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おせち料理に一つひとつに込められた意味は? 由来を知って縁起良く新年を迎えよう

お正月に食べるものといえば、おせち料理。家庭ごとに受け継いできた手作りのおせち料理はもちろん、最近では有名割烹店のおせちやデパートのおせち、コンビニのおせちまで、気軽に美味しい日本の正月文化を味わえるようになってきました。
お正月になると毎年目にする馴染み深いものですが、おせち料理一品一品にはすべて意味や由来があるのをご存知でしたか?
当たり前すぎて意外と知らない、おせちにまつわる歴史や、おかずに込められた意味を、Creemaの作品と共にご紹介します。
目次
● 「おせち」の意味と、お正月におせちを食べる理由
● なぜ重箱に入っているの?
● 2000年以上前から? おせちの起源
● すべて縁起が良い◎ おせち料理の具材の意味
− 黒豆
− 数の子
− ごまめ・田作り
− れんこん
− 伊達巻
− 栗きんとん
− 紅白なます
− 海老
− 昆布巻き
− 紅白かまぼこ
● おせちは、作品モチーフにも! かわいいおせち作品
「おせち」の意味と、お正月におせちを食べる理由
そもそもお正月は、新年を司る「年神様(としがみさま)」と呼ばれる神様を家庭に迎える特別な日のこと。年神様は、元旦に各家々を訪れ、一年の幸せや健康、豊作をもたらすといわれているそう。
お正月におせちを食べる理由は、年神様が訪れるお正月に、物音を立てたり騒がしくしたりしないよう、台所で煮炊きをするのを慎むため、といわれています。
そのためおせちには、保存がきき、火を使わずともお正月に美味しくいただけておめでたい意味のある料理が揃っています。
なぜ重箱に入っているの?
重箱に詰めることは「幸せを重ねる」「おめでたさを重ねる」といった意味があり、その一年良いことが重なるようにという願いが込められています。
いちばん上から「一の重」「二の重」「三の重」... と呼び、それぞれ入る料理が決められています。
「一の重」には、おせちには欠かせない「祝い肴」を。関東では「数の子」「黒豆」「田作り」、関西では「数の子」「黒豆」「たたきごぼう」の3種類を入れる一般的です。これらの「祝い肴」はおせちをお重で食べなくてもこの三品は必ず、といわれるほど、おせちのなかでも大切にされている料理です。そのほか、甘めの口取りやお酒の肴になるような料理が入ります。
「二の重」には、縁起を担いで海の幸と焼き物を入れ、さらに酢の物や和え物が入ります。例えば、「海老」や「鯛」、「紅白なます」など。見た目にも豪華なのがこの「二の重」です。
「三の重」には、山の幸を使った煮物を。「蓮根」や「山芋」、「くわい」などお正月の定番が入ります。
ちなみに、もし「四の重」がある場合は、新春を祝う上生菓子などの和菓子が入ることが多いようです。
2000年以上前から? おせちの起源と由来
おせちの起源は、なんと弥生時代まで遡ります。
中国から稲作が伝来し、狩猟中心の生活から農作中心の生活へとシフトしていくようになると、人々は神様に豊作を願うようになります。そこから、無事収穫ができた暁には神様へ感謝の気持ちを込めてお供えをするという風習が始まりました。諸説ありますが、その風習が、おせちの起源だといわれています。
現代ではお正月に食べるおせちですが、はじめは暦(こよみ)上の五節句(季節の変わり目)に祝いごとをする「節(せち)」の日に食べる料理を指していたんです。
奈良時代から平安時代にかけて、中国から季節の変わり目に祝事を行う「節日」が伝わり、五節句には邪気を祓って不老長寿を願う儀式で「御節供(おせちく)」と呼ばれる料理が振舞われていたのだそう。
その五節句のなかでもいちばん最初であり最も重要でおめでたいとされたのがお正月のタイミングでした。それに伴い、次第に「お正月に食べる料理=おせち」として定着していき、お正月のものだけが残ったのだそうです。
すべて縁起が良い◎ おせち料理の具材の意味
そして、重箱にぎっしり詰められた具材たち。黒豆、伊達巻、いくらなど…… 華やかな具材たちにも一つひとつ縁起の良い意味が込められているんです。
ここでは定番具材10種類を厳選し、その意味をご紹介します。この具材はどんな意味が込められているんだろう、と考えながら味わってみてはいかがでしょうか。
黒豆

「マメ」に働けるように。健康で過ごせるように。
何事にも精を出すことや、体が丈夫であるという意味をもつ言葉「まめ」から、そのような意味が込められています。
数の子

親であるニシンの卵がたくさん付いていることから、子孫繁栄を願う食材といわれています。
ごまめ・田作り

イワシを刻んで、田んぼの肥料として使ったところ大変豊作になったことから、五穀豊穣の象徴とされています。
れんこん

穴が空いていることから、「将来の見通しが良い1年に」という願いが込められています。
伊達巻

巻物の形をしていることから、書物を連想させ「知識が増え、学問が成就しますように」という願いが込められています。
栗きんとん

漢字では「金団」と書かれ、財宝や小判を連想させることから金運上昇の願いが込められています。
紅白なます

大根の白と人参の赤で、お祝いの水引をイメージさせる縁起が良い料理です。また大根と人参は大地に根を張る野菜なので、家族の土台をしっかりと築くという意味も込められています。
海老

海老の腰が曲がってみえることから、腰が曲がるまで長生きできるようと長寿の願いが込められています。
昆布巻き

「養老昆布(よろこぶ)」とも書けることから不老長寿の願いも込められています。
紅白かまぼこ

魔除け(=赤)、清浄(=白)という意味が込められている縁起の良い2色が使用されています。また、半円型は「日の出」をイメージさせるため、新年に欠かせないおめでたい具材のひとつです。
おせちは、作品モチーフにも! 可愛い重箱・おせち作品
おせちの歴史や縁起の良い意味をご紹介してきましたが、最後にCreemaでみつかる重箱や、おせちモチーフの作品もご紹介します。色とりどりなおせちの可愛らしさを、モチーフ作品としても味わってみては?
焼きものが有名な愛知県の瀬戸で、伝統的工芸品の「瀬戸染付焼」のモダンな作品を手掛ける眞 窯さん。白と青のコントラストや、カジュアルな柄が可愛い陶製の三段重です。ちょっとしたお菓子を入れても良し、洋風なお料理を盛るのにもぴったり。毎日眺めたいから、日常使いしたくなりますね。
Beach Field Stampさんのおせちスタンプ。具材たちがぎっしりと詰まったおせちが、細部まで細かく彫られています。ぽんっ! とハガキに捺したら、色鉛筆やペンで好きなように色をつけて、アレンジを加えて……。年賀状づくりがもっと楽しくなりそう。
お皿に乗っかっているのは、おせちの具材たち。ナチュラルで優しいタッチのイラストがおしゃれな、nammyさんのおせちな年賀状です。干支に関係なく送ることができるので、買いすぎて余らせてしまった……なんてことも防げますね。
小さなお雑煮に紅白かまぼこ、伊達巻など…… 指先に乗るミニチュアのおせち料理たちがボールペンに! CreemaやSNSでも大人気のお寿司ボールペンを手がけるStudio Humming Birdさんの作品です。
お正月が終わり、仕事や家事を始めるときにも、このボールペンがあれば「よし、やるぞ!」とスイッチが入りそう。新年から、幸先良いスタートが切れそうですね。
日本のお正月に欠かせないおせち料理がブローチに! 豆皿に盛り付けたおせちを黒い漆盆に載せたイメージで描かれています。海老に黒豆、数の子、紅白なますなど...... 12種類のお料理が丁寧に描かれており、ツヤツヤの質感が上品な作品です。
おせちをイメージしてつくられた、こんなフラワーアレンジメントも。アーティフィシャルフラワーをお重箱にアレンジされており、お世話になった方への冬ギフトやお年賀にもおすすめ。
新年のお部屋を明るく、おめでたい雰囲気いっぱいにしてくれそうです。
おせちの意味を知って、もっと特別なお正月に。

神様のお供え物として、弥生時代からルーツを持つおせち料理。カラフルな具材たちや重箱には、縁起の良い意味が込められていました。
おせちに込められた意味を知れば、お正月の食卓ももっと特別に感じられそうです。
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