12HOCKのプロフィール
只今、受注製作商品の発送は1週間〜4週間です。
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日本語教師として台湾へ渡った当時、「特に趣味という趣味もない」、「一緒に飲みに行くような友達もいない」、「テレビを付ければ中国語ばかりでわからない」という状況にあった私は必然的に時間を持て余してました。そんなある日、自分のベルトの糸が擦り切れたので「時間もあるし、自分で直してみよう!」と思い立ちましたが、布を縫うことはあっても革を縫うことはなかったので、糸や針、縫い方などをネットで調べることにしました。いろいろ調べていると「革細工」や「レザークラフト」など今までの自分とは縁のなかったことをやってらっしゃる方々のブログなどに行き着き「革の世界」というものを初めて目の当りにしました。それを見て「自分でも作ってみたい!」と思ったのがそもそも私が革を始めたきっかになります。
革細工を始めると、当然材料となる革、そして様々な工具や道具を調達する必要性が出てきます。その都度125ccのスクーターにまたがっては「革材料屋」「金具屋」「文房具屋」「ホームセンター」、いろんなお店を回りました。そんな時に感じたことは、「自分は昔からこういうお店に来ることが好きだったな…」ということでした。革細工のために必要な工具を見つけるためにそれまではあまり気にしていなかった工具売り場なども見ることができるようになり、私にとってホームセンターはこれまで以上に楽しい場所に変わりました。
革細工を始めたことで、「もともとホームセンターや文房具屋が嫌いではなかった自分の存在に気が付いた」ということも去ることながら、昔を振り返れば「国語や算数よりも図工や家庭科が好きだった小学生の頃…」「旅行に行く度に祖父母が買って来てくれたお土産のキーホルダーが宝物だった頃…」「いらないジーパンを使って筆箱を作った中学生の頃…」「偶然道端で拾い初めて目にするキーキャップにテンションが上がった時…」、「ピカピカな新品よりも、使い込まれた古い物の方がかっこいいと思う自分…」などなど。それまでは独立し繋がりを持っていなかった自分の中の興味嗜好が「革細工」というキーワードで一本の線で結ばれて行く感じを覚えました。
結局、日本語教師仕事は5年続けましたが革で何かを作る仕事をしていきたいと思い、その後の3年は「鶯歌老街」という陶器で有名な観光地で自分の作品を露店で売る生活を送りました。トータル8年に及ぶ台湾での生活に終止符を打ち、東京へ戻ったのは2014年の3月。台湾での経験をベースに日本でまた一から出直しです。
「革細工」を一生の生業とする覚悟があるのかと聞かれると正直わかりません。しかし、「自分とは一体どんな人なのか?|ということの多くを革細工が教えてくれたのは事実です。そして、これを続けることこそが、自分、そして他の人を知る大切な手段になっていくのではないかという気持ちでやって行きたいと思っています。
まだまだ作れる物を限られているし腕も未熟ですが、お使いいただくお客様の日々のさりげない仕草が少しでも楽しいものになればっ!という願いを込めて作って参ります。
どうぞよろしくお願いします。
※価格、細かい仕様など予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。
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日本語教師として台湾へ渡った当時、「特に趣味という趣味もない」、「一緒に飲みに行くような友達もいない」、「テレビを付ければ中国語ばかりでわからない」という状況にあった私は必然的に時間を持て余してました。そんなある日、自分のベルトの糸が擦り切れたので「時間もあるし、自分で直してみよう!」と思い立ちましたが、布を縫うことはあっても革を縫うことはなかったので、糸や針、縫い方などをネットで調べることにしました。いろいろ調べていると「革細工」や「レザークラフト」など今までの自分とは縁のなかったことをやってらっしゃる方々のブログなどに行き着き「革の世界」というものを初めて目の当りにしました。それを見て「自分でも作ってみたい!」と思ったのがそもそも私が革を始めたきっかになります。
革細工を始めると、当然材料となる革、そして様々な工具や道具を調達する必要性が出てきます。その都度125ccのスクーターにまたがっては「革材料屋」「金具屋」「文房具屋」「ホームセンター」、いろんなお店を回りました。そんな時に感じたことは、「自分は昔からこういうお店に来ることが好きだったな…」ということでした。革細工のために必要な工具を見つけるためにそれまではあまり気にしていなかった工具売り場なども見ることができるようになり、私にとってホームセンターはこれまで以上に楽しい場所に変わりました。
革細工を始めたことで、「もともとホームセンターや文房具屋が嫌いではなかった自分の存在に気が付いた」ということも去ることながら、昔を振り返れば「国語や算数よりも図工や家庭科が好きだった小学生の頃…」「旅行に行く度に祖父母が買って来てくれたお土産のキーホルダーが宝物だった頃…」「いらないジーパンを使って筆箱を作った中学生の頃…」「偶然道端で拾い初めて目にするキーキャップにテンションが上がった時…」、「ピカピカな新品よりも、使い込まれた古い物の方がかっこいいと思う自分…」などなど。それまでは独立し繋がりを持っていなかった自分の中の興味嗜好が「革細工」というキーワードで一本の線で結ばれて行く感じを覚えました。
結局、日本語教師仕事は5年続けましたが革で何かを作る仕事をしていきたいと思い、その後の3年は「鶯歌老街」という陶器で有名な観光地で自分の作品を露店で売る生活を送りました。トータル8年に及ぶ台湾での生活に終止符を打ち、東京へ戻ったのは2014年の3月。台湾での経験をベースに日本でまた一から出直しです。
「革細工」を一生の生業とする覚悟があるのかと聞かれると正直わかりません。しかし、「自分とは一体どんな人なのか?|ということの多くを革細工が教えてくれたのは事実です。そして、これを続けることこそが、自分、そして他の人を知る大切な手段になっていくのではないかという気持ちでやって行きたいと思っています。
まだまだ作れる物を限られているし腕も未熟ですが、お使いいただくお客様の日々のさりげない仕草が少しでも楽しいものになればっ!という願いを込めて作って参ります。
どうぞよろしくお願いします。
※価格、細かい仕様など予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。