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もっときれいにできる「押し花の作り方」のコツを作家さんに教えてもらいました!

2018.09.14
もっときれいにできる「押し花の作り方」のコツを作家さんに教えてもらいました!

こんにちは。クリーマの川越です。

 

子どもの頃は公園や道端に咲いている草花を見つけると、嬉しくなって大切に家まで持って帰ったり、クローバーは三つ葉だけじゃないことを知って、目を凝らして四葉を探したりしていました。そんな経験、みなさんにもありませんか? そうして気づかないうちに私たちは、植物を大切にすることを覚えていくのかもしれません。

 

「お花を本に挟んでおくと押し花になるのよ」。お母さんやおばあちゃんにそう教えてもらった方も多いのではないでしょうか。誰でも簡単にできる押し花。もちろん本に挟んでおくだけでも良いですが、もっと綺麗に作る方法もあるんです。

 

今回は、本や新聞紙などで挟んで作る方法、電子レンジで作る方法、アイロンで作る方法の3種類の作り方から、押し花に向いているお花や、綺麗に作るコツなどを、手作りの押し花を閉じ込めたスマホケースを作っていらっしゃるpikku kukkaさんに伺いました。

押し花を作る前に知りたいあれこれ

Q. 押し花に適したお花、適さないお花を教えてください。

(pikku kukkaさん)
押し花に向いている花の特徴は「厚みがあまりない、水分の抜けやすいお花」。ビオラやスミレ、レースフラワー、クローバー、シダ、かすみ草、ミモザ、紫陽花、ハーブ類は初心者の方でも簡単にできます。

押し花作りに慣れてきたら、厚みのあるガーベラ・バラ、チューリップなどに挑戦してみてください。花びらが多く重なっているものは水分が抜けにくいので、一度分解して乾燥させてから組み立てるという作業が必要になります。朝顔などの水分が抜けにくいお花は失敗しやすいので、避けた方が良いかもしれません。

Q. 押し花にするタイミングはいつが良いですか?

(pikku kukkaさん)
生花を押し花にするのにもっとも良いタイミングはお花がふんわり自然に開いた頃です。開きがピークを過ぎてしまうと、傷や変色など押し花の仕上がりに影響が出ます。

Q. 押し花にする前に必要な、お花の下処理方法を教えてください。

(pikku kukkaさん)
まず、お花と茎を切り離します。できるだけ根元キリギリのところで切り落とすと綺麗に仕上がります。茎の部分も一緒に押し花にする場合はこの作業は必要ありません。
ひまわりなどの厚みのあるお花や茎も一緒に押す場合は、見えない裏側の厚みのあるところをカッターで削いでおくと、水分が抜けやすく、綺麗に仕上げることができます。削りすぎると花そのものが崩れてしまうので様子を見ながら作業しましょう。
バラなど、花びらに膨らみがある場合はそのまま押すとシワができるので、花びらを1枚ずつに分解してから花びら付け根の部分を切りとり、付け根部分に縦に切り込みを入れることでシワを防げます。

Q. 押し花はどれくらいの期間でできますか?

(pikku kukkaさん)
比較的水分の少ない、乾燥しやすいお花で2日〜5日ほど。水分の多いお花は乾燥シートを取り替えながら、さらにじっくり時間をかけて乾燥させるので、お花によっては1週間〜2週間近くかかることもあります。
時間をかければかけるほど変色してしまう可能性がありますので、できるだけこまめに乾燥シートを取り替えて(半日〜1日に一回程度)早く水分を抜いてしまうのがポイントです。

お家で綺麗にできる。押し花の作り方

押し花を綺麗に作る3つのコツ

・できるだけ早く完全に乾燥させる

・花びらに傷や虫がついていないかチェックする

・仕上がりをイメージし、花びらをできるだけ美しく広げたり重ねたりしてセットする

押し花の作り方

今回ご紹介する押し花の作り方は、この3種類。pikku kukkaさんに、押し花を作るときに気をつけるポイントなども伺いました。

 

1) 本や雑誌、新聞紙を重しにする方法

2)電子レンジに入れてチンする方法

3)アイロンで熱する方法

誰もが一度はやったことがあるはず!? もっとも簡単で古典的な、本で挟んで作る押し花の作り方

本や雑誌、新聞紙を重しにする方法は、手間がかからずお花を挟んで置いておくだけと、もっとも簡単な作り方です。水分をしっかり抜くことと、重みをかけることが重要。とは言っても、ただ重たいだけではお花を潰して痛めてしまうので、電話帳や辞書などのようにある程度クッション性のあるものがベストです。

やり方・手順

[1]押し花用の乾燥シート、もしくは新聞紙の上にテュッシュ(もしくは和紙)を敷き、花を並べる

[2]その上からティッシュ、新聞紙を重ね、挟んだ新聞紙ごとジップロック等の袋に入れる

[3]上から雑誌や分厚い本などで重しをし、できるだけ空気を抜いて袋の封をする(シリカゲルを一緒に入れておくとより早く乾燥し、綺麗に仕上がります)

[4]重しをした翌日に新聞紙を取り換える(乾燥しきっていない花びらがくっついて破れたりする場合があるので、花に直接触れているティッシュは開けないようにしましょう)

[5][4]を何度か繰り返す

 

2〜3時間おきなど、新聞紙を交換する回数は多ければ多い方が押し花は綺麗に仕上がります。交換時に花びらをやぶってしまうこともあるので、回数を増やすのは作業に慣れてからが良いかもしれません。

(pikku kukkaさん)
本に挟んで作る方法は誰でも簡単に挑戦しやすいのでおすすめです。綺麗に作りたいのであれば自然の力で乾燥させるこの方法がもっとも良いです。

「チン!」で1度にたくさんできる。電子レンジを使った作り方

電子レンジで押し花作りをする場合、きちんと乾燥しきっているかを確認する作業に手間がかかってしまいますが、1度にたくさんの押し花を作ることができるのがメリットです。加熱時間はあくまでも目安で、花の種類や状態によってその都度変わるため、何度か試してみると良いかもしれません。

やり方・手順

[1]ダンボールを2枚、電子レンジに入る大きさにカット

[2]カットしたダンボール1枚に乾燥シートをしき、その上に花を並べる

[3]さらに上から乾燥シート、またはキッチンペーパーともう1枚のダンボールを重ね、並べた花がずれないようぎゅっと押したら全体を輪ゴムで固定

[4]600wの電子レンジで1分弱加熱。ダンボールを開け、花を確認しながらさらに加熱(加熱しすぎると花が変色する場合があるので注意が必要です)

[5]重ねていたダンボールと乾燥シートをゆっくり剥がし、常温で花を乾燥させる

パパッと手軽に完成! アイロンで作る、押し花の作り方

アイロンを使うことで短時間で押し花が作れるので、手早く作りたいときに向いています。洗濯物と同じようにお花にシワがよってしまったり、張り付いて剥がしにくいこともあるため、加減を見ながら調節が必要です。

やり方・手順

[1]アイロン台、または雑誌や新聞紙を重ねたものなど、熱を通さない厚みのあるものの上にティッシュをしき、その上に花、ティッシュの順に重ねる

[2]アイロンを低温で熱し、20〜30秒ほどあてる

[3]アイロンを外し粗熱をとり、休ませる

[4]10秒ほどアイロンをあてる

[5][3][4]を5回ほど繰り返ししっかり乾燥させる

(pikku kukkaさん)
電子レンジやアイロンを使用して作る押し花の方が、本で挟んで作るよりも時間短縮になります。ただ、慣れていないと焦がす場合があるので注意が必要です。また、水分が多いままのお花だと、アイロンや電子レンジでも茶色く変化してしまうことがあります。まずは厚めの本に乾燥シートとティッシュで挟んで2〜3日程度は水分を抜いておくと綺麗な色に仕上がりますよ。

作家さんに聞く。押し花作りで気になること

乾燥しているかどうかのタイミングは?

(pikku kukkaさん)
乾燥具合をチェックするときは、ティッシュの上からお花の中心部分を触ってみてください。冷たく感じたらまだしっかり乾燥していない証拠。もし冷たくなければピンセットでつまんで、花びらがピンとなっていればしっかり乾燥できています。同じ花でも花びらの厚さや大きさによって乾燥にかかる時間が変わってくるので、花の様子を見ながら判断しましょう。

押し花を取り扱うときに注意していることは?

(pikku kukkaさん)
押し花はとても繊細なので、手で触らずに必ずピンセットを使用しています。花びらを整えるときや移動させるときに素手で触ってしまうと、手の水分が付着してしまったり花びらを破いてしまったりすることも。
押し花が使われているアクセサリーやスマホケースなども日に当てないようにしましょう。アクセサリーケースもクリアな素材のものは保存には向きません。

押し花をより長くきれいに色もちさせる保管方法は?

乾燥した後も湿気を避けるために、密封状態で保存します。市販の押し花保管袋やお菓子などに入っている乾燥剤(シリカゲル)を袋の中に入れておくと綺麗な状態のまま長く保存することができます。
できるだけ湿気の少ない、直射日光の当たらない場所に保管してください。どんなに丁寧に処理をした押し花も、時間の経過と共にだんだんと退色してしまうのは免れません。その色合いの変化も、押し花の味のひとつと捉えて楽しんでいただけると幸いです。

作家さんが教える押し花の作り方を知って、もっと植物を楽しみませんか

今回は、本に挟む方法、電子レンジを使う方法、アイロンで熱する方法の3種類の押し花の作り方をご紹介しました。

 

押し花作りに最も大切なことは「1秒でも早く水分を抜ききること」。もっと綺麗に作りたい!という方は吸水力に優れた押し花用の乾燥シートがおすすめです。

 

押し花は色々なお花で楽しめるので、最初はパンジー、タンポポ、クローバーなどお庭や公園に咲いているお花から始めて、慣れてきたら自分の好きなお花に挑戦してみてください。

 

自然のお花をお家でも楽しめる押し花ですが、pikku kukkaさんもおっしゃっていたように、そのままの色合いや美しさをずっと保つことはできません。押し花にしてもいずれ色褪せてしまう。その儚さもまた味わいです。1年は保存できるそうなので、またそのお花の咲く季節が巡ってきたら新しく押し替えてみても良いですね。時間とともにゆっくり変化するお花を押し花でもっと楽しんでみませんか?

pikku kukkaさん プロフィール

北海道在住の押し花スマホケース作家兼ライター。
自然ならではのお花の美しい色合いや繊細なグラデーションに魅了され、独学で押し花製作を開始。2015年5月よりCreemaで押し花スマホケースの販売をスタートし、累計販売数2000個を突破。スマホケースを額縁に見立て、絵画のようなデザインを考案しつつ製作する過程を楽しんでいます。

pikku kukkaさんの作品一覧はこちら

この記事を読んだ方におすすめの読みものはこちら

お家でもできる「ドライフラワーの作り方」を作家さんに教わりました![前編]

ミモザ、バラ、紫陽花も自分でドライフラワーに!花の種類別に作り方をご紹介[後編]

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