二重巻きの時計は、Ayari Designさんの「Doble-01」です。ベルトは、タンニンなめしの本牛革。時間とともに味わいが増し、経年変化も楽しめます。
今まで、携帯電話で時間をチェックすることが多かったのですが、最近、また腕時計を身につけるようになりました。そうすると、時間がいっそう大切に思えてくるものですね。コチコチと1秒1秒の時間を刻んでくれる、時計の存在の大きさを改めて感じました。
大切なものを入れて持ち歩きたい、革の財布とケース
洋書型のデザインが目を引く、MINUIT(ミニュイ)さんの「iPhone6plusケース」は、スマートフォンを手に取るのが楽しみになるようなケースでした。レトロさを感じる深いブルーとブラウンが、革の味わいとマッチしてとても可愛らしいんです。
ぱっと開くと、まるで本を読んでいるよう。スマートフォンを操作している時に、すっと上品な雰囲気をかもし出してくれるのは、うれしいですよね。
革のアイテムが多い中で、ひときわ優しい雰囲気をかもしていたのは、Quccoさんの、ツバメのがまぐちポーチ。バッグの中にあると、うきうきしそうな可愛らしさです。
ツバメのイラストをガリ版でプリントし、手編みのタティングレースが施されています。そして、ちらっとのぞく上品な白いタッセル。Quccoさんの、ポーチ、がまぐちが好きという気持ちが伝わってくるようでした。がま口って、何て愛らしいんだろう!と、改めてその魅力を感じました。
手に取って、想像以上に色や風合いがとても素敵だったのが、レザークラフト作家・cuir-houseさんのファスナーコインケースです。小さく折りたためるサイズで手にしっくりなじみ、2つ折りにしたときの、ふくっとした厚みが可愛らしいのです。
革の色は10色・ステッチの色は15色の中から好きな組み合わせでカスタムオーダーができるので、自分の好きな色でオーダーしたり、ギフトとして、おそろいで持つのも楽しいですね。
上質な栃木レザーで仕立てられた、新進工房さんのラウンドファスナー長財布は、深い青色が美しく、すべすべと滑らかな手触りでした。
そこにあるだけで絵になる、シンプルながら確固たる存在感。しっかりとした作りで、毎日使う財布としての頼もしさがあります。片手で持ちやすい形、開け閉めしやすいファスナー、たっぷりの収納力、使い手のことを考え抜かれて生まれたお財布なのだなと感じました。
何でもない日も特別にしてくれる、上品なひと粒ジュエリー
今の自分を輝かせてくれて、そして、年齢を重ねるほどのしっくり似合っていく。そんなジュエリーとの付き合い方は素敵だなと想像したのは、Sophiaさんの、アコヤパールのネックレス。とても繊細で上品な輝きに、目を奪われてしまいました。
1日1日は、良いこともそうでないこともあるけれど、そんな何でもない日をちょっと特別にしてくれる、大切な相棒となるネックレスだと感じました。
「自分へのご褒美」に何が良いかと考えると、どんな時の自分にも似合う、シンプルで良いものに心ひかれます。
atelier anさんのひし形のピアスは、耳元でキラリと輝く小ぶりなサイズ。「シンプルでいて美しいものを」という、atelier anさんの気持ちがそのまま形になったような、可憐なジュエリーです。
ブラウンの可愛らしい小箱に入って届きました。大切な贈り物、という気持ちが高まりますね。
だんだんと味わいが増していく、革のバッグ
バッグではなく、革袋。それが、tamasaku(タマサク)さんのこだわりです。
革本来の素材感を楽しんでほしいという気持ちから、あえて裏地を張ったり縁どりをせず、あくまで革そのもののナチュラルな雰囲気を大切にした”革の袋”。
こちらの焦茶の革袋は、しっかりと硬さのある革ですが、少しクタッとした風合いもあり、これから長く使い込んでいきたいという気持ちになります。
シルエットも、風合いも、色合いも、包み込みたくなるくらいの可愛らしさが伝わるでしょうか?
tokyo toffさんのmini bag Camelは、細かなところにも遊びごころがたっぷりで、手作りならではの温もりを感じます。
必要な荷物だけを入れて身軽にお出かけしたら、文字通り、足どりも軽く楽しい一日になりそうです。そんな素敵な気持ちを思い出させてくれますね。
自分が長く使っているものを思い返すと、強い思い入れがあるもの、経年変化を楽しんでいるもの、そして、プレゼントでいただいた大切な人の思いを感じるものでした。
使い込むほどに風合いが増し、その分、思い出が重なっていく。そんな相棒がいたら、素敵ですよね。大切にしたいものとの付き合い方を、改めて考えた今回の特集でした。
これからの時間を過ごしたいと思う、心ひかれるものとの出会いがありますように。