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Bigotデザイナー高階さん - 日常に藍染を。オリジナルの一点ものへのこだわり(作り手インタビューvol.29)

こんにちは、クリーマの石渡です。

 

「藍染」と聞いてみなさんどんなことを思い浮かべますか?古くから日本の暮らしに寄り添い、変わらずに日常にあり続ける藍染。もしかしたら、伝統的なイメージがまず浮かぶかもしれません。

 

今回は、洋服やアクセサリーなどのファッションアイテムから、インテリア雑貨まで、藍染のライフスタイルプロダクトをデザインする、Bigot デザイナーの高階志文さんをご紹介したいと思います。
 

『日常に藍を』をコンセプトに、藍染の世界を更に現在の日常に使いやすく、また親しみやすく届けてくれる高階さんの作品に惹かれ、僕、石渡がお会いしてお話を伺いました。

当たり前のように身近にあった藍染の世界

ー藍染との出会いについて教えてください

高階さん:

僕にとって物心ついた時から藍染は身近なものでした。というのも、母親が地元の沖縄・石垣島で藍染職人として仕事をしていたからです。自宅兼、工房として当たり前に傍にあったので、小さい頃から手伝っていました。
 

その時は、まさか自分が藍染の作品を作る事になるとは思ってもいませんでしたね。

育て上げた藍を、発酵から染めまで一環して制作しています
石垣島の土地で土を耕し、種を植え、たくましく育った藍

身近に当たり前のようにあった、藍染の世界。

そんな中で、様々な土地で過ごした経験から、高階さんと藍染、そしてものづくりが、繋がる瞬間がありました。

たどり着いたのはやっぱり藍染でした

ー高階さんの中で、藍染と「Bigot」というブランドはどこで繋がったのでしょうか。

高階さん:

母親の影響もあってか、元々小さい頃からものづくりには興味があったんです。地元の沖縄を離れ、東京でプロダクトデザインについて学びました。そのあとも更に知識を深めるため、中国へ留学に。

 

沖縄と東京、そして中国、時間の流れや風景、価値観が違う環境での学びはとても刺激的でした。

高階さん:

その後はバングラデシュへ行って、鞄の制作や生地にまつわる仕事をしたり…色々な場所に赴き、たくさんの人と出会って帰国した後に、ものづくりや今後について少し考える時間がありました。

 

出た答えは一つ、

「大量生産ではなく、オリジナル性の高いものが作りたい」そんな想いでした。

 

ふと頭に浮かんだのが、身近にあって、長く慣れ親しんだ藍染です。

やっぱり、「かっこいい」と思ったんですよね。

一点一点、その日の気候や染めるタイミング、使う人によって風合いが変わる藍染に自然と惹かれました。

そして、藍染職人としての母の存在。

様々な経験をして、結果的に藍染という表現に自分はたどり着いたんです。

 

これを機に母親と二人三脚ではありますが、藍染の作品をより身近に、沢山の人に届けたいと思いブランドを立ち上げました。

Gown coat
Pull Ovre Shirt / Indigo
Leather Sole Slippers

 

石垣島の大自然でのびのびと育った藍と、身近にいる藍染職人の師でもある母親の存在。

そんなものづくりの環境と、高階さんの経験で培った独自の審美眼で「Bigot」が生まれました。

互いをリスペクトしながらものづくりに情熱を注ぐ

ー作品を作る上で大切にしていることは何ですか?

高階さん:

まずは「丈夫で長持ちすること」です。

使いこんでいくうちに藍染はその人の生き方を表現してくれます。丈夫であるからこそ、長く日常に寄り添い、毎日の暮らしの変化を楽しんでもらえると思っています。

Pull Over Parka

高階さん:

藍を育てるところから、デザイン、縫製、藍染の作業、作品のお届け。沢山の人たちの手を借りて、お互いをリスペクトし合いながら作品を作り出す。その作品を最後に自分がお客様にお届けする。

 

注文をいただいた作品を、最後にアイロンをかけてお包みしている時が本当に一番幸せな時間なんです。どんな人に届くのかなどを考えながら、丁寧に作業をしています。たぶん一番緊張しているけど、一番楽しい時間だと思います。

ー作品を作る時、どんな事を考えて制作されますか?

高階さん:

まずは使ってもらうシチュエーションを想像するんです。こんな人はどんな物を使うのか?何を大切にするのか?そんな事を考えながら、デザインします。家族、友達、彼女、色々な人が着るからこそ、こだわり、シチュエーションにあった作品の提供をしたいと思っています。

Flannel Shirt

高階さん:

こんなものを藍染にしたらどんな作品が完成するのか?とか常に考えちゃいますね。色々と試してみたい事、やってみたい事はまだまだあるので少しずつお届けが出来たらと思います。

Glass Othello
Glass Necklace Blue or Navy
新作は染め直しができるんです

ー新作は染め直しのサービスもあるとのことですが

高階さん:

はい。今季の新作からは、真っ白なワークシャツやプルオーバーシャツなど、どうしても長く使っていると汚れが目立ってしまう作品も、染め直してまた新しい雰囲気に生まれ変わることができます。

Pull Ovre Shirt / White

高階さん:

もちろん、元々藍染の作品も染め直しが可能なので、天然藍は色の変化を楽しむのも魅力ですが、少し色味が薄くなったなど、気になった場合も染め直しをすることによって、また違った雰囲気にできますね。

 

※作品によっては染め直しが 出来ないものもございますので、ご希望の場合は取引ナビでご相談ください。

W-Pocket Shirt / Indigo

長く愛用していただけるような、このような工夫も高階さんの作品に対するこだわりが伝わってきます。また、アクティブに過ごす時に最適なプルオーバーパーカーなど、見逃せない作品ばかりです。

インタビューを終えて

高階さんの原点でもあるご実家の藍染工房や、石垣島のゆったりとした自然環境についてお話を伺うと、とても優しい表情でお話をしてくれました。

 

ブランドの由来にもなっている"「Bigot」=頑固者、偏屈者"。
親子でモノ作りの情熱をぶつけ合いながら作り上げて行く姿を沖縄に行った際には僕もぜひ拝見したいと心から思いました。

 

みなさんもBigot 高階さんの作り出す、素晴らしい藍色の世界をご覧ください。心惹かれる作品が見つかるかもしれません。

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