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注目の海外クリエイター「 +10・テンモア 」さん_テーマに合わせてデザインや素材を考える靴下作り
こんにちは。クリーマの緑川です。
皆さんもきっと毎日のように着用している「靴下」。最近は、重要なファッションアイテムの一つとしてメディアに取り上げられることも多く、現在Creemaにも900点近い作品が出品されています。
今回は、オリジナルデザインの靴下を台湾で作り続ける注目の海外クリエイター「 +10・テンモア」さんに"靴下作り"への思いを伺いました。
― +10・テンモアさんの考える「デザイン」ってなんでしょうか?
靴下って、実はとても自由度の高いものなんです。多くのファッション製品は、工場で作られているため、形や素材の制限が多いのですが、靴下は細かい調整が可能でゼロからオリジナルを作ることができます。
糸の素材や柄の位置、口ゴムの織り方など、組み合わせ方によって、無限大の可能性がある靴下。柄だけではなく、履いたときの感覚や生活に溶け込むシーンまで想像してデザインしています。
―数あるカテゴリから「靴下」を選んだ理由はありますか?
もともと、「人々の生活に常に寄り添っていくものを作りたい」と思っていたところ、靴下が日常生活の必需品であり、デザインとしても素材としても無限の可能性を秘めていると感じました。
日々の生活に無くてはならないものだからこそ、「隅々までこだわり、他にはないユニークなデザインの靴下を生み出したい」。靴下を通して、日常生活の中にある楽しさや面白さを伝えたいと思っています。
―デザインや素材など作品に対するこだわりはどんなところですか?
+10・テンモアはシリーズごとにテーマを考えて、それに合わせてネーミングやデザインを考えています。テーマを決めてデザインすることで、素材や織り方に変化をつけ、靴下を見て触った時の楽しさを感じて欲しいと思っています。
今年は「貝」をテーマにデザインした靴下を作っています。貝類の独特な手触り感を表現するため、新しい作り方に挑戦し独特の質感を表現しました。細部にわたるこだわりは、最も大切にしている部分です。常に発明家の精神を持ち、「実験し続けていくことで不可能を可能にする」。そんな風にデザインを生み出しています。
―アイデアはヒントはどんなところから得ているのでしょうか。
アイデアは「日常」と「自然」がヒントになっています。アイデアに行き詰ってしまったときは、海や山へ行ったりします。日々の暮らしの中には、風景や音楽、映画、食べ物など…面白いことがたくさん詰まっているからです。そんな日常から、ちょっと角度を変えることで見える世界を切り取って、皆さんに作品としてお届けしたいと思っています。
―日本と台湾のデザインはどんな部分でしょうか?
日本のファッションデザインへの第一印象は、「凄いなぁ、大胆なデザインが多いなぁ」という感じです。「そんな作り方もあるんだ!」とびっくりする素敵なデザインがたくさんあります。日本のデザインの方が様々な一面を持っていて、作品をみていると「そういった意味も秘めているのか!」と思うことが多いです。
台湾のデザインの方が、作品を生み出す過程やデザインへの考え方がシンプルで直観的な感じがします。ただ、違いはあるかもしれませんが、日本でも台湾でも「毎日をちょっと笑顔にできるようなデザインの靴下」をより多くの方々に届けたいと考えています。
―今後、挑戦したいことはありますか?
まだまだ「靴下」の世界は未知数で、たくさんのチャレンジが待っているので、他のものを作る予定はありません。今後も皆さんを笑顔にできるような、おしゃれでユニークな靴下を作り続けたいと思っています!
ハンドメイドインジャパンフェスに初参加!
+10・テンモアさんは、今年7月22日(土)・23日(日)に開催する「ハンドメイドインジャパンフェス2017」に初出展されます。
普段はなかなか会えない、注目の海外クリエイターにも直接会えるチャンスです!ユニークな感性との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか?日本最大級のクリエイターの祭典、ぜひご参加ください!
>>ハンドメイドインジャパンフェス(東京ビッグサイト)
7月22日(土)・23日(日)
>>+10・テンモアさん出展情報
【出展日】22(土)・23(日) 【ブース番号】A-423