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コンパクトでおしゃれなお盆飾りのかたち。飾り方や飾る時期、精霊棚の基本も
年に一度、ご先祖様をお迎えし、共に過ごすお盆の時期。
盆棚(精霊棚)にしつらえる「お盆飾り」は、ライフスタイルの多様化に合わせて、コンパクトでおしゃれなものに注目が高まっています。
今回は、現代の暮らしに寄り添う精霊馬やお盆飾りをご紹介。
いつから、どこに飾るのかなど、意外と知らない基本の飾り方もおさらいします。仏間のないお家やモダンな空間でも取り入れやすい、クリエイターのこだわりが詰まった精霊棚・お盆飾りで、ご先祖様を丁寧にお迎えしませんか?
目次
1. いつからいつまで飾る?お盆飾りの期間
2. どこに飾る?盆棚・精霊棚とは
3. 盆棚・精霊棚の飾り方。リビングでコンパクトに飾るなら?
4. 暮らしに馴染む、優しい色とかたちの「精霊馬」
5. 想いを込めて盆棚・精霊棚に飾る、仏花と灯り
6. 変わらない想いを、コンパクトなお盆飾りに込めて
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いつからいつまで飾る?お盆飾りの期間
お盆飾りを飾る期間は、「迎え盆」の前日から、「送り盆」が終わるまでが一般的です。
お盆の時期は地域によって異なり、7月に行う地域と8月に行う地域がありますが、どちらの場合も、「お盆飾りを飾る期間は、お盆が始まる前から終わるまで」と覚えておけばシンプルです。
片付けの明確な期限はないとされているので、送り盆が終わったあとであれば、ゆっくり片付けても問題ありません。故人やご先祖様に想いを馳せながら、丁寧に片付けましょう。
どこに飾る?盆棚・精霊棚とは
盆棚(精霊棚)とは、お盆のあいだに帰ってくるご先祖様や故人のために、供物やお飾りを並べてお迎えするための棚のこと。
「精霊棚」とも呼ばれ、日々の供養よりも少し華やかに、感謝の気持ちを込めて丁寧な飾り付けをするのがならわしです。
飾る場所は、仏壇の前にしつらえるのが一般的ですが、床の間や縁側に飾る地域もあります。仏間などがない家庭では、リビングの一角など、暮らしに合わせた場所に設けられることも。
形式にとらわれすぎず、大切なのは「ここで迎えたい」と思える場所に、心を込めて整えること。
現代の暮らしにもなじむ盆棚のスタイルが、少しずつ広がっています。
盆棚・精霊棚の飾り方。リビングでコンパクトに飾るなら?
では仏壇や仏間がないお家では、どのように飾ればよいでしょうか。
たとえば、故人の写真を日頃から飾っている場合なら、その写真の前に精霊馬や提灯などの小さな盆飾りをひとつだけ添える飾り方も◎ これなら、盆棚を用意しなくても大丈夫です。
壁掛けタイプの写真を飾っている場合は、その近くにウォールシェルフを取り付けて飾る方法もおすすめです。
暮らしに馴染む、優しい色とかたちの「精霊馬」
お盆の迎え盆・送り盆にあわせて飾られるのが「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれる飾りです。
迎え盆で飾る、きゅうりの馬には「早く走れる馬に乗って、できるだけ早く家に帰ってきてほしい」という願いを込めて。送り盆で飾るなすの牛には「急がずできるだけゆっくりと、お供え物をたくさん積んで行ってほしい」という故人への思いが込められているといわれています。
現代の暮らしにおいては、生野菜での飾りつけが難しいことも。そんななか、クリエイターの手によって生まれたぬくもりある精霊馬たちが、注目を集めています。
可憐な小花を詰め込んだ、ハーバリウムの精霊馬
小さな花々をなすときゅうりの形に固めた、atelier de *koreさんの精霊馬。手のひらサイズの小さな精霊馬は、仏壇がなくてもちょっとした棚や机の端に飾ることができます。氷が溶け出したかのような艶やかさや透明感が魅力です。
ふんわりあたたかな優しさ、手編みの精霊馬
やさしい色合いの糸を使いふんわりと編んだ、Tadariさんの精霊馬。インテリアにもすっと馴染む、手編みならではのあたたかな佇まいです。
神秘的な紋様と色味。カラフル精霊馬
黄泉の国からやってくる精霊馬はどんな姿だろう? と想像しながら制作した、松岡 ぜんぶさんのポップでカラフルな精霊馬。どの角度からみても、光の粒子のような神秘的な紋様と色味が楽しめます。
ヒノキの香りが優しい、ナチュラルな精霊馬
無塗装で仕上げたヒノキがやさしく香る、KOUGIさんの精霊馬。丸みを帯びたやわらかい形は眺めるだけで癒されそうです。写真立てにそっと添えて飾れる、コンパクトなサイズです。
牛・馬そのものをモチーフに。モダンな精霊馬
ケヤキやキハダなど、無垢材ならではのぬくもりがやさしいおひさま木工房さんの精霊馬は、「馬」「牛」そのものがモチーフ。オプションでホオズキや蓮の飾りを組み合わせて飾れます。
想いを込めて盆棚・精霊棚に飾る、仏花と灯り
お盆の雰囲気をさらに引き立ててくれるのが、灯りや草花の飾り。現代の空間に調和するよう工夫された、繊細で美しい作品をご紹介します。
シンプルで飾りやすい、手すき和紙の「おかえり提灯」
ご先祖様がお家に辿り着くための目じるしになるのが、提灯や迎え火などの明かり。
クオンズ Officialさんの「おかえり提灯」は、木目が美しいブナのスタンドに、手すき和紙の火袋がやわらかく明かりを通します。こちらは初盆用の無地ですが、絵入の提灯も豊富に揃います。
心安らぐ絵柄が浮かぶ、「精霊馬のあんどん」
ステンレスに精霊馬のモチーフを切り抜いた、koyama marketさんの「精霊馬の行灯」。明かりを灯すと馬ときゅうり、牛となすが浮かび上がります。可愛らしい絵柄はお子さんにお盆の風習をわかりやすく伝えるきっかけにも。
葉脈が浮かびあがる、幻想的な「ほおずきのシンプルランプ」
ふっくらと膨らんだ形を盆提灯に見立て、こちらも魂が帰ってくるための目じるしとして飾られる「ほおずき」。こちらは、本物のほおずきをドライフラワーにして作ったランプです。明かりを灯すと自然な葉脈が浮かび上がり幻想的。通年飾れるインテリアとしても人気の作品です。
玄関飾りにも。ディップアートのほおずき
hana-yuyuさんのディップアートのほおずきは、ディップ膜の透け感が軽やか。
お手持ちの花瓶に挿して、玄関や窓辺に飾りやすいサイズ感です。
収納も困らない、コンパクトな盆飾りセット
季節の飾りは収納場所がない... という悩みにぴったりなのが、kiwokuさんのお盆飾りセット。木のあたたかみとシンプルなシルエットは、どんなお部屋にも馴染みます。
しまうときには台座から外せばとってもコンパクトに。狭いお家でもお盆飾りを諦めたくない人におすすめです。
変わらない想いを、コンパクトなお盆飾りに込めて
お盆は、ご先祖様への感謝や、家族との絆を改めて感じる大切な時間。けれどそのかたちは、もっと自由で、もっとやさしくていい。
コンパクトで現代の暮らしに寄り添うお盆飾りは、祈りや供養のかたちを日常のなかに自然ととけ込ませてくれます。
形式にとらわれず、自分や家族の暮らしに合ったお盆のかたちをさがしてみてはいかがでしょうか。
<文=庄司彩>