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【私の偏愛レター】もう、ほかのお財布は使えません |artigianoさんへ
日々をともに歩み、特別な宝物になっていく。そんな作品との出会いがCreemaにはあります。お買いものが済んだあともつのっていく、伝え切れなかった作品への “偏愛” を手紙にしてクリエイターに伝える連載「私の偏愛レター」。第一回目は「もう、ほかのお財布は使えない」というほど愛用しているお財布をつくったレザークラフト作家・artigianoさんへのレターです。
このお財布は、私の大きなライフスタイルの変化の象徴
それまでお財布といえば、L字ファスナーのコンパクトなものを使っていました。
思い返せば、artigianoさんのショートギャルソンウォレットに変えたのは、結婚を経てライフスタイルが大きく変わったからでした。
初代のショートギャルソンウォレットを購入したのは、いまからもう5年以上前。入籍から一年が過ぎ、夫婦の間で “家計” というものをより真剣に考えよう、というタイミングでした。
今より収納力があって、かつ残額がひと目で把握できるものをさがすなかで、このお財布に出会いました。ボタンひとつ外すだけのワンアクションで硬貨とお札、カード類すべてをすぐ取り出せる設計に惹かれたんです。加えて、このショートサイズならいつも使うバッグのポケットにも入る。これだ! と思いました。
ところで、ギャルソンウォレットってなんだろう? —— 調べてみると、小銭入れがボックス型になっていて大きく開く形のお財布のことだとわかりました。欧米ではテーブル会計が主流のため、飲食店でウェイター(=ギャルソン)が使うお財布は、手早く会計できるようにこの形に進化してきたのだそう。
積み重ねた歴史を持つ実用性。そんなところにも魅力を感じて購入を決めたことを、今でも覚えています。
使い続けるほどに気づいた勝手の良さ
会計のしやすさを重視して生まれたこの形。子どもが生まれると、その良さをさらに実感することになりました。じっとしない幼児を連れて買いものに出かけても、このお財布なら会計がスムーズだという心強さ。子ども服のお店やおもちゃ屋さんのポイントカードも増えましたが、すべて収まってくれています。
ポケットの数と位置も、すごく使い勝手がいいんです。内側についた4つのカードポケットに、背面ポケットと、お札入れの間についた中仕切りポケットが良い仕事をしてくれます。私は、背面ポケットにはよく行くコーヒー屋さんのポイントカードなどを、中仕切りポケットには毎年いただいている厄除けのお守りを入れています。家計も扱うお財布のなかでも、この二箇所のポケットだけは、私の心を潤すための特別な場所です。
なくては困る。ずっとつくり続けてほしいお財布です
時は流れて、人生でいちばん変化が大きかったこの5年を共に歩んでくれたお財布は、スナップボタンが少しゆるくなってきました。
実はこのとき、財布の買い替えの話を母にこぼしたところ、使っていないというブランドもののお財布を譲ってもらったのですが、そちらは小銭入れが外付けの仕様。一度は試してみたものの、恋しい5年来の相棒の使い勝手——。
あの使い心地にすっかり慣れきった私は、もらったお財布は母に返してartigianoさんのショートギャルソンウォレットの色違いをお迎えすることにしたのでした。
このできごとで「もう、ほかのお財布は使えない」と確信しています。
artigianoさんへ。どうかこのショートギャルソンウォレット、これからもつくり続けてください。
artigianoさんからのお返事
「この二箇所のポケットだけは、私の心を潤すための特別な場所です。」
artigianoさん
嬉しいお言葉をいただき、この仕事をやってきて本当に良かったと感じました。
この作品は「小銭の見やすさ・取り出しやすさ」「左利きの方でも使える」財布として作り、販売してきました。
実際にお使いいただいた方からのレビューでも、使いやすさを評価していただくことが多く、大変嬉しく思います。お客様によって使い方はさまざまですが、あらゆる場面を想定し「使いたい」と思えるお財布をこれからも作り続けたいと思います。
革製品は買って終わりではなく、長く使うもので、使えば使うほど愛着が湧いてくるものです。
当店では製造から販売まで内製しておりますので、ホックやファスナーの破損など可能な範囲であれば、お修理も承っております。
使っていく過程でお困りごとなどございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
大切に使っていても、思いもよらないことでうっかり傷がついてしまったり、壊してしまったりということもあるもの。そんなとき、作り手に直接相談できるのはとても安心ですね。私も新しい相棒を、大切に、でも日常でどんどん使い込んでいきたいと思います。
artigianoさん、お返事ありがとうございました!
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