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寒さに耐えて咲く、冬の女王。クリスマスローズの花言葉
季節の花を、その花言葉と共に紹介する連載。今日は「クリスマスローズ」の花言葉を紹介します。
クリスマスローズは、ローズとついていますがバラとは全く違う種類の花。冬の寒い時期に咲く、バラに似た花であることから名付けられました。キンポウゲ科ヘレボルス属に属し、同じキンポウゲ科にはクレマチスやラナンキュラスなどがあります。
クリスマスローズは「冬の女王」とも呼ばれています。寒さに耐えながら咲く力強い姿と、赤、ピンク、黄色、緑など色の華やかさは、花の少ない季節にも見る人を勇気づけてくれるよう。また、種から育てても親とは違う色形の花が咲くことが多く、それが育てるたびに様々な表情を見せてくれると人気の理由になっています。
クリスマスローズの花言葉
クリスマスローズの花言葉は、「いたわり」「追憶」「慰め」「私の不安を和らげて」「中傷」などです。
少女の涙から生まれた、クリスマスローズの伝説
クリスマスローズには、キリスト誕生にまつわるこんな伝説が残っています。
イエス・キリストが生誕した日、お祝いに訪れた羊飼たちのなかに、マデロンという少女がいました。マデロンは赤ん坊のイエスとその母マリアに何かプレゼントしたいと思いましたが、貧しいマデロンは贈り物を用意できません。そのことを悲しんだマデロンは泣き出してしまいますが、流した涙が地面に落るとそこから真っ白な美しい花が咲いたので、マデロンはこの花を手折りマリアとイエスに捧げました。
イエス・キリストの誕生に深く関わる花であるクリスマスローズは、12月25日の誕生花になっています。この日が誕生日の人へのプレゼントに、クリスマスローズを選んでみるのも素敵ですね。
ちょっぴり怖い、クリスマスローズの毒のお話
日本でクリスマスローズといえばヘレボルス属の植物を広く総称していますが、海外ではその中でもクリスマスごろの寒い季節に咲く「ヘレボルス・ニゲル」という種類だけをクリスマスローズと呼んでいます。
このヘレボルス・ニゲル、名前の意味が恐ろしいのです。「ヘレボルス」は「死の食べ物」、「ニゲル」は「黒」という意味。この植物の黒い根っこには毒が含まれており、古くはその毒を矢尻に塗ったり、飲用水に溶かして敵国の兵力を削ぐのに用いたりされたそうです。そんな逸話から「中傷」というネガティブな花言葉がついたのかもしれません。
一方でそんな強力な毒は、薄めて薬として利用されることもありました。またヨーロッパでは魔除けの力があると信じられ、いまでも玄関周りにクリスマスローズを植えるお家もあるようです。
なお、現在流通しているクリスマスローズにも毒が含まれており、切り口から滲む液に触れると皮膚が炎症を起こすことがあります。そのため生花を扱う時は、手袋をすることが推奨されています。
学が落ちない?受験を後押ししてくれる花
クリスマスローズの花に見える部分は、実は花びらではなくガク。そのガクが散って落ちることがないので「ガク(学)が落ちない」と、またガクが5枚あることから「合格」とかけて、受験を応援してくれる花とされています。日本語ならではの独特な験担ぎですが、デスクにクリスマスローズを飾って息抜きに眺めれば、その可憐な姿に癒されそうですね。
クリスマスローズモチーフの作品10選
生花には毒があり、取り扱いにもちょっと注意が必要なクリスマスローズですが、作品ならその可憐な花の姿を誰でも安心して楽しめそうですね。アクセサリーやインテリア、ファッション小物まで、クリスマスローズモチーフの作品をご紹介します。
可憐なクリスマスローズの花を再現した、オトギノウタさんのピアス。白い花とゴールドの葉っぱが重厚感ある雰囲気です。耳たぶからぶら下がるように咲く姿は、大人っぽい愛らしさを添えてくれます。
スカーフとしても使える、Asahiさんの大判ハンカチ。鮮やかなブルーに、可憐に咲くクリスマスローズが愛らしい一枚です。ハンカチとしてはもちろん、バッグにつけたりヘアアレンジに使ったりと幅広い楽しみ方ができそうです。
花のささやきさんのランプは、花の美しさを身近に楽しめるインテリア。和紙にプリントされたクリスマスローズが、LEDの光を通すと柔らかく浮かび上がります。ランプをつけていないときも、色鮮やかな写真を楽しめます。
クリスマスローズやかすみ草をきゅっと集めた、weddingflorenceさんのタイニーブーケ。アーティフィシャルフラワーをフェイクウォーターに生け込んだアレンジなので、一年中きれいなまま飾れます。ペットやお子さまがいるお家でも安心して飾れますね。
クリスマスローズのそのままの形で仕上げた、miam jewelryさんのネックレス。ピンクのクリスマスローズに淡水パールが上品に輝きます。少し大ぶりなのでニットにも映え、冬によく似合うネックレスです。
独自で調合した釉薬や顔料を使って描く、陶芸工房ラ・プエルタさんのマグカップ。紫色のクリスマスローズが上品な雰囲気です。コーヒーや紅茶はもちろん、寒い時期にはホットワインを入れて楽しむのも素敵です。
クリスマスローズのハーバリウムをイメージして描いた、Aki Koikeさんのカードケース。可愛らしいピンクに白いクリスマスローズの花が華やかに咲き乱れます。同じ柄のスマートフォンケースやタブレットケースもありすべてお名前を入れられるので、プレゼントにも喜ばれそうです。
ERBAさんのクリスマススワッグ。白いクリスマスローズに赤い木の実、グリーンがクリスマスらしい色合いです。すべてアーティフィシャルフラワーなのでお手入れも簡単で、玄関のドアなど屋外にも飾れます。
雪の中に咲くクリスマスローズを表現した、Glass Jewelry しろがね屋さんのとんぼ玉。白い地模様にブルーグレーのクリスマスローズが冬らしくシックな雰囲気です。
一枚一枚花びらの形に切り出した生地を染め、コテを当てて花の形に作り上げるao.さんの布花のブローチ。花のグラデーションが美しく、ちょこっとのぞく小さな蕾も可愛らしいブローチです。
クリスマスローズを贈る時は、思いやりの気持ちを添えて
俯きがちに咲く可憐な花と、武器になるほどの毒を持つクリスマスローズ。花言葉にもその二面性があらわれているようでした。身に付ける時やプレゼントとして選ぶ時には、魔除けとして重宝された歴史や、「いたわり」という優しい花言葉を添えてみてはいかがでしょうか。心強いお守りになってくれそうです。