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【つくり手のレシピノート】ひんやりうれしい。水出し・氷出しで楽しむ、冷たいお茶の味わい方
暑くなってきた日には、爽やかな香りと穏やかな味わいの、冷たいお茶が飲みたくなります。
身近な飲みものですが、ほんのひと手間で、ぐっとおいしく楽しめるのを知っていますか?
今回は、独自のブレンド茶を手がけるchasitsuさんに、日々のなかで楽しめる、冷茶の作り方を教わりました。
基本の水出し・氷出しに加えて、一日のなかで味わいがゆっくり変化していく “冷凍庫で仕込む緑茶” や、冷たいウーロン茶のアレンジレシピも。
どれも、すぐに試せるひと手間で、お茶の味わいがぐっと豊かになります。
お家で作るいつもの一杯を、もう少し自分好みに、特別に。
この夏は、冷茶の新しいかたちを、見つけてみませんか。
目次
1. 今回使用するchasitsuさんのお茶はこちら
2. 冷茶の味わい広がる、3つのレシピ
- 味の変化が楽しめる、冷凍庫で仕込む冷茶
- 氷出しで甘みひろがる、洋なし緑茶
- 四季花ウーロン茶のモヒート風
3. お家で楽しむ、冷茶の新しいかたち
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今回使用するchasitsuさんのお茶はこちら
chasitsuさんのお茶は、すべて店主自らが見極め、独自にブレンドしたもの。
大切にしているのは、お茶がもつ「香り」と「甘み」です。
水出しや氷出しで抽出することで、よりその味わいが際立ちます。
今回は、3種類のブレンドを使った冷茶レシピを教わります。
1. chasitsuの水出し冷茶(緑茶) 0.5L用
口に含むと、すっと清らかな香りが広がり、飲んだあとには爽やかな心地良さが吹き抜ける。清流を思い起こすような味わいを目指して、2種類の緑茶と国産の烏龍茶をブレンドしました。
500mlの水に1パック入れて、冷蔵庫に一晩。それだけで、誰でもおいしい冷茶が作れます。
いつものマイボトルに入れて持ち歩くお茶も、ちょっと特別な一杯に。
2. 洋なし緑茶 マグ用ティーパック
フルーティーな純米大吟醸から着想を得て生まれた、少しユニークなブレンド。
5種類の茶葉を合わせたフルーティーでまろやかな緑茶に、洋なしの香りとドライフルーツを加えました。
ひと口目には、まるで洋なしの果汁のようなやさしい甘み。あとから、ふわりと緑茶の風味が追いかけてくる不思議な余韻が魅力です。
今回は、このお茶を “氷出し” に。ゆっくりと引き出すことで、その甘みをもう一段深く味わいます。
3. 水出し 四季花冷茶(烏龍茶) 0.5L用
花のような香りと、コクのある味わいが重なるブレンド。
ベースには「花いろ烏龍茶」を使用し、何度も試作を繰り返し生まれました。
甘み豊かな台湾産の四季春烏龍茶に、ヤブキタ緑茶で軽やかな後味を添え、さらにジャスミン茶を加えることで、ふわりと広がる花の香りをより引き立てています。
今回は、このお茶をベースにした “モヒート風” のアレンジを紹介。ほんのひと工夫で、いつもの冷茶が少し気分の変わる一杯になります。
冷茶の味わい広がる、3つのレシピ
水出しと氷出し、その両方のよさを一度に味わえる、少し特別な淹れ方。
冷凍庫でゆっくりと時間をかけることで、すっきりとした清涼感と、じんわり広がる甘みが重なります。
材料
□ chasitsuの水出し冷茶 1パック
□ 500mlペットボトルの水(硬度40~80度程度の軟水がおすすめ)
※ ペットボトルは、冷凍可能なものを。蓋がしっかり閉まる丈夫なものを選ぶと安心です。
【 作り方 】
1. ペットボトルの水を50~60mlほど減らしておきます(お茶の体積分+水は凍ると約10%膨張するため)。
2. chasitsuの「水出し冷茶」を1パック入れ、冷凍庫で一晩抽出します(水が蓋部分に触れないよう、立てるか少3. し傾けて置いてください。)
4. 冷凍庫から取り出したら、日の当たる場所などでゆっくり溶かし、お好みのタイミングでいただきます。
はじめは水出しによる清涼で爽やかな味わい。時間とともに氷出しの甘みへと、味わいが移ろいます。
※苦味が気になる場合は、お好みで水を足して調整してください。
※茶葉の種類によっても風味は変わるので、いろいろ試すのもおすすめです(目安:水100mlに対して茶葉1g)。
氷を加えないので、最後まで味が薄まらないのも、この淹れ方のうれしいところ。
前の晩に仕込んでおけば、暑い日のお出かけにも、冷たいおいしさが長く続きます。
この淹れ方、実は今回の記事のために考えられたもの。
氷が溶けていく過程で、思っていた以上に甘みが引き出され、このブレンドの新しい表情に出会えたそうです。
chasitsuさんの水出し緑茶では目立った苦みは出ず、「最後まで薄めずに飲める」とのことですよ。
ゆっくりと氷が溶ける時間が、甘みを引き出してくれる淹れ方。
いつもの緑茶とは少し違う、まろやかな一杯に出会えます。
材料
□ 洋なし緑茶 茶葉4g
□ 氷 200g程度
□ 水 大さじ1
【 作り方 】
1. 急須やサイズが合う容器に、洋なし緑茶の茶葉4gを入れ、上から氷を200gほどを入れます。
2. 仕上げに水を大さじ1杯ほど回しかけ、3時間~4時間かけてゆっくり抽出します。
3. 茶葉を濾して、できあがりです。
氷出しにすることで、苦味や渋みが抑えられ、甘みや旨みがより際立ちます。口に含むと、どこか純米大吟醸の冷酒を思わせるような、やわらかくふくらみのある味わいに。
花の香りに、ミントと柑橘の爽やかさを添えて。
いつもの冷茶が、すっきり気分を変えてくれる一杯になります。
材料
□ 四季花冷茶
□ はちみつ 大さじ1
□ スペアミント 10〜15枚
□ お湯 大さじ1程度
□ レモンくし切り3個 or ライム1個 or グレープフルーツ1/4個
※ フルーツの量は目安です。好みで増減してください。フルーツがない場合は100%果汁でも代用できます(レモン・ライムは大さじ2/3、グレープフルーツは大さじ1が目安)。
【 作り方 】
1. 「水出し四季花冷茶」を通常の水出しで用意します(1パックにつき水500ml、常温で約1時間)。
2. グラスにアカシアはちみつ大さじ1杯と生スペアミント10枚~15枚を入れ、少量のお湯(大さじ1程度)を加えて混ぜます。ハチミツを溶かしながら、ミント香りを引き出します。
3. レモン、ライム、またはグレープフルーツをお好みの量絞り入れます。皮を軽く潰して、香りも一緒に加えるのがポイント。
4. 氷を入れて四季花冷茶を150ml注ぎ、軽く混ぜたら完成です。
ほわっとやさしい味わいの四季花冷茶に、ミントと柑橘の香りが爽やか。
なかでもchasitsuさんのおすすめは、今回試しに合わせたピンクグレープフルーツ。
目にも鮮やかで、ちょっと気分を変えたいときにぴったりのアレンジです。
お家で楽しむ、冷茶の新しいかたち
淹れ方やアレンジで、味わいが大きく変わるお茶。
冷たく作るからこそ、よりくっきりと味わえる、香りと甘みにきっと驚くはずです。
ひと手間で生まれる、ささやかな違い。
そんな新しいおいしさを、ぜひ感じてみてください。
これから続く暑い季節に、爽やかな一杯を。お茶の力を借りて、心地良く過ごしてみませんか。
<文=庄司彩>