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「とことん丁寧に」が販売への近道。魅力が伝わる作品紹介文の3つのポイント

作品の魅力を表現する「作品紹介文」は、インターネット販売においては、購入の決め手になるほど重要です。しかし、どのように書いて良いのかと迷う時もありますよね。

今日は、安心・納得して購入するために必要な、作品説明文の3つのポイントをご紹介します。

 

まず、大前提として、最も重要なことは、自分自身が買い手になったつもりで「買うために、何を知りたいか?」を想像してみることです。きっと、たくさんありますよね。手に取ってくまなく見ているように詳しく知りたいというのが、買い手の心理です。


例えば、財布では、カードが何枚入るのか、小銭入れはあるのか、仕切りはあるのかなど、詳しく分からないと数万円もする作品を買うまでは、なかなか決断できませんよね。
また、バッグでも同じです。内ポケットがいくつあるのか、留め具はあるのか、マチはどのくらいあるのかなど、分かれば分かるほど、自分が使っている姿がイメージできてくるものです。


【作品を見ている方の気持ちを想像し、疑問に詳しく答える】作品の販売を伸ばしている作家さまは、必ず意識しているポイントです。

1. 「仕様やサイズ・重量・質感や素材」などの基本情報をしっかり書く

「手に取る以上に分かりやすく」が理想です。「仕様やサイズ(縦・横・高さ/cm)」「重さ(g)」「素材や質感」は、必ず明記しましょう。具体的な数値だけではなく、感覚的な表現も併記すると、より伝わりやすくなります。写真の中に例がある場合も、文章で記載しておくと、より丁寧です。

 

例えば、

・仕様やサイズ(バッグの例):「内側にオープンポケット2(仕切つき)、開き口マグネット、長財布、500mlのペットボトル、携帯電話、メイクポーチ、文庫本1冊がちょうど入るくらいです。」

・重さ(イヤリングの例):「風にゆれるほど軽く、一日着けても疲れを感じません。」

・素材や質感(うつわの例):「鉄分の多い素地で成形し、その上に白い化粧を刷毛で塗っています。釉薬のかかっている部分は、しっとりした艶があり、手触りはなめらかです。土が出ている部分はマットで少しざらっとした質感です。電子レンジでは使用できません。」

 

器の場合は、電子レンジやオーブン、食洗機に対応しているかどうかも、購入の決め手になることがあります。

そのほか、パーツやサイズの変更が可能かどうかなども、買い手が気になるポイントです。対応が可能な場合は「ピアスポストをチタンに変更できます」や「ブレスレットのサイズは調整できます」など、具体的にできることを記載しておきましょう。

ハンドメイドだからこそできる、きめ細やかな対応は、買い手にも喜ばれます。

2. 暮らしの中で「使うシーン」が想像できる提案をする

どのようなシーンで作品を使うと素敵か、暮らしがどう変わるかがイメージできると、作品への興味がぐっと高まります。作品の魅力を一番理解している作り手の視点で、おすすめの使い方を伝えるのも良い方法です。

 

例えば、

・アクセサリーの例:「シンプルなTシャツに合わせるのがおすすめです」

・うつわの例:「煮物やロールキャベツなどの汁気の多いおかずを盛っていただけるよう、少し深めに作ってあります」

・インテリア雑貨の例:「窓辺に置いていただくと、光を通してとても綺麗です」

 

といったように、暮らしの中への取り入れ方を具体的に伝えると、購入につながりやすくなります。また、「こんな使い方があったんだ!」と、気づきを与えるようなユニークな使い方も良いですね。

 

また、ハンドメイド素材の場合は、実際に素材を使用した作品写真を出すのも非常に効果的です。布から作ったポーチ、チャームを使ったネックレスなど、具体的な作例とその写真が、より創作意欲をふくらませてくれます。

3. 「作り手の想いやこだわり」を自分の言葉で丁寧に伝える

手作り・クラフトを愛する方々は、作品そのものはもちろん、作品に込められた思いや制作背景、そして細部へのこだわりも大切にします。そのため、作品への想いやこだわりを、あますところなく書くことも大切です。

 

例えば、
・作品づくりのきっかけや、作品に込めた思いや物語などの、ストーリー性
・革作品のコバの仕上げ方や、陶器への模様の入れ方などの、技法的な点
・バッグのポケットの位置や、洋服のパターンなどの、改善を重ねた点


など、大切なことから優先的に伝えましょう。このスペースは、作品を自由にプレゼンテーションできる場です。納得いくまで書き直した内容をしっかりと伝えることができます。

 

また重要なのは、作品ページを訪れているのは、既に作品に興味を持っている方々だということ。もっと深く知りたいという気持ちがあるはずです。直接会ってお話しているような気持ちで、自分の言葉で丁寧に表現してみましょう。

いかがでしたでしょうか?

作品紹介文は、分かりやすく、丁寧に、作品の魅力があますところなく表現されていることが重要です。丁寧な文章を通して「この作家さんは、本当に大切に作品を制作しているのだな」「こんなに丁寧な人なら、お取引も安心できるだろうな」と、相手に気持ちまで伝わります。画面の向こう側にいる方が、作品を手に取って見ていると想像しながら「できるだけ想いを込めて丁寧に書く」という点を心がけてみましょう。その中で、あなただけの素敵な表現を見つけてみてください。

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