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わたしの風景を描くテラリウム。苔テラリウム作家・Feel The Gardenさんをお招きしました〈クリーマのワークショップ第7回〉

こんにちは。クリーマ編集部の川越です。

 

草木が芽吹きはじめ、新緑の季節が待ち遠しいこのごろ。クリーマオフィスで開催されるワークショップも第7回目になりました。今回は小瓶の中の小さな世界に癒やされる、苔のテラリウムを作ります。

ワークショップ講師はFeel The Gardenさん

今回お招きしたのは、苔のテラリウムを中心にインテリアグリーンを制作するFeel The Garden・川本さん。テラリウムとは、テラ=大地、リウム=水槽の意味を持つラテン語が由来になっている言葉で、小さな小瓶の中に本物の生きた苔を入れてお部屋の中でも気軽に楽しめるようにした植物の作品です。3〜6ヶ月おきに霧吹きで水をかけるだけで楽しめて、照明の光だけでも成長するため普通の観葉植物に比べて置く場所の自由度が高いのも、その魅力の一つです。

 

室内でも本物のグリーンを楽しめるということで、「自分のデスクの上に置きたい」と置く場所を想像しながらワークショップを受けて作ったスタッフも多々いました。

苔テラリウム 牧場 牛のいる風景 WECK
苔テラリウム 牧場 羊たちのいる風景 WECK
まずは苔について、川本さんから詳しく教えていただきます

苔は恐竜が生まれたと言われる1億6千年前の約3倍、4億7千万年前から生息する植物。そんな蘚苔類に分類される苔は、世界に1万8千種類もあるのだとか...! そのうち日本には1,800種類が生息し、比較的日本は苔の種類が豊富な国と言われています。

時を経ながらその姿を変えながら生き延びてきた他の植物とは違って、苔は大昔とほぼ同じような姿で今日まで存在しています。茎と葉しかないというとってもシンプルな作りが、今日まで生き延びてきた強さにつながっているのだそうです。

いざ、やってみよう!

用意したものは、メインとなる苔(今回はヒノキゴケ/蘚類を使用)に容器となる薬瓶、それに土台となる土。瓶には苔がしっかり日光を吸収して光合成ができるよう、透明なものを使います。

それではいよいよ、ワークショップスタート

まずは用意したビンの内側に霧吹きで水を吹きかけてしっかり汚れを流します。

油分などがついていると結露の原因に。内側の側面・蓋を丁寧に拭いて...

ビンがきれいになったら、ろうとを使って土をスプーンにすりきり4杯。量は苔の成長には関係ないそうですが、多すぎると息苦しい雰囲気になるのでほどよく。欲張りは厳禁です。

次は水差しを使って土に水を入れます。水を含ませることで土が固定されほとんど動かなくなるんです。それを聞いたスタッフたちから「へぇー」と声がこぼれました。体験だけでなく勉強になることもたくさん教わります。

 

無難な平らにするか、ちょっと粋に傾斜をつけるか、土台の形に悩みながら整えていきます。

次は、苔の登場。ヒノキゴケを束ねて苔のブーケを作るイメージで20本ほどまとめていきます。

茎と葉の境目の部分を揃えて束ねるときれいにできるんだそう。曲がった苔を中心から広がるように束ねて花のようにする人や、同じ向きに揃えて風になびいたようにする人も。苔のまとめ方も工夫のしどころです。

苔をまとめたら、長いピンセットを使って土に穴を開けておきます。ビンの底に当たるくらいグサッと、引き抜くときは穴が広がらないよう優しく。

土に挿しやすくするため、茎は長さを揃えてカット。ピンセットは苔の上から縦に掴み、土に垂直なるようにするのがポイントです。

 

ピンセットにくっついて苔が離れなかったり、土に置いてくるのが意外と難しい!

挿した苔の周りに少し土をかぶせ補強したら、表面をなだらかに。その上に4色の砂を使いビンの中に風景を描いていきます。

白い砂を使って川の流れを作ったり、道をイメージしてベージュの砂を並べたり。ここは個性豊かなスタッフたちの腕の見せどころです。

砂を敷き終えたら、埃っぽくなってしまったビンの内側や葉の上を霧吹きで洗い流します。最後にしっかり汚れを落とすことで結露しにくいテラリウムが出来上がります。

 

そろそろ出来上がりかな。みんな完成に向けてワクワク。

最後は仕上げの人形選び。こんなに小さな人形たち、じーっと見つめてどれにしようかなと迷ってしまいます。

「よし、目が合ったこの子に決めた!」

人形を挿し、蓋を締めたら完成!

みんなの思い描く風景を小瓶に閉じ込めて。苔のテラリウムの完成

完成した苔テラリウムは、直射日光の当たらないリビングや棚の上、キッチン周りに置くのがおすすめだそうですよ。

水やりは半年に1回、霧吹きで2〜3回で良いので、週末にはお手入れや水やりができない職場のデスクに置くグリーンインテリアとしてもぴったり。クリーマのスタッフも、すでに完成した苔テラリウムを各々のデスクに置いて飾って、楽しんでいる様子です。

苔テラリウムのワークショップを終えて

山の谷あいの湿度が豊富なところでひっそりと自生している苔。アスファルトやブロック塀など街中でもよく目にしますが、なかなか気に留めることもないですよね。そんなスタッフも、今回のワークショップを通して苔の魅力を感じていたようでした。

これを機会にきれいな苔を見かけたときは足を止めて、たまにはしゃがみこんでじっと見てみてしまうかも。

 

部屋にグリーンを取り入れたいけれど観葉植物はお手入れなど面倒だし、ドライフラワーだとちょっと味気ない。そんなときに、手間はかからないけれど身近に緑を感じることのできる苔のテラリウムがぴったりなんですね。

 

苔の健気な生態を知って、直接触れて、心の癒やされる2時間でした。

Feel The Gardenさん、ありがとうございました!

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