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【蒐集人生。】一枚の絵を完成させるように。装いの仕上げに欠かせないイヤリング

蒐集。ただやみくもに買い集めるのではなく、その人なりの軸やこだわりをもって、吟味する。そうやって集められたものたちは、その人の人生を映しているように感じます。
どんなものを、なぜ集めてしまうのか、その人生をちょっとだけ覗いてみましょう。
今回の蒐集品は、装いを仕上げるイヤリングです。蒐集家的ベスト3を聞きました。
今回の蒐集家のベスト3はこちら
・BEST1. Sucre【レザーピアス/イヤリング】“silver”(Creema /TO DAY'S BOUTIQUE)
・BEST2. long bubble flower(irodoriirodoru)
・BEST3. フィッシュピアス/イヤリング アンティーク 魚(Creema /IMMA)

その日着る服を選ぶという行為は、私にとって絵を描く感覚に近いかもしれません。どれが一番というよりは、どのイヤリングも私にとって欠かせないもの。その日のコーディネートの仕上げに、服の色合いに合わせて選んでいます。
スタッフ・石渡
TO DAY'S BOUTIQUEさんのシルバーのイヤリングは、入社してすぐの頃に、業務のなかで出会って買った思い出の作品。それまでの「レザーといえば茶色」のイメージを覆す、メタリックカラーがとても新鮮でした。
irodoriirodoruさんの片耳イヤリングは、2年前にHMJで出会ってお迎えしました。ほかに持っていなかったイエローをセレクト。ボリューム感だからこそ片耳のアンバランスさが楽しいです。インパクト大で、必ず会話のきっかけに。
IMMAさんの魚のピアスは、実は “推し” のイメージカラー・モチーフが選ぶきっかけでしたが、細かな作り込みやレトロな雰囲気も私好みで、運命的な出会いをしたと思っています。
私にとってイヤリングは、服やメイクと同じように欠かせないもの。
イヤリングは、装いの仕上げに欠かせないアイテム。その日の服に合わせて身につけると、パズルのピースがパチっとはまったようにスイッチが入るんだそう。
子どもの頃から絵を描くことが得意で、学生時代に油彩を学び、いまも絵を描き続けている石渡。その日に着る服も、絵を描くときにキャンバスに色を置いていくような感覚で、色とりどりのアイテムを組み合わせ、重ねて、コーディネートを組んでいく時間を楽しんでいるんだとか。イヤリングは、いわば絵を完成させる、最後のひと筆です。
どうしてネックレスでもリングでもなく、イヤリングなのか—— それは、鏡をみたときに自然に目に入り、嬉しくなるから。心が上向くものを選んでいたら、自然と大ぶりでカラフルなイヤリングが多くなりました。衝動買いが苦手な石渡が、どれも悩んで悩んで、手持ちのアクセサリーと雰囲気が被らないように選び抜いたお気に入りたち。
仕事中は髪を結んでいることが多く、顔周りが寂しくなりがちですが、イヤリングをつけるだけで一気に華やかに。好きな服を着ているときや、メイクがバッチリ決まった日に気持ちが上向くように、その日の装いにいちばんしっくりくるイヤリングが選べると1日ご機嫌でいられるといいます。
メタリックが新鮮。遊び心が欲しいときに(Creema /TO DAY'S BOUTIQUE)
悩んで、あえてBEST.1に選んだのが、TO DAY'S BOUTIQUEさんのレザーのイヤリング。
入社してすぐの頃に、業務のなかで出会い買ったイヤリングです。
スタッフ・石渡
レザーといえばブラウン系の色合いなイメージがあったので、メタリックなシルバーが印象的でした。今でも、ひとくせ遊び心が欲しいときにはつい手が伸びます。一見個性的なデザインに見えますが、シルバーアクセサリーと色合いは同じなので、意外とどんな服にもしっくりくるんです。
「好き」が詰まった推し色×推しモチーフイヤリング(Creema /IMMA)
BEST.3に挙げたIMMAさんのイヤリングは “推し” が選ぶきっかけだったそう。
好きなアイドルのメンバーカラーのオレンジ×そのアイドルに縁がある鮭のような魚のモチーフ。この作品を見つけたときは「もう私が買うしかない」と思いました。
スタッフ・石渡
きっかけはそんなひと目惚れでしたが、一つひとつ手づくりしているパーツの細やかな作り込みや、レトロな雰囲気もとっても好みで。普段お買いものは慎重に検討を重ねる派ですが、このイヤリングについてはもう直感で「好き!」でしたね。ここまで私好みのものは、絶対ほかではみつからない。
そのアイドルのコンサートにはもちろんですが、普段からもよくつけています。手持ちの服にもいい差し色になってくれています。目の辺りにキラッとゴールドが入っているので、程よい華やかさもあるんです。
まだまだたくさん。服に合わせて選ぶイヤリングたち
今回はこの記事のためにあえてBEST3を選んでもらいましたが、本当はどれも変わらないほどお気に入りなんだとか。たしかに、オフィスで会うたびに違うイヤリングをつけている石渡。そのなかでCreemaで蒐集したイヤリングを見せてもらいました。
地下3階さんの小さなつつじをモチーフにしたイヤリング。ポリマークレイで一つひとつ丁寧に作られたツツジの花は、こんなに小さいなかにグラデーションまで美しく再現されています。
loop loop rope gold ピアス ブラウン ゴールド ロープ ビーズ刺繍 おお振り 金属アレルギー対応
結びあげたロープにビーズで刺繍を施した、okiniiriさんのイヤリング。横顔をゴージャスに彩ります。存在感のある大きさですが、とても軽いつけ心地。
一見お花のイヤリング、実は風の力でくるくる回るんです! つけて楽しいイヤリングを、と作られたmonocircusさんの作品は、会話のきっかけにもなりそう。
レトロな雰囲気が可愛らしい、CODONA BIJOUさんのチューリップのイヤリング。ポップな色合いですがヴィンテージライクなデザインで、大人可愛い印象に。
40〜50枚ものスパンコールをびっしり縫い留めて作る、Kmさんのアネモネをモチーフにしたイヤリング。透け感のあるスパンコールの花びらに、ブルーのビジューが鮮やかです。
La hortensiaさんの大粒のコットンパールのイヤリング。18mmの大粒ながら、軽いつけ心地はコットンパールならでは。ウェディングやパーティにはもちろん、普段使いにも大活躍間違いなしです。
ご機嫌な毎日に欠かせないイヤリングたち

コーディネートの仕上げに欠かせない、鏡で見るたびにご機嫌になれる存在。
蒐められたイヤリングたちは、バリエーション豊かながら、どれも蒐集家らしさを感じるセレクションでした。
<文=庄司彩>