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夏も緑茶を楽しもう!冷たい緑茶の作り方と緑茶を美味しく味わう作品

こんにちは、クリーマ編集部の加藤です。
汗ばむ陽気の日も増えてきた今日この頃。冷たい飲み物が美味しい季節になってきましたね。爽やかかつ奥深い味わいの「緑茶」は、夏の飲み物としても人気のひとつ。
お茶を飲みたい時、みなさんはどうしていますか?ついついペットボトルですましてしまうという方も多いのではないでしょうか。
今年の夏は猛暑との予報が出される中、ペットボトルのお茶だけではなんだか飽きてしまいそう。そんな厳しい夏を、お気に入りの茶葉や茶器を使って心地良く過ごしてみるのはいかがでしょうか。グラスに注いだ冷たい緑茶は見た目も涼しげで、運動後の水分補給や食事のおともにもぴったり。
今回は、夏場でも楽しめる冷たい緑茶の淹れ方と、緑茶を美味しく味わう作品をご紹介します。
抗菌・ダイエットにも? 緑茶がもつ様々な成分
その健康効果の高さから日本だけでなく世界的にも注目されている緑茶。具体的にはどのような成分が含まれているのでしょうか。
お茶に含まれる渋み成分のカテキンは、血中コレステロールの抑制や代謝をサポートする働きがあると言われています。
また、苦味成分のカフェインには、頭をすっきりさせる効果や消化促進、利尿作用などの働きもあるので、眠気をすっきりさせたい時や二日酔いの時にも◎
不足すると風邪をひきやすくなったり、夏バテを起こしたりする重要な栄養素、ビタミンCも緑茶にはたっぷり含まれています。ビタミンCは、皮膚や粘膜のコラーゲン形成を助けてくれる栄養素でもあるため、美肌作りも助けてくれるかも。
様々な成分を含む緑茶は、毎日の健康づくりの頼れる味方。これからの季節は冷たい緑茶でほっと一息、緑茶習慣をはじめてみませんか?
知っておきたい!美味しいアイス緑茶の淹れ方
淹れ方によって抽出される成分が変わり、様々な味わいや風味が楽しめるのも緑茶の魅力のひとつ。気分やタイミングによって飲み分けてみてもいいかもしれませんね。
いつものお茶をもっとおいしく楽しめる冷茶の淹れ方を、淹れ方別にご紹介します。
渋みを抑えて甘みを引き出す。「水出し」の淹れ方
緑茶は、低温の水で淹れるほど甘み成分であるテアニンが抽出され、まろやかでうまみたっぷりの味わいに。じっくりと淹れた水出しのお茶は、その緑鮮やかな色合いも印象的です。
水で抽出することによりカフェインを抑えることができるため、苦味や渋味が苦手な方でも美味しく楽しんでいただくことができますよ。
▶ティーバッグで作る場合
1.ティーバッグ1袋(5g)に対して500㏄の冷水を用意する
2.ティーバッグを冷水ポット等に入れ、冷水を注ぎ冷蔵庫で冷やす
3.そのまま冷蔵庫で冷やして、3時間以上じっくり待つ
夜の間に作って冷蔵庫で冷やしておけば、翌朝にはおいしい冷茶が出来上がっています。
▲PINTさん【吹きガラスの蓋付きピッチャー】
吹きガラスの技法で作られたガラスピッチャー。冷蔵庫のポケットにも入れられるよう、すっきりスリムな形に作られています。
▲小林亮二さん【モールのウォーターピッチャー】
ねじり模様の揺らぎが美しいウォーターピッチャー。口が大き目に作られているので、手洗いしやすいのも嬉しいポイントです。
▶茶葉で作る場合
1.1人当たり大さじ2~3杯の茶葉を急須に入れる
2.茶葉が浮き上がらない程度の冷水をゆっくり注ぐ
3.4~5分そのままにしておき、グラスに注ぐ
▲えんける道具店さん【とこなめ焼の急須】
日々の暮らしになじむ、しっとりと上品な常滑焼の急須。常滑の陶土に含まれる鉄分は、お茶の渋みを和らげまろやかな味わいにしてくれます。茶漉しを使わなくてもお茶を入れられる設計になっているため、急須の中へ茶葉を入れてお湯を注ぐだけでそのまま美味しいお茶を楽しめる手軽さも嬉しいポイント。たっぷりの容量があるので、水出しでお茶をつくる際にもお使いいただけます。
緑茶本来の深みと香りをそのままに。「ロック」の淹れ方
ロックとは、急須で淹れた熱い緑茶を氷の入ったグラスに注いだもの。お湯で抽出することで、緑茶本来の爽やかな香りと渋み成分のカテキンが引き立ち、キリッとした味わいを楽しむことができます。氷で一気に冷やすので、少し濃いめに抽出するのがポイント。すぐに飲みたい時にもおすすめです。
1. 1人当たり大さじ1杯程度の茶葉を急須にいれる
2. 70~80℃位まで冷ましたお湯を急須に注ぎ、約1分ほど待つ
3.茶葉が開いたら、氷を入れたグラスに、氷の上から注ぐ
もっと手軽に!いつも通り淹れたお茶を冷茶として保存
特別な手順じゃなくても、普段通りに淹れた緑茶を冷ましてから冷茶として保存する方法もあります。
いつも通り淹れた緑茶を冷水ポットに入れ、冷水ポットごと氷水で冷やします。粗熱が取れたら冷蔵庫にいれるのがポイント。茶色く変色することなく、鮮やかな緑色の緑茶が楽しめます。水出しのようなすっきりさやロックのような渋みを感じるものではなく、シンプルに茶葉の旨みを楽しむことができますよ。
▲勲山窯【波佐見焼 ダリア ポット】
花びらの一枚一枚まで繊細に描かれたダリアが目をひくポット。同じ絵柄のカップと合わせても素敵です。
▲南部鉄器製造 及富【南部鉄器急須 令和】
金地に白の色合いが、雅さとモダンさを感じさせる南部鉄器の急須。万葉集の梅の句にちなみ、梅の花びらの模様があしらわれています。
茶葉の保存方法
空気や光、温度によって変質しやすい茶葉。美味しく楽しめる期間は約2週間~1か月と言われているそう。開封後は密閉性、遮光性のある容器に移しかえ、匂いうつりの少ない冷暗所で保管し、なるべく早めに飲み切るようにしましょう。
▲lore marketさん【京指物(ティーキャニスター S)】
桐材を使用しているため軽くて使い心地もよく、上品な雰囲気のティーキャニスター。気密性、調湿性、防虫性に優れており、茶葉の風味を損なわずに保管することができます。
アイス緑茶を美味しく楽しむ!お茶・和菓子・うつわ8選
三種類の狭山茶と、湯飲みや急須を始めとするお茶淹れ道具一式がセットになった、狭山茶専門店 野村園さんの作品。煎茶に上煎茶、特上煎茶と、風味の異なる三種の狭山茶を飲み比べて、味の違いを楽しんでみてはいかがでしょう。メッセージカードをつけることができるので、贈り物にも最適です。
涼やかなグリーンで揃えられた、Tea-studioさんの緑茶のボトルセット。こちらのワンセットで美味しい冷茶が完成します。ティーパックタイプになっているので、忙しい時でも手軽に冷茶を楽しんでいただくことができますよ。
食べるのがもったいないほど可愛らしい、furukawaseikaさんのくまの形をした手作りもなか。餡の量はお好みでサンドしていただけるので、あんこたっぷり派さんから控えめ派さんまで楽しんでいただけます。お皿に盛り付けるだけで、一気にティータイムを華やかにしてくれる作品です。
大ぶりの「丹波栗」を丸ごと一粒さつまいもあんで包み焼きあげた、風月堂さんの和スイーツ。こだわりの丹波栗とさつまいもの絶妙な甘さとホクホク感は、すっきりとした冷茶に合うこと間違いなしです。
消費期限が短いかりんとうまんじゅうを、遠くにお住いの方にも味わっていただきたい。そんな思いから作られた菓旬処 彩さんのこちらの作品は、冷凍で長持ちするのが嬉しいポイント。トースターやオーブンでカリッと焼きあげれば、揚げたての美味しさをいつでもお楽しみいただけます。
希少価値の高い国産丹波黒大豆を使用した、丹波の黒太郎さんの黒豆のセット。きなこや抹茶などの人気のお味から、コーヒーやブランデーなど気になるお味まで、6種類の中からお好きなものを選んでいただけます。黒豆本来の風味を大切に、甘さ控えめで食べ飽きないおいしさに仕上がっています。
口元に施された金箔が光にきらめき、シンプルながらも上品なnanahoshiさんのロックグラス。透き通ったガラスのうつわは、冷茶の鮮やかなグリーンをさらに美しく引き立ててくれます。これからの季節にぴったりの、目にも涼し気な作品です。
高級感のあるクリスタルガラスを使用した、江戸切子の店 門脇硝子加工所さんの作品。グラスの底まで細やかな模様が施されており、思わずずっと眺めていたくなる美しさ。いつもの一杯をさらに特別なものにしてくれそうな作品です。
すっきり爽やかなアイス緑茶で今日からはじめる緑茶習慣
今回は、緑茶の魅力から美味しいアイス緑茶の淹れ方、緑茶をもっと美味しく楽しめる和菓子やグラスなどをご紹介させていただきました。
引き続きお家で過ごす時間が長い今、こだわりのお茶菓子と一緒に冷たい緑茶でほっと一息つく時間をとってみてはいかがでしょう。
アイス緑茶で健康的な緑茶習慣をはじめてみませんか?