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職人のものづくりでネコたちを救う!aonecoプロジェクトとは?|革職人・wajiさん

はやいもので、あと少しで2月も終わりを迎えます。今年ももう3月かぁ~と驚くその前に、とあるビッグな記念日が控えているのはご存知でしょうか?
2022年2月22日。そう、2が並ぶ「ネコの日」です! 今年は年号にも2が並び、今世紀最大の「スーパーネコの日」ということで、ネコモチーフのスイーツやグッズの新作販売やムック本の出版など、界隈は大変な盛り上がりを見せています……! ちなみに、2が6回重なるのは鎌倉時代以来800年ぶりだそうですよ。
例年SNSやテレビなどでネコにちなんだほっこりニュースや、飼い主渾身のネコ写真が並ぶ、動物好きにはたまらにゃい1日となっています。
今日は「ネコの日」にちなんで、Creemaで活躍される革小物作家wajiさんが始められた、ものづくりの力でネコを救うプロジェクト「aonecoプロジェクト」と、プロジェクトと職人たちのネコ愛のもと生まれたネコプロダクトについてご紹介します!
~wajiとは?~
デザイン、型作成、材料調達、開発、製造に至るまでそれぞれに精通するスペシャリストが担う、プロのものづくり集団。美容師向けのシザーケースや、ステンドグラス調のリアルガラスと本革を融合させた本革小物シリーズなど、職人ならではの技で、革小物を中心に手掛けています。
メイドインジャパンのものづくりにこだわり、「和(wa)の地(ji)から、我々のものづくりを日本中・世界中に届け 我(wa)の路(ji)を築く」といった想いから名づけられました。
――最初にwajiさんのものづくりの始まりについて教えてください。
waji 坂巻さん(以下、坂巻さん):もともとは、美容師さんやトリマーさん向けのレザー製シザーケースやエプロンを手掛けたのがはじまりです。「使う人も職人、作る人も職人」というポイントにこだわり、かつてかばん業界でものづくりをしていた職人たちの技によって、よりクオリティにこだわったものを適正価格で届けられるのではないか、という想いからスタートしました。
それから2年ほどして、バッグや小物入れ、Creemaで販売しているステンドグラスデザインのスマホケース等の製作をはじめました。
新色グリーン【glart】ステンドグラス風アンティークドアデザインのパスケース定期入れ
――ものづくりの力でネコを救うプロジェクト「aonecoプロジェクト」はどういったきっかけで始まったのでしょう?
坂巻さん:実は、wajiの代表が保護猫を飼っておりまして……最初は警戒心も強く、なかなか心を開いてくれなかったようですが、徐々に信頼関係を築いていくうちに、ゴロンと仰向けの姿を見せてくれるようになりました。安心しきっている無防備な姿をみて、世の中のネコたちすべてが、こんな風に安心して暮らせるようになればいいのに、という想いが膨らみました。
仰向けのネコの姿から着想を得て、"全てのネコが隙だらけに眠れますように"というコンセプトのもと「aoneco」というプロジェクトが生まれました。このロゴも、実際に代表のネコが仰向けになっている姿をもとにデザインされたものなんですよ。

――保護猫支援のチャリティーはさまざまありますが、aonecoプロジェクトが特に意識したポイントを教えてください。
坂巻さん:支援をしてくださった購入者の方が、寄付を実感できる透明性のあるシステムにすることを意識しました。
チャリティーによっては寄付の金額が不透明なこともありますが、aonecoでは寄付率を10%と高めに設定しております。商品を購入すると、その金額の約10%分の寄付クーポンがついてきます。aonecoのホームページから、現在支援を行っている4つの保護猫団体を見ていただき、支援先を選んでクーポンコードを入力することで、ご自身が選んだ団体さんへ寄付をすることができます。
例えば、ロングウォレットの寄付クーポンは1,400円分。これはなんと、ネコの1ヶ月分の食費相当になるんです。自分で支援先を選べることに加え、寄付金の用途や活動については支援先のSNSでも知ることができ、より寄付を実感しやすい仕組みとなっております。

【aoneco】キー&カードケース マホガニーブラウン 保護ネコ支援クーポン600円分付き 本革
――aonecoの商品には、職人たちのプロジェクトならではのこだわりがあると伺いました。
坂巻さん:はい、単なるチャリティー商品としてではなく、作り手がプライドとネコ愛を持って、素材、色、デザイン、パターン、金具など全てにおいてこだわり抜いたものづくりを行っています。
まずデザインについては、老若男女を問わず長くお使いいただけるよう、主張しすぎない「さりげないネコデザイン」に仕上げています。
【aoneco】ノーカラー七分袖シャツ ネコデザインブラウス 保護ネコ支援クーポン900円分付き

坂巻さん:プロの職人お墨付きの上質な作りはもちろん、材料にもこだわりがあります。
実は、10%の寄付率を保ちながら、プロジェクトを長く継続していくための利益を保つことはなかなか難易度が高く……国内産の上質な革にこだわっているのですが、材料屋さんにもご協力いただき、まるでネコの毛並みのようにイレギュラーな凹凸のある革を比較的仕入れやすい価格でご提供いただいています。そのまま使用するとシワなどが目立つ部分もありますが、型押しや職人の持つ技術によって、ユニークなデザインへと活かしています。


――実際に手にしたお客様からは、どんな声が寄せられていますか?
坂巻さん:素材や作りの良さに触れていただくことと、あとはやはりデザイン面で「シンプルさが良い」「使いやすい」といった声をいただくことが多いです。
最初は財布、パスケースなど小物がメインラインナップでしたが、シャツやペンホルダーなど、新作も続々デザインしており、より多くのお客さまに届け、ネコたちの支援にも繋がればと思います。
また、CreemaのクラウドファンディングCreema SPRINGSでは新たな取り組みとして、ひとふでがき作家 minaco sakamoto(みなこ さかもと)さんとコラボレーションしたプロジェクトを始動しました! こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
第2弾 限定ネコグッズで保護ネコ支援
- ご購入が保護ネコの食費や治療費に繋がるプロジェクト -
第1弾のプロジェクトは、おかげさまで2,024,820円のご支援をいただき、提携先の保護ネコ施設へ寄付させていただきました。 ネコたちの日々のごはん代や治療費などの他、古くなったキャットタワーの買い替えなどに充てられています。
今回のクラウドファンディングはコラボ企画です。立ち上げからイラスト提供をはじめ、一緒に取り組んできた"ひとふでがき"イラストレーターminaco sakamotoさんとのコラボです。
コンセプトをはじめ、aonecoの取り組みに共感・賛同するminacoさんは、ご自身も歴代3匹のネコたちと暮らした生粋の"ネコしもべ"。
日々様々な理由で路頭に迷い、時には衰弱したネコ達を保護する施設の方々の取り組みを目の当たりにし、継続的な支援が必要なことを改めて実感し、この度コラボという形でより支援に協力いただくこととなりました。
minacoさんのネコ愛・可愛らしいイラストとのコラボレーションで生み出された、こだわりのリターン品にもご注目ください!
ネコだらけ トートバッグ

縦型のトートバッグは、ショルダー紐を寄せることで2wayにも使用可能。aonecoらしい、ネコ愛とシックなデザインの両立が魅力です。トート以外にも、ポーチや靴下等さまざまなリターンをご用意していますので、ぜひプロジェクトページを覗いてみてください。
手にした人も嬉しい、ネコたちも嬉しい!職人ならではの「三方良し」なプロジェクト
aonecoプロジェクトについて、wajiの坂巻さんにお話を伺いました。
「いいこと(寄付)をした」という体験だけにとどまらず、手にした人が心から満足できるプロダクトを用意できたのは、職人集団のwajiさんだからこそ。手にした人たちが笑顔になり、ネコたちの支援にもつながり、きちんとその循環を続けていけるような仕組みになっている三方良しのプロジェクトです。
素材からデザインまでこだわりぬき、さらに作り手の想いも込められたラインナップ。きっと、何よりも心に残るあたたかいお買い物として、日々の暮らしを彩ってくれそうです。
wajiさんの想いが届き、仰向けで眠るネコの幸せな姿を、もっともっとたくさん見られますように。
