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革財布の気になる傷。お手入れして長持ちするお財布に。
こんにちは。クリーマ編集部の小野です。
お出かけする時必ず持って行くお財布。持ち歩くことの多いお財布は、使っていくうちに細かい傷がついたり、爪で引っ掻いてしまったりといつの間にか多くのダメージを受けています。年季が入ったお財布でも、お気に入りのものなら長く使いたいですよね。そこで今回は、革財布の中でも本革のお財布についてしまった、気になる傷を目立たなくする方法をご紹介します。
お手入れをする前に... まずは自分の革財布の種類を確認!
実は同じ本革でもその種類によってお手入れ方法が変わります。まずは自分の革財布がどんな素材なのか確認してみましょう。本革は、特徴別で大きく分けると3種類あります。
オイルレザー
オイルレザーは皮をなめす際にオイルをたっぷりと染み込ませることで、よりハリのある生地にしたものです。オイルを含んで手触りがよく表面がしっとりとしているのが特徴。使い込むほどに色が深まります。Creemaに出品されているもので多くみられるオイルレザーはイタリアンレザーやベジタブルレザー、マットーネ、ミネルバボックスなどがあります。
ヌメ革
ヌメ革は植物がもつタンニンを含み、表面加工がほとんどされていないものです。ヌメ革は素材自体は固いのですが、オイルレザーとは違い、傷付きやすいのが特徴。太陽の光を浴びたり、使い込むことで油分が含まれることで経年変化し、色が変わります。
起毛系
起毛系はスエードのように表面をサンドペーパーで磨き、毛羽立てたものです。 ツルツルして固めの他の2種類とは違い、温かみのある肌触りが特徴です。
革財布についてしまった傷、まだ手遅れじゃないかも?
昔つけてしまった傷って、気になりますよね。修理に出さないと直らないと思っているその傷、もしかしたら自分で見えないようにできるかもしれません。さて、ここから革の種類ごとに傷を目立たなくする方法をご紹介していきます。
・オイルレザーのお財布の場合
オイルレザーはヌメ革の時にオイルが含まれているため、傷がついても使っているうちに自然と馴染み、傷が目立たなくなることも。でも上質なオイルレザーだからこそ、小さな傷でも気になってしまうのも事実。放っておいてもやっぱり気になる!そんな傷もちょっとしたことで目立たなくすることができるんです。
1) 革専用クリームを使う
柔らかい布に少量のクリームをとり、少しずつ馴染ませましょう。大体の傷はこれだけでも十分目立たなくなります。
2) レザーマニキュアを使う
革専用クリームを塗っても隠しきれなかった場合、レザーマニュキュアを使ってみましょう。ご自身のお財布に合った色味のレザーマニュキュアを見つけ、塗ってあげれば傷はコーティングされ目立たなくなります。
・ヌメ革のお財布の場合
オイルを含まない革はオイルレザーにくらべてとても傷つきやすいです。大きな傷は少なくても、よくみると細かい傷がたくさんあるかもしれません。
1) 傷の周りを指で馴らす
小さな傷の場合これだけでも傷が目立たなくなります。テカってきてしまう場合があるので、こすりすぎにはご注意!布で優しくふきながら馴染ませると安心です。
2) ブラッシング
指で馴染ませる時よりテカってしまう心配がなく、ブラシでブラッシングすればより自然な仕上がりになります。
3) 最終手段、革専用クリームをつかう
上の2つの方法を試しても傷が目立つ場合は革専用クリームを使いましょう。柔らかい布にクリームを少量とり、馴染ませていきます。
※ 1)の指で周りと馴染ませる方法をやってみてみても傷が気になる場合は2)・3)の方法も試してみてくださいね。
・起毛系のお財布の場合
オイルレザー、オイルを含まないレザーに比べ、起毛系の革を使ったお財布の傷は隠しやすいです!是非気軽に試してみてください。
1) 傷の周りを指で馴らす
オイルを含まないお財布と同じでまずは指で馴染ませてみましょう。
2) ブラシで表面を整える
ブラシでしっかり馴染ませてあげれば起毛系の傷は大体目立たなくなります。
簡単なお手入れで、本革の革財布をもっと長く・美しく。
意外と簡単に隠せる革財布の傷。たまにお手入れしてあげるだけでお財布は綺麗に保たれ、長く愛用できます。気分転換にお財布をお手入れしみてはいかがでしょうか?