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爽やかな夏の香り。ラベンダーの花言葉とおすすめ作品11選
紫色の可憐な花と、優しい香りで私たちを癒してくれるハーブ、ラベンダー。その香りの強さから「ハーブの女王」とも呼ばれ、リラックス効果もあるためギフトとしても人気です。ラベンダー畑で有名な北海道・富良野では、ちょうど夏の今が見頃。今日は、そんなラベンダーの花言葉をご紹介します。
ラベンダーの花言葉
ラベンダーの花言葉は、「あなたを待っています」「期待」「沈黙」「清潔」「疑惑」「優美」「幸せが来る」「許し合う愛」などがあります。
和名で「薫衣草(くんいそう)」とも呼ばれるラベンダー。このあとご紹介しますが、このラベンダーの花言葉の由来には、ラベンダーの一番の特徴でもある香りや効能が関係しているんです。
ラベンダーに色別の花言葉はある?
ラベンダーの花には紫以外にも、ピンク、青、白などがあります。ですが、ラベンダーの色別の花言葉は特に決まっていません。すべての色で花言葉は同じです。
ラベンダーのお花はどんな花?
ラベンダーは地中海沿岸原産のシソ科の植物です。細く真っ直ぐに伸びる茎の先端に、紫色の小さい花をたくさんつける可憐な姿が特徴。花や茎、葉は細かい毛で覆われていて、この毛の隙間に精油を出す腺があります。
日本で広く栽培されているのは、アングスティフォリア系という系統のイングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)。香りに優れた品種で、高温多湿に弱いため涼しい地域で育てられています。4〜7月にかけて開花しますが、ラベンダーで有名な北海道富良野などでは7月に見頃を迎えます。香りや精油を楽しむハーブとして使用されるのも、主にこの品種です。
ラベンダーは、茎についた小さい花が下から順に開花していきます。ハーブティーやドライフラワーとして楽しむ場合は、まだほとんどが蕾、下の方が少しだけ開花した段階で収穫されます。精油を抽出する場合は、花が満開になるのを待って収穫するのが、もっとも良い香りの精油が取れるんだそうです。
ほかに、暑さに強く西日本でも栽培できるラバンディン系や、葉にレースのような細かい切れ込みが入った観賞用のプテロストエカス系など、様々な品種があります。
花言葉の由来にも。 ラベンダーは香りの効果・効能が特徴のハーブ
・控えめな花の姿からは想像できない強い香り
ラベンダーは小さな花からは想像できないほど強く香ります。どこから香ってくるんだろう…… と香りのもとを辿ってみると、こんなに控えめな花だった、本当にこの花の香りなの? というところから「疑惑」という花言葉がついた、という説があります。
・ラベンダーの香りのリラックス効果
ラベンダーの香りにはリラックス効果があり、ラベンダーの香りをかぐと、気分が和らぎ穏やかになる…… その様子が「沈黙」の花言葉の由来だといわれています。
ラベンダーには「酢酸リナリル」と「リナロール」という香気成分が多く含まれます。これらは精神を安定させる働きを持つ神経伝達物質「セロトニン」の分泌を誘発する効果があると考えられ、研究が進められています。ちなみに、酢酸リナリル・リナロールは精油内に多く含まれるため、リラックスしたい時はアロマポットやディフューザーなどで精油をたくのがおすすめです。
・ラベンダーには抗菌・殺菌作用、防虫効果も
ラベンダーには抗菌・殺菌作用があり、古代ローマではラベンダーの花を水に入れ、洗濯や入浴に使ったり、傷口を洗ったりしていたといわれています。ラベンダーの語源は、「洗う」という意味のラテン語lavo(ラヴォ)やlavare(ラワーレ)に由来する説もあります。
14世紀にペストが流行した時にはラベンダー畑で働いていた人々が感染を免れ、ラベンダーにペスト感染を予防する力があると注目されたようです。
また、ラベンダーに虫を遠ざける力があることが昔から経験的に知られており、防虫剤としてタンスにラベンダーを入れていたそうです。
ラベンダーのこういった特徴から「清潔」の花言葉に結びついたのかもしれません。
ラベンダーの花言葉と逸話
ヨーロッパには、ラベンダーにまつわるこんな逸話があります。
ラベンダーという名前の少女が、美しい少年に恋をしますが、内気なラベンダーは告白することができません。恋心を秘めて待ち続けた結果、一輪の紫色の花になってしまいました。
このお話が、「あなたを待っています」という花言葉の元になったのかもしれません。
ラベンダーはアロマテラピーの生みの親?
ラベンダーは、アロマテラピーという言葉の生みの親といわれることがあります。
「アロマテラピー」という言葉を作ったのは、19世紀にフランスで香料や精油の研究をしていたルネ=モーリス・ガットフォセという人だと言われています。彼は実験中に爆発に遭って細菌感染症にかかってしまいます。当時有効な治療方法がなかったのですが、ラベンダー油で洗浄したところ、たった一度で症状の進行が止まり、治療が進んだ——と著書に書き残しています。
実際にはこの事件が起きる前から、ガットフォセは精油の持つ働きに気づいて研究していたと考えられていますが、このエピソードがあまりに印象的だったからか「ラベンダーの強い効果に気づいたことが、アロマテラピーの始まりである」と半ば伝説のように語られています。ラベンダーの持つ力強さを感じられるエピソードですね。
アクセサリーやインテリアも。ラベンダーのおすすめ作品11選
ラベンダーのドライフラワーを用いた作品や、ラベンダーをモチーフにしたアクセサリーやインテリアまで、ラベンダーの作品をご紹介します。可憐で清々しいラベンダーのモチーフは、季節の贈り物にもおすすめ。「優美」や「幸せが来る」といった花言葉をメッセージに添えると、いっそう気持ちが伝わりそうです。
北海道富良野で育ったラベンダーのドライフラワーを、およそ230本たっぷりと束ねたIZURUさんのスワッグ。富良野産ラベンダー精油を含ませているので、色も香りも楽しめます。爽やかな香りに、お家の中でもラベンダー畑にいる気分を味わえそう。
本物のラベンダーの可憐さを再現した、糸の花さんのラベンダーのブローチ。0.6mmという細さのかぎ針で小さな蕾を一つ一つ編み、一本の花に束ねていきます。自然な花の姿に見えるよう、花ごとに蕾の数も違うのだそう。今にも爽やかに香ってきそうなブローチです。
Le Manègeさんのグラスは、ガラス専用絵具でひとつひとつを手描きしたラベンダーの花が涼しげです。イニシャルや名前、メッセージなども入れられるので、記念やプレゼントにもぴったりです。
【ラベンダーの刺繍フレーム 水色】お誕生日プレゼントや大切な方への贈り物に。オイルパステルで描いた手作りのカード付き
nicoさんのラベンダーの花束の刺繍フレーム。小さく軽いので、画鋲で壁に飾っても、ニッチに立てかけても、どこにでも飾れます。手作りのカード付きで、この季節のプレゼントにもぴったりです。
ラベンダーの花を編んで作った腕輪をイメージした、ユメイロ ウサギさんのブレスレット。わずか4mmほどのラベンダーの花は一つ一つプラバンで作られています。ほんのり透けるラベンダーの花が手首で小さく揺れる様子は、風にそよぐラベンダーそのもの。お揃いのイヤリングもありますよ。
美濃焼のマグカップにラベンダーの絵を配した、千花 -Chibana-さんのマグカップ。ラベンダーはカップの3ヶ所に大きく描かれ、どこから見ても花を楽しめます。コーヒーにスープにと使い勝手の良いサイズとシンプルな形で、毎日出番が多くなりそうなマグカップです。
とても軽くつけ心地が良い、Myuさんのラベンダーのポニーフック。繊細なラベンダーの花や葉は、一粒ずつパーツを作って貼り付けて作ります。ポリマークレイならではの立体感を楽しめます。
花姿の違う7本のラベンダーを水彩タッチで描いた、tyynidesign★さんのTシャツ。少しゆとりのある首元と細めの首リブ、短めの袖丈で女性らしく着られます。
花びらのグラデーションが優しい印象の、SONORITE(ソノリテ)さんのスマホケース。オプションで名入れもでき、プレゼントにも喜ばれます。
ピンクや紫の宝石でラベンダーを表現した、アトリエ HARUさんのリング。アメジスト、タンザナイト、ロードナイトガーネット、ピンクトルマリンの色のグラデーションがブーケのよう。オプションでイニシャルなどの刻印も入れられますよ。
北海道のラベンダーをそのまますき込んだ、とうの さなえさんの手すき和紙のメッセージカードです。手すき和紙ならではの手触りが優しく、ラベンダーに触れるとかすかに香りがよみがえります。夏のお便りに使えば、北の大地の爽やかな風も届けられそうです。
可憐に揺れるラベンダーと、涼やかな夏を。
可憐な花の様子と、爽やかな香りが魅力のラベンダー。日本ではラベンダー畑といえば北海道のイメージも強く、思い浮かべるだけで北の大地の涼やかな風を感じられそうです。暑い夏がちょっぴり過ごしやすくなるかもしれませんね。