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【カインズ×Creema】クリエイターの声から開発!工夫が詰まったイベント什器たち

2025.01.14
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【カインズ×Creema】クリエイターの声から開発!工夫が詰まったイベント什器たち

ホームセンターでおなじみのカインズ。“「自分らしい」くらしをつくる家具”をコンセプトに掲げる「CAINZ DIY MARKET」では、組み立てて終わりではなく、DIYでオンリーワンに仕上げることができる家具を展開しています。
そのうちのひとつである「持ち運びできるカウンターテーブル」は、2024年7月20日・21日に開催された「ハンドメイドインジャパンフェス2024」(以下HMJ)でも、什器として出展者の皆さんから大好評でした。

そこで得た手応えをもとに、今回イベント出展にぴったりな什器シリーズを展開すべく、新たな商品開発プロジェクトを発足。Creemaのクリエイターから拾い上げた生の声をもとに、試作品をブラッシュアップすることで、より使い心地の良さにこだわった什器が完成しました。

フィードバックが具体的にどのように活かされ、最終的にどんな商品が生まれたのか。8月に行われた意見交換会の様子とあわせてご紹介していきます。

クリエイター目線のリクエストが飛び交った意見交換会

気温は35度近くまでのぼり、まさに夏真っ盛りの8月初旬。
この日は、7名のCreemaのクリエイターが参加し、実物の試作品に触れながらの意見交換会を実施しました。

ご参加いただいたクリエイターは、イベント出展の経験が豊富な方ばかり。全11点の試作品に対し、「もっとこうなったら嬉しい」「この機能が欲しい」などといったクリエイターならではの意見が次々飛び出します。

たとえば…

「卓上で使う什器は、スーツケースに入るサイズまで畳めるようにしてほしい」「電車の改札を通れる幅でないと困る」など、イベント会場への運搬に関する意見。

「一人で組み立てや分解ができないと困る」「DIY初心者でも、できるだけ簡単に組み立てができるようにしてほしい」など、組み立てや分解にまつわる意見。

「この棚の間隔だと作品に影が落ちてしまう」「来場者さんの目線の高さに合わせた高さにしたい」「限られたブース面積の中で効率的に作品展示をしたい」など、什器のキモである作品陳列に対する意見。

「イベント当日は、会計や包装などの作業スペースがどうしてもごちゃつくので、その部分はなるべく来場者さんから見えないように隠したい」といった意見も。

実際に何度もイベントに出展しているからこそわかる、クリエイター目線の意見の数々を、カインズの開発チームの皆さんが懸命にメモしていました。

この日出たクリエイターたちからの声を参考に、年内にかけてブラッシュアップを進めていくとのことで、この日の意見交換会は終了。

開発チームからも「私たちだけでは想像もつかない意見をたくさんいただけました」という声が挙がり、有意義な時間になったようです。

フィードバックはどう活かされた?おすすめの6商品をご紹介

そして、すっかり秋めいた11月某日。カインズ本部にて、完成品のお披露目をしていただきました。フィードバックからバリエーションが増え、計17商品に。

ここからは、カインズチームおすすめの6商品をピックアップしながら、具体的な改善点やおすすめポイント、そして完成品を見たクリエイターの皆さんからのコメントをご紹介していきます。

スーツケースに入る卓上パネルスタンド

クリエイターの声:「大きくて持ち運びづらい。畳んだときにスーツケースに入るサイズにしてほしい」

修正ポイント:スーツケースに入るサイズ感に調整。また、試作時に好評だった十字穴を採用。各棚は用途にあわせて両面使用可能(溝あり面とフラット面)。

まずは、カインズチームいち押しの「スーツケースに入る卓上パネルスタンド」。

試作当初はひと回り大きいサイズ感だったパネルスタンド。しかし、イベントの搬入時には、「大きめのスーツケースに什器や商品をまとめることが多い」という声を受け、85リットル程度のスーツケースを基準にサイズをコンパクトに修正。

その名の通り、分解すればそのままスーツケースにすっぽりと収納できる卓上パネルスタンドになりました。このサイズ感は、唯一無二。

各棚は、上下を返し両面とも使用可能で、片面の前端には値札などカード型のものが立てられる溝が彫られています。もう片面は、溝が彫られていないフラットな仕様。用途に合わせて柔軟にディスプレイできます。
 

クリエイターからのコメント:

「サイズ感が素晴らしい!」
「アーチ型から四角型にしたことで、置けるものが増えて良いと思いました」
「十字カットはやっぱりおしゃれ。フックと組み合わせられて、いろいろなクリエイターからニーズがあると思います!」

簡単に組み立てられるツリー型ディズプレイ

クリエイターの声:「アクセサリー用に軽くて小さめの卓上サイズもほしい」

修正ポイント:安定性を向上。卓上サイズで重量の軽いレーザーカッターバージョンも試作中。

意見交換会の際に、イベント通のクリエイターの皆さんからも「こんなの見たことがない!」と好評だった「簡単に組み立てられるツリー型ディスプレイ」。
ビスや接着剤なしで簡単に組み立てられるだけでなく、ばらしても使える優れものです。

高さが要らないときは、上の部分だけ外して使ってもよし。360度ぐるりとディスプレイできて、ひとつあればいろいろな使い方ができそうです。アップデートにあたって、安定性も向上しました。

また、「アクセサリーやガラスの小物を飾る用に、卓上に置ける小さめサイズがほしい」という要望に応え、3分の1のサイズ感のレーザーカッターバージョンも試作中とのこと。商品化されれば、さらに幅広いジャンルの作品に使えそうです。

クリエイターからのコメント

「先端のアールが緩やかになったことで、より優しい雰囲気が◎」
「高さが出るディスプレイに使えて、ばらして広く展開もできる什器。使ってみたいです!」
「商品ディスプレイとしてだけではなく、実際のクリスマスツリーインテリアとしても使えそう!」

木製A看板160cm(片面十字穴)

クリエイターの声:「丸穴だけでなく、もう少し幅広い用途で使いたい」

修正ポイント:安定性を向上。写真の160cm(片面十字穴)以外、70cm(片面十字穴)、70cm(両面丸穴)バージョンも追加。

「CAINZ DIY MARKET」初の室内でも室外でも使える看板シリーズ。70cmと160cmの2種類あり、後者は高さが出せるのがポイントです。看板で160cmというサイズ感はなかなか市場でも見かけず、カインズチームとしては思い切った決断だったのだそう。

試作段階では両面丸穴のバージョンでしたが、「もう少し幅広い使い方ができると嬉しい」という声を受け、十字の穴に改良。穴なしの面も追加することでより自由に活用できるバージョンにアップデート。

それによって、十字面はS字フックをかけてドライフラワーを吊るしたりしつつ、穴なしの面にはポスターやフライヤーなどを貼るなど、使い方の幅がぐんと広がりました。

別売りの「木製A看板用カスタムパーツ(十字穴用)」には、小物やショップカードなどが入れられる箱、板、S字フックなどがセットに。板に黒板塗料を塗ってミニ黒板として立て掛けても良さそうです。

同じく十字穴の「スーツケースに入る卓上パネルスタンド」と揃えると、ブースに統一感が出ます。

また、カスタムパーツの板を足の部分に渡して重りを載せれば、安定性の強化も可能。屋外での出展など、風の影響を受けるシーンでも安心です。

クリエイターからのコメント

「丸じゃなく十字の穴にしたことで棚やフックが取り付けやすくなり、飾れるものの範囲が広がった」
「アウトドアイベントで使える高さ!車にも乗せられそうなサイズは嬉しい」

木製A型スリムディスプレイ

クリエイターの声:「段ごとに溝がほしい。高さのあるものを置けるようにしてほしい」

修正ポイント:すべての梁にハンガーなどを掛けられる溝を追加。棚板の高さを調整し、抜いても使えるように設計。

こちらは、アパレルの作品などをディスプレイするのにぴったりな「木製A型スリムディスプレイ」。

試作段階では、上部の梁のみに小物やハンガーを掛けられる溝がありましたが、「段ごとに溝が欲しい」という意見があり、すべての梁に溝を追加。ライトや装飾などもつけやすくなりました。

また、「棚板を抜けば、長さのあるTシャツやコートなどの作品も掛けられるのでは?」というクリエイターの声を参考に、ディスプレイするものに応じて棚板を抜いても使えるように調整。それによって、使い方の幅がさらに広がりました。

サイズ自体は大きめですが、そこまで重量はなく組み立ても簡単。当日の商品の売れ行きによって、その場で柔軟に変形できるのは嬉しいポイントですよね。

イベント出展時はもちろん、それ以外のときは自宅でハンガーラックや収納棚としても活躍してくれる心強い商品です。

クリエイターからのコメント

「LEDライトを通したり、看板やポップを紐でぶら下げたりしたいので、全部の段でそれができるのは便利」
「細かいディテールにやさしさを感じます。高さ調整できることで、用途や雰囲気をがらっと変えられるのがいい!」

置くだけで使えるカウンターフレーム

クリエイターの声:「お会計や梱包の作業のときに、お客様から手元部分が見えないようにしてほしい」

修正ポイント:手元に高さのある棚を追加。上部に穴を開けることで、DIYしやすく。

イベント出展の際にあると便利なのが「受付」。出展者だけでなく、イベント主催者からもニーズがありそうという声を受け、作られたのがちょっとユニークな「置くだけで使えるカウンターフレーム」です。

試作のときはフレーム下部の棚が低く、クリエイターからは「お会計用のタブレット端末や梱包材などが置けて、かつお客さんから見えない高さにしてほしい」という意見が。

そこで、アップデート時には手元の棚の高さをしっかりと確保。タブレット端末や金庫はもちろん、500mlのペットボトルも余裕で収納できるようになりました。実際に中に入ってみると、手元部分がしっかりと隠れて安心感があります。

フレームは、デスクなどにも取り付け可能。無機質な会議室用机も、このフレームがあればぐっと温かみのある世界観を演出できそうです。

また、上部にランプなどを掛けられるように、形状を調整。

ライトを吊るしたり、自分のブランドのロゴを飾ったりなど、好みに合わせてDIYしやすい設計になっています。

上部の板を外せば、縦半分に折りたためるようになっているので、片付けや収納も簡単。

ちなみに、「CAINZ DIY MARKET」で一番のヒット商品であり、HMJでもクリエイターの皆さんから大好評だった「持ち運びできるカウンターテーブル」と組み合わせて使うこともできます。

クリエイターからのコメント

「細かい配慮が嬉しい」
「裾が手前に広がっていて、ナチュラルに隠せる範囲が広がった安定感のある良いデザイン」

折りたたみできる木製ディスプレイ

クリエイターの声:「できるだけ簡単に組み立てられて、かつ安定したつくりにしてほしい」

修正ポイント:ぐらつきを防止する梁パーツを追加。組み立てやすさを重視し、結束バンドで固定できる設計に。

半分に折り畳めて、持ち運びしやすいのが魅力の「折り畳みできる木製ディスプレイ」。

もともと板同士を蝶番で固定する予定でしたが、DIYに慣れていないクリエイターも多いことを受け、結束バンドのみで固定できるように変更。

最低4か所固定すれば、安定するようになりました。たくさん開いた穴は、さらに固定したいときに使用。靴紐のように留める「紐蝶番」は、可愛い色の紐を使って個性が出せるのでおすすめです。

さらに、棚板をのせる部分に梁パーツを追加。

これによって、シンプルなつくりはそのままに、ぐらつきを抑え、安定性の向上が実現しました。

大きく開いた半円の窓は光を取り込みやすく、一つひとつの商品が映えるのもポイント。大きめのぬいぐるみや食品などを、ディスプレイしたりするのにも良さそうです。

クリエイターからのコメント

「今回の結束バンドでの固定のアイデアで、より一層興味がわきました」
「横から見たアーチの抜ける空間がとてもきれい。良いところを残した上で、目立たない部分に補強を入れてくださったのが◎」

編集後記

今のイベントのトレンドやクリエイターのニーズをぎゅっと詰め込んだ、魅力的な什器たちが誕生しました。意見交換会に参加してくださったクリエイターの方からも、「企画に参加したことでこちらも勉強になった」「すべて意見を反映してくださって嬉しい」というポジティブな声が。

「『CAINZ DIY MARKET』は、DIYで仕上げてもらうことを前提につくられたサービス。ぜひクリエイターの皆さんにはクリエイティビティを存分に発揮して、自由な発想でさまざまな使い方をしていただけたら嬉しいです」と、開発チームの北川さんは話します。

使いやすさはもちろんのこと、自分好みにカスタマイズしていけるのが、このシリーズの最大の魅力。好きな色に塗ってもよし、装飾をしてもよし。手軽に世界観をつくれる什器たちは、イベント参戦の相棒として、きっと頼もしい存在になってくれるはずです。

今回ご紹介した6商品以外も、クリエイターのこだわりと開発チームの思いが詰まった魅力的な商品ばかり。ぜひ商品ページをのぞきながら、イベント本番のイメージを膨らませてみてくださいね。

<文=むらやまあき>

今回ご協力いただいたクリエイターの皆さん

FT2 worksさん
310cafeさん
木工房 千舟さん
sakurabaさん
RECHTECKさん
あかころ(akatin)さん

※ 本記事は、株式会社カインズさまから委託を受け、株式会社クリーマが制作しております。

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