BLOG

「今、私が会いたい人」 純粋に、ひたむきに、作り続ける。 造形作家 木暮奈津子さん

こんにちは。クリーマの佐野です。

新聞紙を丸めてオリジナルの不思議な海の生き物を制作している造形作家 木暮奈津子さん。

 

クリーマに入社して間もないころ、木暮さんの作品を見た衝撃は今でも忘れられません。

「なんてユニークで、なんて見ていて楽しい作品なんだろう…!」

そんな気持ちでいつもドキドキしながら作品を拝見してきました。

スイカプリントのカニ

今回は、念願叶って千葉県立美術館で開催されていた木暮さんの個展に行き、お話を伺ってきました。
造形作家 木暮奈津子さんの純粋なまでの制作へかける想いに迫ります。

作り続けてきた17年

ー 新聞紙を使った海の生き物を作り始めたきっかけを教えてください

「もともと作ることが好きで、小さい頃に新聞紙を使った立体作品がずっと頭の片隅にあって。
美大を出て、デザイン会社でデザインをする傍ら始めました。
仕事では堅い内容のデザインが多かったので、その反動で自分の作りたいものを作っていましたね。

やっぱり海の生き物がもともと好きでしたし、
学生時代に楽しい思い出が詰まった海で作品を写真に収めたら、
なんだかしっくりきて「意外と面白いかもしれない」と。そこから始まりました。」

ー  海の生き物を17年、作り続けているとお聞きしました。
木暮さんのその作り続けるパワー、原動力はどこから生まれてくるのでしょうか。

「自分でもどうしたものかと思いながらも、やっぱり周りの方からの支えがありました。
銀座や六本木のギャラリー、雑貨屋さんなどで売れるところが増えていって、
「あぁ、そうか。これは悪いものではないんだな、じゃあ続けよう。」と思い始めて。」

17年間作り続けているタコちゃんシリーズがずらり。

ー 初期のものからは進化があると思いますが、
モチーフを変えたり、素材を変えたり、他のものを作ろうと思わなかったのですか?

「思いませんでしたね。
たぶん単純に好きだからですよ。海のいきものが。

タコやイカなど色々な海の生き物の面白い形に魅了されて。
あと、鵜原海岸というきれいな海に惚れ込んでしまったんです。
海に持って行って、置いてみて、自分でも「まぁステキ」って思ってしまって(笑)
いいものができた時、嬉しい気持ちがとても強いんです。」

https://www.creema.jp/item/527538/detail
ポストカードとしても販売されています

独自のこだわりを貫き通す

ー  造形のアイディアはどこから生まれるんですか?

 

「常にずっと面白い形、面白い海の生き物ってどんな生き物だろうと考えています。
図鑑を見たり、頭の中で形をドッキングしたり。」

ー  制作されている時の心境や、特に大事にしている部分はどこですか?

 

「もう、一心不乱に、ですね。
ひたすら作って。イメージと違ったらカッターでズカズカと切ってまた貼って直す。

その繰り返しです。

大事なのは完成度ですね。重要な全体のフォルムを意識しながら制作を進めます。
色も、目以外は絵の具の元の色を使わずに必ず混色して自分の色を作ります。
一番難しい顔は最後です。」

クラゲ2号

見てくれる人を笑顔に、「わははっ」と気持ちよく笑ってもらいたい

ー 作品一つひとつの表情を見ていると、本当に楽しくなります。
思いもよらない発想にすごく刺激を受けます。

 

「作っている時は、大変だな、と思うこともありますが、
前提に良いものづくりができたという喜びと、
見てくれる人の笑顔や驚いた顔が見たい、体験したいという気持ちがあるんです。
そして次はどんな面白いものができるんだろう?って自分自身に期待して楽しくなる。」

「見ていただくからには、「わははっ」と気持ちよく笑ってもらいたいですね。
それだけで私自身も嬉しい気持ちになります。
やっぱり人がびっくりするものや、自分でびっくりするものが見たいから、つくります。」

インタビューを終えて

自分の作りたいものを作り出す、一心不乱に作り続けるパワー。
木暮さんの作品を見ていると、本当に元気と笑顔をもらいます。

色々な作り手にお話を伺っていつも感じることは、
作品そのものが作り手ご本人を投影しているということ。
そんな木暮さんのまっすぐな作るパワーを、作品を通して感じているのかもしれません。

表情がなんとも可愛らしい牡蠣ちゃん

ぜひ表現豊かな木暮奈津子さんの作品をご覧ください。
あなたの感性を刺激する、不思議な海の生き物に出会えるかもしれません。

木暮奈津子さんのギャラリー

ブログで紹介する▼
HTMLコードをコピーしてブログに貼り付けてください
この記事のタグ
同じカテゴリーの記事
人気の記事