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ミモザ、バラ、紫陽花も自分でドライフラワーに!花の種類別に作り方をご紹介[後編]
こんにちは。Creemaの佐々木です。
春はお花の季節。どの季節にも増して華やかな春のお花を置いたお花屋さんを見ると、ついつい足が伸びてしまいます。思わず一目惚れして購入したお花や、もらったお花、その美しさをずっと楽しむために、ドライフラワーにしてみませんか?
失敗せずに自宅のお花をドライフラワーにしたい!そんな思いから、ドライフラワー作家・OvalHomePlanetさんに「ドライフラワーの作り方」について、教えていただいています。
ハンギング法・ドライインウォーター法・シリカゲル法・グリセリン法の4種類の作り方について、詳しくご紹介した前編。どの作り方を取る場合も、ドライフラワー作りは「お花が悪くなっていくスピードに負けないように、短時間で水分を抜くこと」が大切!ということを学びました。
後編となる今回は、春が旬のラベンダーにミモザ、これから楽しめる千日紅や紫陽花、カーネーションまで、「お花・植物の種類別」にドライフラワーの作り方をご紹介します。どれもドライフラワーを作りやすいお花を選びましたので、ぜひこの機会に季節のお花をずっと楽しめるドライフラワー作りにチャレンジしてみてくださいね。
ドライフラワーにしやすいお花って?
今回ドライフラワーの作り方をご紹介するお花・植物はこちらの9種類。
1. ラベンダー
2. ミモザ
3. 千日紅(センニチコウ)
4. ユーカリ
5. かすみ草(カスミソウ)
6. 紫陽花(アジサイ)
7. バラ
8. 桜(サクラ)
9. カーネーション
ドライフラワーにしやすい植物は、もともと水分量が少なく、ドライフラワーにしても色や形が変化しづらいもの。
はじめの7種類はその代表的なお花や植物です。
最後にご紹介する桜とカーネーションは、ほかの7種類に比べると少し難易度高めですが、ドライフラワーにしても楽しめるので、ぜひ試していただきたいお花です。
ラベンダーをドライフラワーにする方法
ラベンダーには… → ハンギング法
ラベンダーはお花に含まれる水分が少なく、花びらが肉厚なので、ドライフラワーにするのが簡単なお花です。 リラックスできるさわやかで芳香な香りがあるので、ドライフラワーにすることで見た目だけではなく、その香りも一層楽しめます。茎についた細かい葉っぱは取り除き、1本ずつ、もしくは5〜6本ほどに小分けして麻紐などでしばって吊るしておきます。
ミモザをドライフラワーにする方法
ミモザには… → ハンギング法
ミモザの黄色いお花は、色鮮やかで退色しづらいため、ドライフラワーにしても長くその可愛い色合いを楽しむことができます。ドライインウォーター法だと、花の重さで徐々に首が下がってしまう可能性があるため、ミモザはハンギング法が最適です。生花の状態でリース台にそのままミモザをつけて、乾燥させながら、ドライフラワーのリースを作ることも可能です。その場合はドライにすることでボリュームダウンするためたっぷりめに束ねておくと良さそうです。
ただし、ドライフラワーにする場合はできるだけ早く乾燥させることが大切ですので、ハンギング法でドライフラワーにする場合は1枝ずつ分けて吊るす方法がおすすめです。
千日紅(センニチコウ)をドライフラワーにする方法
千日紅には… → ハンギング法
千日紅はもともと水分量が少ないお花なので、初心者でも気軽に挑戦できるお花です。 色の種類もさまざまで、ドライフラワーにしても長い間色褪せないので、その色合いを楽しめるのも魅力のひとつ。花びらも肉厚で比較的丈夫なので、ハンギング法がおすすめです。
もしワイヤーをつけてリースなどにしたい場合は、乾いてしまうとワイヤーを挿しにくくなってしまうため、先にお花にワイヤーを通しておく方が良いでしょう。
ユーカリをドライフラワーにする方法
ユーカリには… → ハンギング法
清涼感のある香りが楽しめるハーブ、ユーカリは、インテリアとしても楽しみやすく、ドライフラワーにもしやすい植物です。もともと水分をあまり含まない植物で、ドライにする間も綺麗に水分が抜けていくので、極端な退色がなく、失敗が少ないのが特徴。
ドライにすると、一層ナチュラルな雰囲気になって、お部屋を飾るグリーンインテリアとして活躍してくれます。
かすみ草(カスミソウ)をドライフラワーにする方法
かすみ草には… → ハンギング法、ドライインウォーター法
ハンギング法でもドライフラワーにすることができますが、かすみ草のふんわりしたボリュームを残したい場合はドライインウォーター法がおすすめです。結婚式などで使ったかすみ草のブーケをアフターブーケとしてドライフラワーにする方もいらっしゃるようです。
ボリュームが大きすぎる場合は、なるべく早く乾燥するように小分けにしてドライフラワーにし、後から束ねると一層仕上がりが良くなります。
紫陽花(アジサイ)をドライフラワーにする方法
紫陽花には… → ドライインウォーター法
小さな花がたくさんついている紫陽花は、ドライインウォーター法が最適です。 紫陽花の花びらの色ごとに、徐々に抜けていく色の変化を楽しむこともできます。
ただし、使用する紫陽花によっては水分量が多く、ドライフラワーにするのが難しい場合もあるので注意が必要です。
紫陽花の中でも夏に咲いたお花が秋になるとアンティーク調の色合いに変化する、「秋色あじさい」(西洋紫陽花)がドライフラワー向きなので、ドライフラワーにする場合はぜひ「秋色あじさい」で試してみてくださいね。
バラをドライフラワーにする方法
バラには… → シリカゲル法、ハンギング法
花びらがたくさん重なった大輪のバラでも、シリカゲル法やハンギング法でドライフラワーにすることができます。 シリカゲル法で作ると、よりバラの美しい色合いが残り、バラらしい色を楽しめます。
茎もそのまま残してドライフラワーにしたい場合はハンギング法がおすすめです。 花が咲ききったあとにドライフラワーにすると、花びらが落ちやすく、失敗しやすいので、咲きはじめの頃にドライにすることが大切です。また、バラは水分量が多いお花なので、必ず1本ずつ吊るして水分が抜けやすくしましょう。
桜(サクラ)をドライフラワーにする方法
桜… → シリカゲル法
薄くて繊細な花びらを持つ桜は、ほかの花材に比べると少しドライフラワーにするのは難易度が高い花材ですが、桜の花もシリカゲル法でドライフラワーにすることが可能です。繊細なお花なので、シリカゲルから取り出すときのために、ピンセットを用意しておくとなお良いです。
また、綺麗な状態でドライフラワーにするには、粒状のシリカゲルではなく、より細かく、お花の中の細かいところまで入り込ませられる砂状のシリカゲルで作るのがおすすめです。
カーネーションをドライフラワーにする方法
カーネーション… → ハンギング法、シリカゲル法、グリセリン法
母の日のプレゼントとしても人気のカーネーション。せっかくもらったカーネーション、枯らさずに大切にしたいですよね。そんなドライフラワーにして楽しむことができるんです。カーネーションは、バラと同様、ハンギング法で1本ずつ乾燥させることでドライフラワーになります。
ただし、水分量が多く乾燥させるとボリュームが落ちやすく、花の色が抜けやすいため、色を保ちながら乾燥させられるシリカゲル法や、花びらの水分量を比較的保ちながらドライフラワーにできるグリセリン法もおすすめです。
ほかにもドライフラワーにしやすい植物はたくさん
OvalHomePlanetさんにお伺いしたところ、ドライフラワーにしやすい植物はほかにもたくさんあるそうです。
(OvalHomePlanetさん)
これからの季節にお花屋さんで見かける「芍薬」「デルフィニウム」「ラークスパー(千鳥草)」はハンギング法で綺麗に仕上がります。ご自宅のプランターなどで栽培できる「オレガノケントビューティー」「ムギワラギク(帝王貝細工)」「アンモビューム」「ニゲラ」「レースフラワー」「ムスカリ」「クラスぺディア」「ケイトウ」もハンギング法がおすすめです。野山で採集できる木の実、「山帰来の実」「バラの実」「ヘクソカズラの実」「ムラサキシキブの実」「車輪梅の実」もハンギング法。
そのほか、「綿花」や「月桃の実」などはドライインウォーター法でドライフラワーにできますよ。「パンジー・ビオラ」もシリカゲル法でドライフラワーにすると綺麗です。
こうして考えてみると、ドライフラワーにできるお花や植物は、思っていたよりもたくさんあるようです...!
ハンギング法に、ドライインウォーター法、シリカゲル法、グリセリン法。水分量が多くない花材を選び、4種類のドライフラワーの作り方から、お花の種類ごとに適した方法を選ぶことで、ドライフラワー作りがさらに楽しめるはずです。
ドライフラワーには湿気は大敵。ぜひ梅雨がくる前に、好きなお花で試してみてくださいね。私もさっそく、簡単なラベンダーやかすみ草、ユーカリなどで、ドライフラワー作りにチャレンジしてみようと思います!
OvalHomePlanetさん プロフィール
大学卒業後、プログラマーとして働きながら独学でドライフラワーについて学び、2017年に本格的にドライフラワー作家として活動を開始。現在は岡山県赤磐市にあるドライフラワーのショップを運営。生産者さんから仕入れた上質なお花を、薬品加工や着色などをせずにそれぞれの種類にあった独自の方法で乾燥をさせることにより、その植物ならではのあざやかな色が引き出されたドライフラワーを作っている。Creemaでは2014年から販売を開始し、主にハーバリウムやキャンドル、アロマワックスなどを販売中。