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Creema初のweb小説が4/4(水)18時よりスタート!あらすじと見どころをご紹介します

こんにちは。クリーマ広報の柴田です。

本日は皆さまにお知らせがあります。明日4/4(水)18時より、Creema初となるweb小説がスタートします!(毎週 水曜18時更新)

 

>>第1話はこちら

 

Creema限定のweb小説は、やっぱりCreemaらしく「ものづくり」をテーマにしたお話しです。自然豊かな街を舞台に、ふとしたことから学生時代の友人と一緒に「椅子作り」をすることになった徳井(とくい)と魚住(うおずみ)を主人公に物語は進みます。

 

東京の大学に通いそのまま就職していた徳井は、家族の都合で帰郷することに。祖父の後を継ぐように田舎で「修理屋」として働く彼の元に転がり込んできたのが大学の後輩:魚住。魚住の出現により修理屋から椅子作りに仕事を変え、「椅子」に纏わる人間模様や、エピソードが繰り広げられます。時にはほっこり、時にはドキドキ・ワクワクするような、青年ふたりの友情と成長を描いた物語です。

 

今回は、web小説「虹にすわる」の著者:瀧羽 麻子さんに、この小説に込めた想いや見どころを伺いました。

Creema web小説「虹にすわる」著者:瀧羽 麻子さん

柴田:瀧羽さんのこれまでの作品をいくつか読ませていただいたのですが、草木染め職人やオルゴール職人など「ものづくり」に纏わる小説が多い印象があります。もともとお好きなのでしょうか?

 

瀧羽:そうですね。私自身、手作りのものが好きですし、それを作る人も好きです。
私は小説を書いていますが、小説は文字であって形がないもの。目で見て手で触れられるものを作っている人に対して、憧れのようなものがあるのかもしれません。

 

ものづくりをする人には共通点があるように思います。皆さん、真面目でストイック。ものづくりに向けた情熱や思いがもの凄く強く、志をものづくりに投影しているように感じます。そんなところが好きなんです。

 

柴田:確かにそうでですね。作り手の方々は皆さん、夢中になって何かを作っている方ばかり。今回の登場人物にも「Creemaの作り手と同じ空気感」がありました。「だって、好きだから」。ものを作る人って、そういうところがあると思うんです。

 

瀧羽:計算ではなく「自分の作りたいものを作りたい」という純粋な思いで突き動かされている、それは小説でも伝えたかったことです。

「椅子」には代々受け継がれるストーリーがある

柴田:今回、主人公のふたりは「椅子作り」を仕事にしていますが、なぜ「椅子」だったのでしょうか?

 

瀧羽:どんな家でも椅子は使い捨てされることなく、何年も使いつづけるものです。洋服と違って、何着も買うというよりは一つを大切にずっと。そして、いろんな人が受け継いでいく。

 

肌に触れるものという意味では、家具の中でも特殊な存在です。テーブルやチェストに比べても、人にとても近い存在だと思いました。誰もが知っているのに、コレクション心をくすぐるようなところもあって、惹き付ける何かがある。

 

日常的に使うものなのに、アートの要素も存在しますし、素材感やデザインなど、作り手がポリシーを持って作っているという点も魅力的でした。自分自身が思わず引き込まれてしまったから、というのが最終的な理由かもしれませんが(笑)

好きなことで食べていくことはとても難しいこと。でも、今の時代はそれが不可能ではない。

柴田:今回の小説を書くにあたり、Workscreator(ワークスクリエイター)さんなど数名の方に取材されているかと思います。実際にお会いしたことが何かインスピレーションになったりしているのでしょうか?

Works creator:浜田さん

瀧羽:お仕事ぶりや工房の様子など、いろいろ参考にさせていただきました。Workscreatorの浜田さんは、「好きなことを仕事にしている」人物像としてぴったりでした。

 

柴田:浜田さんは、高校、大学と建築の勉強をして、個人住宅の建築の仕事に就き、自分の作りたいものを作って友人たちにプレゼントしたら、喜んでもらえて。それがきっかけで依頼が増え、いつの間にか仕事になり、今に至っている。確かに「ずっと家具職人を目指して修行を積んで」というわけではなく「好きなことが仕事になった」という意味ではイメージが近いですね。

 

瀧羽:好きなことで食べていくことはとても難しいことだと思うんです。でも、今の時代はそれが不可能ではない。10年前と比べたら、いろんな手段があります。ものを作った後に、お店で売るしかなかった販売手段が、ネットで販売できるようになり、それこそCreemaさんたちの登場により自分たちでプロモーションが出来なくても「良いものを作れば売れる」時代になってきた。どこでどうブレイクするかわからない環境があります。

 

だからこそ、以前より「自分のやりたいことを仕事にしたい」と考える人も増えているはずです。その一方で、個人でやるからこその難しさもあります。

 

個人でやるからこそ全ては自分の責任です。会社だったらデザインと販売、宣伝、経理とそれぞれ分業ですが、個人だとそうはいかない。一人でやるということは、全て自分の好きにできる反面、全ての責任を自分で負わなければいけません。

 

楽しいばかりでも、苦しいばかりでもない。浜田さんを含め、何人もの職人さんとお会いしてそんなリアルな現状を垣間見ました。「好きなものを作る幸せ」と「ビジネスとしての大変さ」小説では、どちらも描きたいと思ったんです。

 

それと同時に、「やっぱり作るのが本当に好き」「作っている時が一番幸せ」ということもヒシヒシ伝わってきて、とても感銘を受けました。そういう意味では、今回の主人公には、取材させていただいた方々の姿が少しずつ投影されているかもしれません。

※実際の工房
夢を追う全ての人々を応援したい

柴田:「虹にすわる」の見どころを教えていただけますか?

 

瀧羽:「ものづくりは夢のあること」だと思うんです。私にはできない「ものづくり」の持つパワーや作り手の情熱を小説を通して伝えたいと思いました。

 

そして、たとえまわりに理解されなくても「自分が好きなことを追求する」ことは素晴らしいことだと思います。夢を諦めないで、ふたりで未来を切り開いていく様子や、人としての成長を、皆さんであたたかく見守っていただけたら嬉しいですね。

 

柴田:主人公の徳井も魚住も、ちょっとずつ変化していますよね。特に、いつも「誰かのせいにして決断していた」徳井が、魚住にそれを指摘されて初めて自分で人生の決断をする。思わずうるっときてしまいました。

 

瀧羽:そうですね。そんな、徳井と魚住の成長や考えた方の変化も感じてもらえたらと思います。

 

好きなことで対価が得られて、評価してもらえて、喜んでくれる人がいることは本当に素晴らしいこと。そんな生き方もある、ということが読んでくださる方々の何かヒントやきっかけになれればいいなと思っています。

「虹にすわる」4/4(水)よりスタートです!

Creema限定 web小説「虹にすわる」は、明日4/4(水)からのスタートです。山・海・川に囲まれた自然豊かな地で繰り広げられる日常と、「ものづくり」を通したふたりの友情と成長ストーリー。

 

皆さんの毎日に、ほっこりした温かい気持ちをお届けできたらと思っています。

どうぞお楽しみに!

 

※2018年4月4日(水)より、毎週18時更新・・・第1話はこちら

瀧羽麻子(たきわあさこ)
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞。著書に『株式会社ネバーラ北関東支社』『いろは匂へど』『左京区桃栗坂上ル』『乗りかかった船』などがある。最新刊『ありえないほどうるさいオルゴール店』を5月に刊行。

瀧羽麻子著 「いろは匂へど」ー「作る人」の映画と本(vol.02)
家具作家・Workscreatorさん - 99%断らない家具づくり_作り手インタビューvol.11
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