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10Kに14K。ゴールドアクセサリー選びがもっと楽しくなる、金の知識まとめ
みなさんは日頃どのようにアクセサリーを選んでいますか? なかでも私たちが普段よく手に取るのが、ゴールドのアクセサリーやジュエリーではないでしょうか。カジュアルでもフォーマルでも、どんな服装にも合わせやすいゴールドは、日本人でも肌馴染みの良いアクセサリーなのだそう。
ゴールド・金とはいっても18Kと10K、KGPとKGFの表記など細かく見ていくと違いがありますよね。Creemaに出品されている作品のなかにも、たくさんの種類のゴールドアクセサリー・ジュエリーがあります。
「名前は聞いたことあるけれど、どう違うのか知らない」という方のために、今回はゴールド・金についてまとめました。これからのゴールドアクセサリーを選ぶ参考にしてみてください。アクセサリーを選ぶのがもっと楽しくなるはずです。
目次
● そもそもゴールドとは?
● 金の含有率で変わる、ゴールドの種類・特徴(24K・18K・14K・10K)
− 24K(24金)
− 18K(18金)
− 14K(14金)
− 10K(10金)
● 金の厚さで使いやすさが変わる、「GP(ゴールドプレーテッド)」と「GF(ゴールドフィルド)」の違い
− GP(ゴールドプレーテッド)
− GF(ゴールドフィルド)
● 色の配合で印象が変わる、ピンクゴールド・イエローゴールド・ホワイトゴールド
− ピンクゴールド(PG)
− イエローゴールド(YG)
− ホワイトゴールド(WG)
● 金・ゴールドの種類を知れば、アクセサリー・ジュエリー選びがもっと楽しくなる
そもそもゴールドとは?
ゴールド(金)は変色や腐食しにくいのが特徴で、含まれる金の量が多い方が値段が高く、価値があるといわれています。
「それなら純金がいちばんいいのでは?」と思われるかもしれませんが、ほぼ金でできている純金はとても柔らかいため変形しやすく、細かい加工をするアクセサリーには向かない場合もあります。また、基本的には金の含有率が多いほど変色しにくいですが、やはり柔らかいため、傷がつきやすくなってきます。
金の含有率で変わる、ゴールドの種類・特徴(24K・18K・14K・10K)
24K(24金)
金の含有率は100パーセント。ほかの金属を混ぜていないもので、日本では純度が99.99パーセント以上のものが24Kとされています。価値は高いですが金属としては柔らかすぎるためアクセサリーに用いられることは少ないです。
18K(18金)
金の含有率は75パーセント。変色しにくい上、耐久性も兼ね備えているので、アクセサリーとして加工するのに向いています。また、10Kよりも金の純度が高い分、アレルギーを起こしにくいともいわれています。
14K(14金)
金の含有率は58パーセント。18Kの金以外の含有物が銀や銅であることが多いのに比べ、14Kは銀や銅のほかにパラジウム(プラチナと同じ白金属)が混ざっていることがあります。18Kよりも金の純度が低いため壊れにくいですが、輝きは弱く変色もしやすくなります。
表記については、日本製のものを「K14」、日本以外のアジアで生産された製品を「14K」と表すものが多いようです。
10K(10金)
金の含有率は42パーセント。輝きは18Kと大きく違わないといわれていますが、あたたかみのある18Kに対して、10Kはさわやかな色味であることが多いのが特徴です。
また、10Kは18Kに比べると硬い素材のため変形しにくく、傷が付きにくいという特徴があります。ただ、硬めな素材なので指輪のサイズ直しが難しいことがあります。
金の厚さで使いやすさが変わる、「GP(ゴールドプレーテッド)」と「GF(ゴールドフィルド)」の違い
ゴールドアクセサリーを選ぶときに必ずといってもいいほど見かける表記、「GP(ゴールドプレーテッド)」と「GF(ゴールドフィルド)」。こちらの2つは名前こそ似ているものの、使用されている金の量が異なります。ゴールドプレーテッドとは、金メッキのことで、金で薄くコーティングされている状態のことです。対して、ゴールドフィルドは金の厚さがゴールドプレーテッドの約100倍コーティングされていることを指します。
金の厚さ : 「GF(ゴールドフィルド)」>「GP(ゴールドプレーテッド)」
GP(ゴールドプレーテッド)
真鍮などのパーツに電気の力で金の膜を張ったもののことをいい、「GP」などの表記がされます。金同様に防腐食の効果がありますが、金メッキの膜は非常に薄いため、ちょっとした衝撃で剥がれやすく傷つきやすいので取り扱いには注意が必要です。
GF(ゴールドフィルド)
厚い金のプレートの中に、芯の役割として真鍮が入っている構造のもので、「GF」と表記されます。金の部分が厚いので金メッキに比べ、長期間使用しても剥がれることがほとんどありません。
色の配合で印象が変わる、ピンクゴールド・イエローゴールド・ホワイトゴールド
ゴールドにピンクやイエローが混ざることでさまざまな色合いを楽しむことができます。金といっても、一色だけではないんです。
ピンクゴールド(PG)
金に銀と銅が配合されており、銅の比率が上がるにつれて赤みが増します。また、18Kや10Kなど金の含有率によっても色合いが変化します。ピンクゴールドは銅が多く含まれている分、湿気や汗によって変色することがあります。
イエローゴールド(YG)
金と銀と銅がほぼ同じ分量ずつ配合されています。純金に近いイエローゴールドは華やかな印象でありながら、価格もおさえられ、ピンクゴールドやホワイトゴールドに比べてお手入れも楽にできます。
ホワイトゴールド(WG)
金に銀やパラジウム(プラチナと同じ白金属)などの白い金属が配合されています。その上から銀白色のロジウムでコーティングを施すことで光沢のある白い輝きを放ちます。
金・ゴールドの種類を知れば、アクセサリー・ジュエリー選びがもっと楽しくなる
今回は、アクセサリー・ジュエリー素材の表記でよく見かける18K ・14K・KGFなどゴールドの種類の違いや特徴についてご紹介しました。含有率で強度や色合いが変わるなど、興味深いゴールド素材。金について知れば知るほどこれからのアクセサリー選びが楽しくなりそうです。
今まで何気なくアクセサリーやジュエリーを購入していたという方も、素材に目を向けてみると新しい発見があるかもしれません。