BLOG

"降り注ぐ美"に酔いしれる。藤の花言葉とおすすめ作品10選

"降り注ぐ美"に酔いしれる。藤の花言葉とおすすめ作品10選

春から初夏にかけて、滝が流れ落ちるように垂れ咲く紫の花を楽しめる、藤。

特に藤のつるを背高く組まれた竹や木に絡ませて作られた藤棚は、この時期各地で注目を集め、観光スポットになっています。

藤の特徴ともいえる長くしだれた花房は長いものだと1m以上にもなり、いくつもの花房が連なって咲き誇る迫力はまさに圧巻ーー。

チューリップやネモフィラなど春に楽しめる花はたくさんありますが、それらの花とは一味違った角度から観賞する楽しさもあり、公園や近所のお庭に咲いている姿を見るとつい立ち止まって眺めてしまいます。

【目次】

1.女性らしさの象徴。藤の花言葉

ー紫の花

ー白の花

2.「藤色」は平安時代から愛される高貴な色だった

3.枕草子にも登場!ロマンチックな一節も

4.実は、鉢植えなら家でも育てられる?

5.アクセサリーもインテリアも。おすすめ作品10選

女性らしさの象徴。藤の花言葉

藤の花全体の花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」「忠実な」。

女性を象徴する藤は、花言葉にも女性的な意味が多くあります。また、一般的によく見かける紫色の藤と、少し珍しい白色の藤は、それぞれ異なる花言葉を持っています。

紫の藤の花言葉

紫の藤の花言葉

紫色の藤の花言葉は「君の愛に酔う」。

藤の花の香りに由来して名付けられています。

白の藤の花言葉

白の藤の花言葉

白色の藤の花言葉は「可憐」「懐かしい思い出」。

優美な紫の藤に比べて、白い藤は純粋無垢な少女のよう。「懐かしい思い出」はその純真無垢な幼い頃の姿を重ね合わせているようにも感じられます。

「藤色」は平安時代から愛される高貴な色だった

その淡い青みのある上品な紫色は、そのまま花の名をとって「藤色」と呼ばれています。

古くからなじみ深い日本の伝統色としても浸透しており、平安時代から人々に愛されてきました。高貴な色として認識されていた藤色ですが、色以外にも花全体から放たれるたおやかで優美な雰囲気や、印象的な香りも魅力です。

 

実際に、藤の花房が揺れる姿が女性の着物の袖が揺れている姿によく似ていることから、藤は女性らしさの象徴とされていたようです。

まるで、すれ違ったら思わず振り返ってしまう、上品な大人の女性のような印象もありませんか? 藤のようなしなやかさを持った女性に、つい憧れてしまいます……!

枕草子にも登場!ロマンチックな一節も

ちなみに、日本画や古典文学では、女性らしさの象徴としての藤と対比するように描かれるのが、厳格で力強い印象の松。かの有名な『枕草子』の中でも、こんな一節があります。

色あひ深く 花房長く咲きたる藤の花 松にかかりたる

清少納言『枕草子』

藤の長い花房が松に寄りかかる情景から、恋人同士がそっと寄り添い合う様子が目に浮かびます。なんてロマンチック……。

実は、鉢植えなら家でも育てられる?

また、立派な藤棚で育っている姿をよく見かけるからか、なんとなく気軽に育てるのは難しい印象がある藤。ですが実は、鉢植えで育てることも可能です。日当たりや害虫などに注意すれば、比較的簡単に育てることができますよ。家で育てれば、立派な藤棚で眺めるのとはまた違う藤の魅力を発見できるかもしれませんね。

アクセサリーもインテリアも。おすすめ作品10選

☆K10/K18ブリオレットカットアメジストのシャンデリアピアス ~藤

透き通るアメジストが連なる様子は圧巻。降り注ぐ藤の花を連想させる、Lipattiさんの藤のシャンデリアピアスです。

半日ほどの時間をかけてじっくりと素材の石を選び取り、全体のバランスを見ながら調整、実物の藤の花を見ながら立体感を表現……と丁寧に時間をかけて一つひとつ作られています。その丁寧な工程によって、無駄がなく、美しいバランスが保たれているのですね。

パーティーシーンに映える華やかさがありながらも、おしとやかな藤色なので上品にまとまります。耳に髪をかけたり、まとめ髪にして耳を出せば、揺れ動く様子に心がときめいてしまいそう。

たおやかな花姿 -藤リング-

くるりと藤がシルバーリングに巻きついたような、Angelic Jewelryさんの藤のリング。着物の帯のようにデザインされた藤の花には、どこかモダンな印象も感じられます。

カラーは、英語で藤色の意味を指す「ウィステリア」といぶし仕上げの2種類から選ぶことができ、ウィステリアはリングの内側にも藤色が施されているデザイン。リングを着け外しするときにも藤色がちらりと覗き、その鮮やかな色に気分も上がりそうですね。藤を柄として楽しめて、藤色も楽しめる。シンプルながら華やかなリングです。

iroha  藤紫 真鍮シンプルケース

洗練された細身のデザインに、淡く上品な藤色がマッチ。シーブレーンさんの腕時計です。文字盤には、日本画で使用される「岩絵具」が塗られており、細かな粒子の風合いがとても繊細です。

毎日着ける腕時計は自然と目に入ることも多いアイテム。時間を確認する一瞬にもしゃんと背筋が伸びて、藤の花のような品のある女性になれそうですね。

彩貴・麝香藤(藍桃)

細やかに彫刻された藤の花が美しい、ガラス彫刻作家・ART空(アートクー)さんのグラス。たわわな藤が風にのって揺れ、花びらが散る一瞬を捉えた、ドラマチックなデザインです。

ピンク、パープル、ブルーと様々な色で構成されたこのデザインは、まず淡いピンク色のグラスの内側に、インディゴブルーのガラスを"内被せ"し、そのインディゴブルーのガラスを削って彫刻が施されています。そうすることで、外側の淡いピンク色のグラスが姿を現しピンクとブルー2色の配色が楽しめる、奥行きのある世界観が楽しめる作品となっています。

「送料無料」藤の花のスワッグリース

壁に掛けられるインテリアなら、お部屋で藤の花が観賞できますね。季節に合わせて様々な花のリースやスワッグを手がける、GrandGrueさんの藤のスワッグです。

ユーカリも一緒に束ねられているので、お部屋にも馴染みやすいナチュラルさです。生花のような繊細さですが、本物そっくりな造花・アーティフィシャルフラワーなので枯れることなく長く飾れます。丈夫なので玄関に飾ることもできますよ。藤のいい香りが漂ってきそうですね。

送料無料《ふじの花》大きいサイズ/スッと壁に溶け込むウォールステッカー ※水濡れOK・テカリ無し

壁に穴を空けたくない! という人でも気軽に印象を変えることができるアイテムが、ウォールステッカー。BlancBlancheさんの藤のウォールステッカーは、水彩で描かれたピンクや紫など淡い色合いの藤がプリントされているので、真っ白で寂しい壁も一気に華やぎます。

お部屋に藤棚が出現したかのようで、眺めているだけでも夢見心地。珈琲片手にほっと一息つきながら、お部屋で藤を眺める……というちょっぴり贅沢な気分が味わえます。

 

木製パネル 「 いぬと藤の花 」A5 サイズ変更可

画面の奥まで果てしなく続いていくような豪華絢爛な藤の花の下、一匹の白い犬が寝そべる様子はなんだか幸せそう。武蔵野美術大学日本画学科卒業の画家・イラストレーターのさらさまゆこさんが描く世界に引き込まれるパネルです。

アクリル絵の具や色鉛筆で描かれており、藤の花部分は一房ずつ切って貼り付けられているので、よく見るとぼこぼことした凹凸が感じられます。パネルの裏側には紐が装着されているので、このまま壁にかけて飾ることができますよ。

福だるま(藤)

キリッとした表情でこちらを見つめるisshuさんの福だるま。型に彫刻を施し、その上から生地を挟んで着付ける伝統工芸「木目込み」で作られており、藤色の縮緬(ちりめん)生地からは、高貴な印象が感じられますね。手乗りサイズなので、玄関やテレビ台、窓際などちょっとしたスペースにちょこんと飾りやすいですよ。

藤 スタンプセット

Beach Field Stampさんの藤のスタンプセットで季節のお手紙を書くのも素敵ですね。

ちょっとしたプレゼントに一筆添えたい。そんなときに限って、「家に華やかな便箋がない」というシチュエーションはありがちです。そんな時は、シンプルな便箋やカードの上部に藤のスタンプをぽんっと捺すと一気に華やぎ、より相手への想いも強まりそう。

藤を綺麗に横一列に並べて捺したり、あえてリズミカルに高さを変えてみたりと自分流にこだわって捺すのも楽しそう。

あずまトート~京の藤~ ポリエステル100% 持ち手が長くてエコバッグにも使える あずま袋

京都のテキスタイル雑貨ブランド・あそ美心さんが作る、藤の花が咲き誇る「あずまトート」。風呂敷を縫い合わせて作る「あずま袋」をエコバッグとして使いやすいように持ち手を長く応用した作品です。

コーディネートのアクセントになる色鮮やかな藤のテキスタイルは、インクジェットで印刷されたもの。従来の染色方法では大量の水が必要ですが、インクジェットは水の使用量を95%も削減でき、また廃液も出ないので環境汚染にも繋がらないんです。華やかなテキスタイルや使い勝手の良さのみならず、環境への配慮もされているんですね。

しっとり、艶やか。藤の花に酔いしれて。

しっとり、かつ艶やかな花姿に風情を感じる藤の花。

「恋に酔う」という花言葉を持つ藤。平安時代からその花姿と香りで、見るものの心を酔わせてきたのでしょうか。私はまだ藤の香りを嗅いだことがないので、一度はその花の香りを嗅いでみたいものです。

 

見頃のピークは5月上旬ですが、藤モチーフの作品なら見頃を終えてもずっと愛でていられます。今年は藤棚を見に行けなかった、という方も、お部屋にひとつ、お迎えしてみてはいかがでしょうか。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。今後も季節に合わせたお花を花言葉と共にご紹介していきます。次回もお楽しみに!

この記事を読んだ方におすすめの記事・特集

(特集)降り注ぐ美 藤の花・藤色

藤モチーフや藤色のアクセサリーやストール、グラスなどをご紹介します。4月下旬から5月上旬までが見頃となる藤の花。天から降り注いでいるような幻想的な藤の景色は、思わず見惚れてしまうような美しさですね。

(特集)紫に染まる夏に。ラベンダー

鮮やかな紫色が美しいラベンダー。インテリアとしてラベンダーを楽しんでも、バッグやアクセサリー、ブラウスなどのファッションアイテムに取り入れても◎ 夏に咲くラベンダーの花を、お部屋にも装いにも取り入れませんか?

(読みもの)まるで青の絨毯!可憐な花、ネモフィラの花言葉とおすすめ作品10選

小さく可憐な青い花ネモフィラは、一面に咲き誇る風景が美しい春の花です。色ごとに異なる花言葉や名前の由来、ギリシア神話との関係などの豆知識を、ネモフィラモチーフのピアス・ハンカチ・バッグ・一輪挿しなどの雑貨と合わせてご紹介します。

(読みもの)幸せ運ぶ、可憐な花。すずらんの花言葉と作品7選

5月1日はすずらんの日。幸福を運ぶすずらんの花言葉を、アクセサリーやリース、ハンドメイドキットなどの作品と併せてご紹介します。春の訪れを告げるその魅力に、浸ってみてはいかがでしょうか。
ブログで紹介する▼
HTMLコードをコピーしてブログに貼り付けてください
この記事のタグ
同じカテゴリーの記事
人気の記事