BLOG

【この服、このブランド】一度見たら忘れないシルエット服。MELUMOさん

【この服、このブランド】一度見たら忘れないシルエット服。MELUMOさん

気づけば、そのブランドの服ばかり手に取っている——。そんな経験、ありませんか?
シルエットや素材、細部のディテール。一つひとつの選択の裏に、作り手の確かな意志があります。

連載「この服、このブランド」は、Creemaで活動するアパレルクリエイターのこだわりや世界観にフォーカス。お気に入りの一着をみつけるように、楽しんでいただけたら。

今回ご紹介するのは、一度見たら忘れられない、印象的なシルエットの服を仕立てるブランド・MELUMO。デザイナーのYumicoさんが、パターン制作からサンプルづくりまで自ら手がけています。

「洋服はあふれまくってますからね。だからこそ、大量生産ではできないデザインやセミオーダーサービスにフォーカスしているんです」とYumicoさん。

ぽってりと広がる袖や印象的なハイネック。たっぷりと生地を使った立体的なフォルム。
そんな目を惹くデザインでありながら、目指しているのは「どんな人が着てもおしゃれになる服」そして、「どんな体型の人でも楽しめる服」。

MELUMOさんにしかない絶妙なシルエットは、どうやって生まれるのか。そして、一人ひとりが自分らしく着るために、どんな工夫を重ねているのか。MELUMOさんの服づくりのこだわりを聞きました。

\感想、お待ちしています/
記事のご感想やリクエストをぜひ!
(読み進めると表示されるボタン または 記事の最後のリンクからご回答ください)

正面だけじゃ、もったいない。見る角度で、表情が変わる理由。

▲ 袖口に向かってきゅっと絞られる、印象的なキャンディースリーブが主役の一着。袖にたっぷりと生地を使うことで、動くたびにふわりと揺れる愛らしいシルエットに仕立てられています。

MELUMOさんの服を見て、まず目を惹かれるのが、その独特なシルエット。ぽってりと大きく広がる袖や、首元を印象的に見せるハイネック。ワンピースやコートもただゆったりしているのではなく、裾や身頃の広がり方まで、アイテムごとに絶妙な形になるよう考え抜かれています。

▲ 体を包み込むようなたっぷりとした身幅に、大きく仕立てたパフスリーブ。ゆったりとしたサイズ感を活かしながら、着たときに美しい立体感が生まれるよう仕立てられています。前後2wayで、着る向きによって異なる表情を楽しめるのもポイントです。

なかでも大切にしているのが、360度どこから見ても魅力的であること。正面からの印象だけでなく、横や後ろから見たときの生地の広がり方や、どんなシルエットを描くのかまで思い描きながらデザインしています。

「360度どこから見ても、魅力的なデザインを心がけています。でも着るのは自分! だから特に自分が着用して目に入る場所には特にこだわっています」とYumicoさん。誰かに見せるためではなく、自分自身が袖を通したときに惚れ惚れできるように。そんな視点からのものづくりも、MELUMOさんらしさです。

見た瞬間のかわいさだけでなく、歩いたり振り返ったりするたびに違った表情が現れる。着るたびに「この服、好き!」と思える一着を追求しています。

「合わない」を、なくしていく服。

MELUMOさんのセミオーダーは、最初から今の形だったわけではありません。
「最初は単純にサイズ展開して販売する実力がなく、ワンサイズで始めました」とYumicoさん。やがてサイズ展開を考えるようになったとき、たどり着いたのは「お客さまの本当のニーズに応えるには、それだけでは足りない」という気づきでした。

「背は低いのに腕は長い」「身長が高くて、日本のブランドのサイズでは袖が足りない」——
そんな、サイズ展開だけでは解決しない悩みにも応えたい。奇抜な色や柄は大手ブランドでは避けられがちだからこそ、「多くの人には支持されなくても、自分が好きな色や柄を自由に着られたら」という思いから、セミオーダーは始まりました。

なかでも印象に残っているのが、こんなエピソードです。
事故で腕の長さに左右差が出てしまったお客さまからの注文。キャンディースリーブをどちらの腕にも似合う形に仕立て、「両腕とも着られたことに感動した」と喜んでいただけたそうです。

首元を隠したいというお客さまの希望に合わせて、襟のデザインをハイネックに変更したこともありました。夏はハイネックの服が少なく、いつもストールで隠していたそうですが、MELUMOさんのラインナップにはタートルネックのデザインが豊富なため、好きな服をハイネックに変えて着られるようになったといいます。

実際にいちばん多いのは、サイズを大きくするオーダーだそう。「3Lや4Lで可愛いと思える服はなかなかない」という声も多く、一度袖を通した方がそのままリピーターになることも少なくないといいます。

「サイズが合う服」だけでなく、それぞれが抱える小さな、あるいは大きな悩みに、丁寧に向き合う。着る人自身が「心から求めた服を着ている。私にとって完璧!」と思える一着を届けること。MELUMOさんのセミオーダーには、そんな思いが込められています。

MELUMOさんの服を楽しむ、おすすめ5コーデ

これからの季節に着たい、MELUMOさんの5つのアイテムをご紹介。
実は、どれも一着で何通りにも着られる仕掛けが隠れています。秋冬の装いに、それぞれの個性豊かなシルエットを活かした、自分だけの着こなしをみつけてみてください。

無地と柄の両面を楽しめるリバーシブル仕様。前後どちらを前にするかでVネックとUネックを選べ、ウエスト位置やリボンの結び方でもシルエットを変えられます。カーディガンやコートを重ねたり、冬はざっくりニットを上から合わせたりと、季節をまたいで楽しめる一着。

同じ生地を使った、コットン100%のガウン。 “振袖も入りそう” なほどのワイドスリーブが印象的です。さらりと羽織るだけで存在感があり、合わせ方によって和の雰囲気にも、少し異国情緒のあるスタイルにも。

MELUMOさんで長く愛されているハイネックコート。あえて袖を短めにすることで、さまざまな体型の人がスタイリッシュに着られるように。袖を長くしたい場合にはセミオーダーにも対応でき、インナーや手袋を見せる着こなしも楽しめます。

2026AWの新作。前後を入れ替えて着られるうえ、袖口の紐の出し方によっても表情が変わります。裾側から出したり、上側から出したりと、着方をアレンジできるのも魅力。ゆったりとしたサイズ感で、重ね着にも活躍します。

たっぷりと余裕を持たせたシルエットで、さまざまなトップスを重ねられるサロペット。サイドのリボンを絞ることでシルエットに変化をつけられ、スナップボタンで横幅の調整も可能。自分らしいバランスを探しながら着られる一着です。

人生のそばに、好きな服を。

隠したいところも、見せたいところも、そのときどきで変わっていく。
「そのときの自分にいちばん合った服を着られたときの幸福感は、市販品ではなかなかみつけられないと思うんです」とYumicoさん。性別も、年齢も、体型も問わず、誰もが自分らしく楽しめる服づくりを、これからも続けていきたいといいます。

それでも「かわいい服を着たい」という気持ちは、きっと変わらないもの。

「これからの人生を歩むあなたのそばに、MELUMOの服があり続けられたらうれしいです」そんな言葉どおり、ずっと長く付き合っていけることこそ、MELUMOさんの服の魅力なのかもしれません。
あなたの体に、あなたの好みに、まっすぐ寄り添う一着。そんな服との出会いが待っているはずです。

\感想、お待ちしています/

▶︎ この記事の感想を送る
今回の記事の感想や「こんな記事が読みたい!」を気軽に教えてください

この記事を読んだ方におすすめの記事・特集

【つれづれ話題帖】懐かしいのに新しい。いま気になるスカーフの楽しみ方

今回は、ファッションアイテムとして再び注目を集めている「スカーフ」に注目します。昔から親しまれてきたスカーフが、今なぜ人気を集めているのでしょうか。懐かしいのに新しい、そんな点に着目しながら、首元だけでなく、髪や手首など、いつもの装いに取り入れる5つの楽しみ方をご紹介します。

【この服、このブランド】“丈・サイズが合わない”に答えを。スカート専門店 and-firiaさん

連載「この服、このブランド」は、Creemaで活動するアパレルクリエイターのこだわりと世界観にフォーカス。今回は、セミオーダーのスカートを展開する and-firia さん。丈やウエストを選べる仕立てと、豊富な柄や色。“好き”から始まったものづくりに迫ります。

トップスから秋めいて

トップスを変えるだけでぐっと秋らしく。色や素材、シルエットに秋の気配をまとったアイテムをそろえました。
ブログで紹介する▼
HTMLコードをコピーしてブログに貼り付けてください
同じカテゴリーの記事
人気の記事