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マスクの作り方|動画で解説!子どもと作れる手作りマスク特集

4月からの学校再開に向け、通園・通学時の外出や給食当番で、子どもサイズのマスクが必要になる方が増えています。なかなか市販のマスクが手に入らない……という方に向け、手作りの布マスクの作り方をご紹介します。洗って繰り返し使えるうえ、布の色・柄だけでなく、大きさやゴム紐の長さを調整できる手作りマスクは、エチケットアイテムとしても意味を持つものと考えています。
今回の記事では、手作りマスクの作り方の解説をご紹介します。記事の最後には、Creemaで見つかる手作りマスクの作品特集もご紹介しているので、なかなか作る時間がないという方は、そちらもご覧ください。
手作りマスクの販売についてのクリーマの考え方については、こちらの記事に詳細を記載しております。
手作りマスク作りの基本の材料・道具
まずは、手作りマスクの基本の材料と道具をご紹介します。今回は、下記のマスクの型紙を使用した場合の作り方をご紹介します。
▶材料
・表布 2枚 ※型紙を使い、お好みの布を切り抜いてご用意ください。
・裏布 2枚 ※上記と同様
・ゴムひも 2本(ゴムひもが無い場合は手芸用品店にあるウーリースピンテープでも代用可能です)
・縫い糸(綺麗に縫えるか心配な初心者さんは、生地と縫い糸を同じ色に揃えると縫い目が目立ちません。アクセントをつけたい方は、あえて他の色を使うのもおすすめです)
※表布と裏布、それぞれ2枚ずつ用意しましょう。表布とは、マスクをつけた時に外側に出る布で、お好みで柄物にしてみても◎ 裏布とは、マスクをつけた時に内側に出る布です。それぞれ布は肌に優しいダブルガーゼがおすすめ。
また、表布、裏布は型紙に合わせて裁断しましょう。手作りキットの型紙を使えば簡単に切り抜くことが出来ます。
今回は、Creemaで販売されている型紙を使った作り方をご説明しています。型紙はこちらからご購入いただけます
▶道具
・ハサミ
・アイロン
・縫い針とまち針(手縫い用)
・定規
・チャコペン
・ゴム通し(お持ちでない方は安全ピンや、ゼムクリップを折り曲げて代用しても大丈夫です)
◆作り方
作り方の流れについて、3分で分かる動画をご用意いたしました。
このあと、文章でも説明をいたしますが、実際に動画で手元の動きを参考にしながら読み進めていただくと、分かりやすいかと思います。
基本の作り方は、下記の流れとなっています。
1、布を用意した型紙にあわせてカットし、表布と裏布を準備します。
様々な型紙がありますが、裏布は表布よりも横幅が小さいのが一般的です。
2、表布同士・裏布同士をそれぞれ重ね、カーブの部分を縫い代1cmで縫い合わせます。
縫い方は、なみ縫いでも返し縫いでもOK! なみ縫いのほうが簡単ですが、より丈夫にしたい方は返し縫いをおすすめします。なみ縫いで往復する形でも大丈夫です。
3、表布・裏布ともに、カーブ部分の縫いしろに、1cm間隔ではさみで切れ目を入れます。
縫い目から2mm程度のところまで切れ目を入れていきましょう。重ねた布同士がずれないよう、まち針を使いながら慎重に行っていきます。
4、表布・裏布ともに縫いしろをアイロンで割ります。
広げたままアイロンをかけるのではなく、縫いしろを外側に折った状態で、片面ずつアイロンをかけるとやりやすいです。
5、表布・裏布を重ねた状態で、上部と下部を裏布の端から端まで、縫いしろ1cmで縫い合わせます。
この時に、表布と裏布の縫い目同士をしっかり合わせてまち針でとめます。
6、筒状になった状態から、筒の内側が表になるようにひっくり返し、アイロンで形を整えます。
このタイミングでほつれた糸を切っておきましょう。
7、表布の両側を2回内側に折り、マスクゴムを通す穴をつくります。
1回は1cm、2回目は2cmで内側に折ってアイロンをかけ固定します。
8、7で折った部分を縫い合わせます。
ここで塗った部分は表に出てくるので、丁寧に縫うと見栄えが良くなります。縫い始めと縫い終わりはしっかりと返し縫いをしましょう。
9、ゴム通しを使ってゴム紐を通します。
10、ゴム紐の先を揃えて軽く玉結びをし、長さを調節したらしっかり結んで、ゴム通し部分に玉結びを隠してできあがり。
軽く結んで実際につけてから長さを調整すると失敗しません。
実際に作ってみたスタッフの感想
立体的なマスクを自作するとなるとちょっと大変そう……。「私にもできるかな?」と言いながら実際に制作してくれたスタッフたちに、感想を聞いてみました。
小学校の家庭科で習った縫い方だけなので、初心者の私でも意外と簡単にマスクが作れました。
ミシンも必要無いので助かります!
出来上がりが不安だったけど、人前でつけても全然恥ずかしくない完成度。
むしろ手作りマスクであることを友達に伝えると必ず驚かれていい気分に。
市販の不織布のマスクと比べて、布マスクは肌あたりが良くてストレスがありません。ゴムひもも自分にあったもの、長さを選べば耳が痛くなることも無いです。マスクの大きさや糸の色など自分で選べるので作るのも楽しかったです。
裁縫道具に10年近く触っていない、というスタッフでも、立体感のあるマスクをきちんと完成させることが出来ました。ただ縫い目が目立つのを気にするなら、生地と糸の色は同じにするほうがおすすめです。また、なるべく縫い目は細かいほうが丈夫に仕上がるそうです。
手作りマスクの選択肢を。
裁縫に不慣れなスタッフでも、何とか手作りマスクを作ることができました! ハンドメイドのプロには到底かないませんが、着けていれば縫い目はそこまで目立たないので、通勤時に実際に使えそうです。
注意したいのは、マスクはウイルスや花粉を完全に除去できるものではないということ。衛生的に使い続けるために、洗濯の際は標準濃度の洗剤や漂白剤などを使いながら手で押し洗いをし、しっかり水気をとって陰干ししましょう。
マスクの品薄状態が続く中、不安な気持ちを抱える方も多いかもしれませんが、自分でマスクを作ってみるのも一つの選択肢です。ぜひ今回紹介した作り方を参考に、マスクの自作に挑戦してみてはいかがでしょうか。