＼特集制作の裏側、お見せします／　Creema特集通信 8月号

こんにちは、クリーマで特集やメールマガジン、SNSの発信等を担当しているMDチームです。

あっという間に9月ももう目前。まだ暑い日は続きそうですが、陽がおちたあとには、秋の空気を感じられる瞬間を少しずつ増えてきましたね。

今月も、この1か月で特に注目を集めた特集や、知っていたら特集通？！なスタッフいちおし特集、そして今年初企画となる『クリエイターの私が挑む、本気の「自由研究」』企画の裏側をご紹介します！　

過ぎ行く夏を振り返りながら、ぜひ人気特集・作品をチェックしてみてくださいね。

8月は、毎年恒例の「上半期の人気作品TOP150」や「夏の福袋」特集が、特に注目を集めました。シーズンを問わず使える作品も多いため、今からでも要チェックです。

今月も、特集・メールマガジンの制作を担当する根津から振り返ってもらいます！

Creemaで大人気の恒例企画、福袋特集です！
一般的に福袋というとお正月の新春福袋をイメージされる方も多いと思いますが、Creemaでは、季節毎に福袋作品を募集し、特集やメールマガジンで発信しています。福袋はどれもCreema限定作品なので、この期間にしか手に入らない作品やセットが目白押しです！　ロングセラー作品をセットにしていたり、今季のイチオシ新作をセットにしていたり、その組み合わせ方も色々。

この福袋特集の注目ポイントは「魅力的でお得なセットがたくさん見られる」という点だけではありません。私が感じる魅力として、「福袋をきっかけに、新しい挑戦ができる」ということがあると思っています。例えばピアスとイヤーカフがセットになった福袋であれば、この機会にイヤーカフとの重ね付けに初挑戦してみようかなというきっかけにもなりますし、色違いのバッグ2つセットの福袋であれば、なかなか実家に帰れず会えていないお母さんと、バッグをおそろいで持とうかな……と贈り物をするきっかけになったり。作品と一緒に新しい「経験」が手に入るというのも、セット売りの福袋ならではです。

作品を買う時には、「部屋のここに置く家具が欲しい」「恋人に贈る革小物が欲しい」……など、ある程度頭の中で使うときのイメージを抱いている方が多いと思いますが、セット形式の福袋の場合、作品自体の魅力に惹かれて買うというだけでなく、買い手によって色んな活用方法が生まれるのも楽しいポイントではないかと考えています。
福袋企画は、クリエイターのみなさまにとっても新たなファンを見つける大きなチャンス。ぜひ積極的に参加してみてくださいね。

そして秋には、「秋の福袋」特集も公開予定です！　季節も変わって装いや暮らしにちょっと変化が欲しいという方や、新しい作品と出会いたいという方、必見です！　私個人としても、クリエイターのみなさまのたくさんのご参加を心待ちにしております。

2021年、早くも半分が過ぎたということで、Creemaで上半期（2021年1～6月）に人気のあった作品を厳選してご紹介しました。

「今年の春はデザインブラウスがトレンドだったな……」「去年以上に、紫陽花人気がすごかった！」など、MDチームの我々も、この半年どういう作品が人気だったのか、そこにはどういう背景があったのかを改めて振り返ることができる特集でもあります。

こうやって上半期のことを振り返りながらも、私たちMDチームの頭は下半期のことでいっぱい……。もはや、次の冬や春のことを考え始めています。今年はどんなクリスマス企画をやろうか、来年のフォーマル需要はどうなるんだろうか……まだまだ暑いのに寒い時期のことを考えているので、「あれ、今の季節なんだっけ」「まだお盆明けなのか」と自分の中の季節と世間の季節のズレを感じることも（笑）頭の中では来年の春に行ったり去年の冬に行ったり、と思えば今年の夏に戻って来たりと、日々タイムマシン状態です……

「こんなクリスマス特集が見たい！」「こんな企画をやってみて欲しい！」などのご意見がありましたら、クリエイター・ユーザー問わず、記事の最後のアンケートより、ご意見お待ちしております！

毎回大人気の「色テーマ」特集。今回は、性別・年齢・季節問わず身に着けやすいブラックの作品を集めました！

色をテーマにした特集は、特集を開くと統一された色味が美しく、思わず作っている私も見入ってしまうのですが、ブラックはその中でもかなり色味のインパクトが強く、トップページに表示されるバナーも新鮮なほどにクールな印象に仕上がりました。

夏にブラック、というのはもしかすると「少し重たいのでは……？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一つコーデに取り入れるだけでむしろ全体がすっきりと引き締まる万能アイテムであるほか、素材や合わせるアイテムの色を選べば全く重たい印象にはなりません。季節を問わない色でもあるため、長く使えるのも嬉しい＆サスティナブルなポイントです。

最近では、オールブラックコーデ（全身をブラックのアイテムでまとめたコーディネートのこと）というのも一般的になっていますね。トップス・ボトムス・バッグ・アクセサリーと色んなアイテムをブラックで揃えるのはハードルが少し高いかもしれませんが、ワンピースと靴など限られたアイテム数で楽しんでみたり、服はブラック、小物は差し色、など、自分ならではのブラックコーデを楽しんでみるのもよさそうです。

……ちなみに、ブラックはベーシックカラーということもあり、さまざまなジャンルの方が作品を出品されていますが、同じブラックでも濃淡や質感（ツヤ、マット……）それぞれにきちんと個性があるので、なんとも奥深い色。そうした濃淡や質感の違いを上手く取り入れたり統一したりすることで、同じブラックコーデでも、たくさんの組み合わせを楽しめそうですね。

MDチームのメンバーが交代で「推し」の特集について紹介するコーナー。「こんな特集もあったんだ！」と、思わぬ作品との出逢いもあるかも……？！

今回は、MDチームで一番クリーマ歴が長く、読みものの執筆をメインに手掛ける庄司より、ご紹介させていただきます！

おうち時間が長く続いていますね。クリーマも在宅勤務体制が続き、家で仕事をすることには慣れたものの、そろそろ部屋の景色に飽きてきたなぁ、何かもの足りないなぁと感じることがあります。前々から気になっていたアートを飾る良い機会かも！と思い、原画やオブジェを探しているところです。

自宅は落ち着ける場所ではあるけれど、ずっといると息が詰まったように感じてしまう時もあるもの。ふと顔を上げた時にお気に入りのアートと目が合う。そんな瞬間が1日の中にいくつもあれば、心が豊かになる気がします。

リビングの壁に色鮮やかな原画を、デスクに愛らしいオブジェを、トイレやベッドサイドにも小さなアートを……お気に入りのアートに囲まれて、気分明るく過ごしませんか？

毎年セミの声を聞くと、子ども時代の夏休みを思い出します。虫取りに花火大会、プール、蒸し暑い縁側で過ごす時間、夏祭りで食べたかき氷……最初は楽しかった思い出ばかりが浮かんできますが、忘れられないのがそう、「自由研究」。

「自由」であるがゆえ、なにをしたらいいのかな？と考えているうちにあっという間に時間が経ち、気が付けば夏休み最終週！なんて、焦った想いをした方＆お子様といっしょに焦っている方も多いかもしれませんね。（私だけでしょうか……）

そんな"自由研究"に目を付け、「日々創作に向き合うクリエイターの方々が、本気を出したらすごい"自由研究"が生まれるんじゃないか……」という想いから生まれた今年の夏の新企画『クリエイターの私が挑む、本気の「自由研究」』。

Creemaから提示した課題を解決するアイデア・作品を募ったところ、クリエイティビティ溢れる"自由研究"作品が集まりました！

今回は、この企画の立案者である根津から、企画開催にいたった背景や裏話を赤裸々に語ってもらいました！

話を聞いているうちに、苦手だった自由研究に、「私も挑戦してみたい！」という気持ちが湧いてきました。ぜひ集まった作品とあわせて、お楽しみください！

根津：実は私自身、小さいころから何かを作ったり、ひたすら一つのことについて調べて研究したり……ということが大好きでした。小学生時代に課されていた自由研究も、周りはみんな嫌々取り組んでいた中、テーマを考える段階からいつも楽しみにしていたんです。

大人になった今も、毎年夏になると「ああ、世間は夏休みか……自由研究の季節だな……」と、ふんわり頭の中で懐かしく思い出してしまうほどです（笑）

クリーマでは夏休みの終盤に「Creema 自由研究 駆け込み寺」という企画を通して、クリエイターに子どもたちの自由研究の手助けをしてもらったり、自由研究におすすめのキットなどを出品していただくなどの取り組みをおこなっていました。

ゼロから課題をみつけ、制作に取り組む……という点で、“クリエイターと自由研究”というのは、もしかしてすごく繋がりが深いんじゃないかな？と、つねづね感じていました。

そこで、クリエイターにも企画そのものを楽しんでいただきつつ、その技術やアイデアをユーザーの皆様に披露し、実際の自由研究の参考にもできる企画ができないかな、と考える中でで思い浮かんだのが「クリエイターの本気の自由研究」という言葉でした。

発想力と高い技術を持ち合わせた大人のクリエイターが、本気を出して取り組むことで、小学生の自由研究とは全く違った魅力が生まれるのでは……そしてそれは、見ている人にとっても感動や驚きを与える作品になるのでは、と考え、企画が走り出しました。

根津：初めて行う企画だったため「全然応募が集まらなかったらどうしよう……」という不安はずっと拭えませんでした。企画内容的にも、クリエイターのみなさんに負担をかけてしまい、アイデア出しから制作まで、お時間をいただく内容となっているため、その点も不安でした。夢に出てきたくらいです（笑）

企画の性質上、応募開始直後はなかなか集まらなかったのですが、直前になってからたくさんの力作のエントリーがあり、ほっとした＆嬉しかったのを覚えています。

私が特に感激した作品を、ご紹介させていただきます！

根津：ジュエリー作家のkazaritoさんが手掛けたペアリング。これは最初見たときに、驚きすぎて思わず固まりました。ペアリングは、その存在自体にストーリーや思い出が込められるものですが、制作過程にもストーリーや背景があるのはとても素敵なことですよね。大切な、長く一緒にいたい人と身に着けるのにぴったりな、見た目からストーリーまでもが美しい作品だと思いました。

根津：クラフト作家atelierk2さんによるコラージュアート。作品そのものの可愛らしさは勿論なのですが、「セロハンテープの芯」というとても身近なものをベースに作り上げていらっしゃるのが魅力的でした。使わなくなった芯はぞんざいに扱われがちなものですが、「手づくりでは出せない整った形状で、ある程度の強度もあり、とても完成度の高い材料パーツだと思う」というクリエイターならではの視点にも感動しました。

根津：アクセサリー作家日なたの窓さんによるお野菜のマグネット。いい意味でとても自由研究らしい着眼点で、子どもでもフードロス問題について考えるきっかけをもたらす作品だと思いました。冷蔵庫の在庫チェックにも使えたり、食育にも活用出来たりと、アイデア次第で使い方の幅が広がるところも魅力的ですね。

根津：この企画を立案した段階では、シンプルに、小学生ではできない技術や思いつかないようなアイデアで作品を生み出して欲しい！という願いが大きかったのですが、エントリーいただいた作品を見ていると、想像以上のモチベーションや発想力に驚きました。今回の自由研究企画に取り組んでくださったきっかけも、ご自身の体験やストーリーに根付いていて、想いの濃さを感じました。

小学生時代の自由研究のように、ただ"研究"を終え、作品を作って終わりなのではなく、それをちゃんと使い手に届けたいというクリエイターらしい想いにも圧倒されるばかりでした。

私たちは普段「作品」を見て購入していることが多いと思いますが、その裏にある強い想いと一緒に作品を感じることができてとても良かったと思います。

「この企画がなければこの作品は生まれなかった」という声もいただくことが出来、アイデアを世の中に届ける手助けができたかな……と、僭越ながら嬉しく思いました。

一方で、今後にも繋がる課題だと思ったのが、やはり「SDGs＝アップサイクル」という、ものづくりと一番結びつきの強い課題に応募が少し偏ってしまったことです。使い古されたもの・捨てられる運命のものを蘇らせるという意味では、SDGs課題はとても重要なものではありつつ、特に防災課題にはまだまだものづくりの可能性が秘められていると思います。

防災に限らず、多くの人にとって身近な問題、例えば介護やペット、リアルタイムな課題ではコロナ禍など、さまざまな社会問題に、クリエイターの力を活かしてアプローチできるような作品をもっと生み出していただけたら嬉しく思います。

クリエイターの皆様とユーザー様、両方に楽しんでもらえる企画をMDチームとしても提案できるよう、これからも鋭意新企画にチャレンジしていくので、ぜひご参加＆チェックしてみてくださいね！

気温は高い日が続きますが、夏が過ぎ去ろうとしていますね。

おうちで過ごす時間には慣れつつも、「たまには気分を変えたいな……」そんな気持ちになる瞬間も増えている今日この頃。なんとなく気分を変えたいのは、少しずつ季節の変化を感じているからでしょうか。

さて、Creemaでも秋を感じる新作がぞくぞくと登場しています。季節を身近に感じることが少ないこのご時世だからこそ、色や柄、素材、モチーフ……ちょっとしたところから秋を取り入れると、日常が新鮮にみえるかもしれません。

9月に入れば秋もよりいっそう深まっていくはず。Creemaでも秋らしい企画をたくさんご用意しておりますのでお楽しみに。また来月の特集通信で会いましょう！