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「大人になったシンデレラへ贈る」ガラスのジュエリー作家 ・MOKUReN glassさんにインタビューに伺いました!

「大人になったシンデレラへ贈る」ガラスのジュエリー作家 ・MOKUReN glassさんにインタビューに伺いました!

凛とした透明感がたまらない。

光に反射してキラキラと輝くその姿は言葉にならないほど神々しい。

繊細さの中にたまに顔を出す力強さ。

一度踏み込んだら抜け出せないほど虜になってしまうガラスの世界。

 

今回は、そんなガラスのアートとジュエリーを掛け合わせ新しい挑戦を続けられているMOKUReN glassさんの工房を訪ねました。

 

実は、私も以前からガラス素材に心惹かれていました。小皿や一輪挿し、置物、ランプシェードなど、お気に入りのガラス作品を集めては綺麗だなぁと眺めていたので、制作の様子を間近に拝見しながら、インタビューもさせていただける今回の機会を、とても楽しみにしておりました!

 

MOKUReN glassさんは、生田目(なまため)さんと田幡さんの男女おふたりで活動されています。作品ごとに分けて制作を担当されているので、おふたりそれぞれの個性も取り入れながら、煌びやかな美しい作品ができあがっていくのですね。

まずは、作品が生み出されていく制作風景を、おふたりの言葉とともに動画でお届けします。ぜひインタビューと合わせてご覧ください!

映像はいかがだったでしょうか?

ここからはおふたりに伺ったインタビューについて詳しくお届けします。

毎日のようにガラスに触れている作り手だからこそ分かるガラス素材の特徴や魅力、活動のきっかけなど、時にはホロっとする場面もあり、MOKUReN glassさんの想いが溢れた内容となっています!

ーガラスのジュエリーの制作を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

生田目さん:僕はもともと空間を芸術で表現するインスタレーションというアート活動をガラスを用いて行なっていました。その時、別でアート活動をしていた田幡と出会い、僕のガラスの技術を教えていく中でふたりでガラスの小物づくりをするようになり、気づいたら自然とガラスのジュエリー制作を始めていました。

 

今ではふたりで活動しているので、女性の目線から見て美しいと思えること、男性の目線から見て魅力的だと思えることのどちらの思いも大切にガラスのジュエリーを手がけています。

 

田幡さん:例えば、女性だと自分の感覚で「可愛い」と思ったアクセサリーを身に着けると思うのですが、ファッションやアクセサリーで自分を飾ることには、自分以外の誰かに「可愛い」とか「綺麗」と思われたいという気持ちも少なからずあると思うんです。ふたりで活動することで、試作品を自分で着けてみて異性から見てどう思うかという目線も作品に落とし込めるので、ひとりで制作するよりも視野が広がっているなと感じています。

▲田幡さん(左)と生田目さん(右)

ーMOKUReN glassさんが扱っているガラスについて教えてください

田幡さん:メインで扱っている耐熱ガラスという素材は、ものによりますがきちんと修理もできるんです。ガラスだから強度が心配とおっしゃる方や、アクティブな方だと稀に割れてしまうということもあるようなのですが、お直しはいつでも対応できますので安心してたくさん愛用していただきたいと思っています。

 

私たちの所にお直しで戻ってくるアクセサリーを修理しているとき、欠けてしまった、壊れてしまったけれどまた直してでも使いたいと思ってもらえているのかなと、すごく幸せな気持ちになるんです。

いまは簡単にものが手に入る時代ですが、中にはそれをずっと大切に使い続けたいという方がいて、ただ作品を販売するだけでなく、その後にもずっと続く、お客さまとの関係性を築いていくことはとても幸せだなと実感しています。

ーおふたりの思うガラスの魅力をお聞かせいただけますか

田幡さん:最近、すごく透明度の高いアクリルや樹脂など、ほとんどガラスと見分けのつかない素材の作品が多く見られるようになりました。だからこそ、ガラスならではの魅力について、これまで以上に考えるようになりました。ガラスのイメージはやはりすごく繊細で、でも力強さもあり、何より素材自体のもつ魅力があると思うんですよね。割れものだから大事に扱ったり、すごく品があったり、シンデレラに登場するガラスの靴のような特別感があったり。


 

昔からシンデレラのストーリーが好きで、ガラスの靴に憧れていた私は、女性を輝かせるものとしてガラス素材にもともと魅力を感じていました。作り手として活動してきたことで、また違った魅力に気付かされることもあります。以前友人がウェディングパーティで、私の作ったアクセサリーを身につけてくれたことがあって……

Merry -white-金属アレルギー対応

▲新婦さんを引き立てるようガラスの華やかさに、パールを合わせ品の良い感じをイメージして制作したピアス

田幡さん:ガラスの中でも特に透明度の高い耐熱ガラスを使用したため、純白のドレスの雰囲気にもぴったりと合い、ガラスに当たる光の反射もすごく綺麗。自分の作品が花嫁さんの脇役として輝いているのを見た時に、やっぱりガラスって素敵だなと、改めて魅力を感じました。

 

これまでずっと、ガラスにしかない魅力を見つけなければと必死になっていました。「他の素材との違いは何ですか?」と聞かれた時の正しい答えは何だろうと、私自身分からなくなっていたんです。そんな時に、修理の依頼をいただいてお客さまとの繋がりが見えたことや、友人の結婚式での出来事など、いろんな経験からやはりガラスでなければいけなかったんだと教えてもらっています。

ーおふたりはどのようなテイストを得意とされていますか?

生田目さん:僕は感覚で制作するため最初からデザインを決めていないんです。デッサンや設計図は作らず実際に手を動かしその時感じたままに、僕の中にあるインスピレーションを一番大切に制作しています。

【送料無料】ガラスイヤーカフ "シャボン玉"

▲生田目さんが手がけたイヤーカフ

イヤーカフの新しいデザインを考えていたときに生まれた作品なのですが、もともと試験的に制作していたイヤーカフ“バブル”が虹色だったらシャボン玉のようで美しいのでは?と思い制作しました。ワクワクするようなデザインなので、普段ピアスやイヤリングをされない方にもガラスのアクセサリーを楽しんでいただけたら嬉しいです。

生田目さん:デザインはクールでダイナミック。ガラスの透明感が美しく見えるよう素材の良さをそのまま伝えるよう意識しています。

田幡さん:私は常に使い手の気持ちになり作ることを大切にしていますが、自分が欲しいと思うものを作っていることが多いですね。これはこういう雰囲気のファッションに合うかなと意識しながら作ったり、もちろん壊れにくさには細心の注意を払い、万が一のためにも修理ができるような仕立てを心がけています。

ウタカタ -Utakata-

▲田幡さんが手がけたピアス

ガラスでジュエリーを作り始めた当初、「ありきたりではないMOKUReNglassならではのデザイン」は何だろうと、考えれば考えるほど思い付かずに何も手に付かない日もありました。そんな中ふと思い付いたパーツの組み合わせが自分でも感動するほど美しく、製作を諦めかけていた私に光を与えてくれました。その作品には、パートナーの生田目が"ウタカタ"という名前とストーリーを与えてくれました。特別な日にはいつも着けている、この小さな"ウタカタ"が私に自信を与えてくれたおかげで、今もガラスジュエリーを制作し続けることができています。

田幡さん:デザインに関しては生田目とは真逆で、ダイナミックさや迫力のあるデザインが苦手で、気がつくと小さくて細かい細工のある作品を作っているのですが、お互いの得意なことが違うので大胆さと繊細さの両方を楽しんでいただけるところも私たちの作品の魅力でもあるかなと思っています。

ーもともとアクセサリー作りに興味がおありだったのでしょうか

田幡さん:私は昔からアクセサリーが大好きだったので、小さい頃からアクセサリー作家になるのが夢でした。特に私の母がピアスが好きで母に連れられてよくジュエリーショップに行っていました。そこで母が幸せそうにピアスを選んでいる姿を見て、いつか母にアクセサリーをプレゼントしたいと気持ちが芽生えました。

今は亡くなってしまったのでその夢はもう叶えられないですが、以前、私のアクセサリーを「母の誕生日プレゼントにしたいんです」というお客さまがいらっしゃった時は、届けられなかった私の思いも込めてお作りさせていただのですが、疑似体験ができたようで本当に嬉しかったです。

▲お母さまへの思いを語られた田幡さんが涙を流されるシーンもあり、こちらまでホロっとしてしまいましたが、生田目さんとの息ぴったりな掛け合いでいつのも笑顔に戻られました!
ご自身が手がける作品に込められた大きな思いを感じました。

田幡さん:今でも本当にずっと、アクセサリーを作っているとこれ母にあげたかったなとか、これ絶対好きだよなといつも母のことを考えてしまうんです。アクセサリーははっきり言ってしまえば生きてく上では必要ないものだと思うのですが、誰かへの大切なプレゼントだったり、購入してくださった全ての方にストーリーがたくさん込められているはずなので、私はとても大事なものだと思っています。

 

今は私にも娘がいるので、自分が作ったものを身につけてもらえることがすごく幸せなんです。

▲田幡さんが制作されたジュエリーを身につけているのは娘さん。とてもキラキラと輝いて本当にお美しく、つい見惚れてしまいます!
▲こちらは母娘のツーショット。耳元にはガラスのジュエリーがきらりと光りますが、それよりも田幡さんの笑顔が本当に幸せそうで私まで嬉しくなってしまいます。

田幡さん:ガラスは劣化もしにくいので、母から子で代々受け継いで身につけたり、もしピアスを片方なくしてしまっても、残ったもう片方を溶かしてリングにして持っていることもできたり、永くずっと使い続けられるところもガラスにしかない魅力ですね。

ーこれまでとこれから、ものづくりを通してどのような思いを届けていきたいですか

生田目さん:MOKUReN glassは紫木蓮という花の名前が由来になっています。木蓮は春に株一杯の花を咲かせる美しい花で世界最古の花木と言われており、古くから咲き続ける木蓮のように、僕たちも、ガラスのアートとジュエリーを掛け合わせたパイオニア的な存在になりたいという思いで制作に打ち込んでいます。

▲手を休めて笑顔で顔を見合わせる生田目さん(左)と田幡さん(右)。
サングラスをしているのは、バーナーの炎にガラスを当てると眩しく光り細部が見えなくなってしまうため、サングラスで遮光をしているのです。

田幡さん:普段は作家活動の他に、講師としても活動をしています。私たちのジュエリーを気に入ってくださり「どんな風に作るのかを知りたい」「ガラスが溶ける様子を見てみたい」という方には、制作についてお教えもしています。

私たちのジュエリーを身につけてもらえるのももちろん嬉しいですけれど、作ることの楽しみをたくさんの方へ広めていける立場でもあると思うので、「私も作りたい!」と、作り手の仲間が増えてくれたらいいなと思っています。そうすることで、作家さんの表の面だけではなく、ものづくりって実はこんなに手間をかけて大切に作られていたんだという裏の面も体感していただき、より手作りのものに価値を感じてもらえるのではないかと考えています。

ガラスのアート×ジュエリーでここにしかない輝きを身にまとって。

シンデレラのストーリーになぞらえたという「大人になったシンデレラ達へ贈る魔法のジュエリー」というコンセプト。はじめてきいた時から、すーっと私の体に入ってはそのまま心地よく溶けていくように耳なじみがよく、素敵な響きだなぁと、その言葉がずっと心に残っていました。

おふたりの掛け合いから生まれる賑やかな空気感はとても居心地がよく、横に並んで制作する間はじっくり集中しておられるのですが、言葉を交わさずとも心で繋がっているようでした。

ダイナミックな力強さと、繊細さ、どちらの表情も見ることができるガラスのジュエリーは、おふたりが互いの感性をしっかりと尊敬し尊重しているからこそ。

 

たっぷりの透明感と色褪せることのないガラスのジュエリーは、まるで本当の魔法のように私たちのそばで美しく輝き続けます。

MOKUReN glassさんのギャラリーページはこちら!

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"身に着けて楽しむジュエリーから身に纏うジュエリーを" シャボン玉の"見た目"とシャボン玉をイメージした”香り"がする、"視覚と嗅覚"を刺激する新しくもノスタルジックな"香る"シャボン玉のガラスジュエリーのプロジェクトです。

これまでの作り手インタビューはこちらから!

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