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知らなかった、あの作品のこだわりやストーリー。作品にまつわるエピソードをご紹介します

知らなかった、あの作品のこだわりやストーリー。作品にまつわるエピソードをご紹介します

こんにちは。クリーマ編集部の庄司です。

 

Creemaで販売されている作品には、制作のきっかけとなったエピソードや作品に込められたストーリーがあります。ただ便利だから、ただ欲しいから買うだけではなく、そんな作品に込められたこだわりやエピソードから分かる作家さんの人柄、時には生き方にまで触れてみると、また特別な心動かされるお買いものができるはずです。

 

今回は、作品の良さはもちろんですが、秘められたエピソードが素敵な作品を厳選して5作品ご紹介します。作品が持っているエピソードを知ると、もっとその作品・作家さんが好きになるはずです。

素材にも形にも、全て理由がある。「毎日使って心地よい」を追求したうつわ

【白の道具シリーズ】 ボウル L

https://www.creema.jp/item/804285/detail

夫婦2人で工房を営むsuzugamaさんの人気作品のひとつ、白の道具シリーズの「ボウル」。白く美しい佇まいに至ったのには、4つの理由が隠されています。

シンプルに見える白の道具シリーズのボウル。
この素材や形には大切にしている理由があります。

ひとつは、うつわの底や腰を薄めに仕上げて重心を上げていること。
器自体の重さも重要ですが、持って使うときは重心のバランスがとても大切です。
また、口を薄くし過ぎないないことで欠けにくくなる効果もあります。
軽く感じながら、薄すぎない安心感。
普段使いにはこのバランスが大切だと思っています。
ひとつずつバランスを見ながらロクロをすることは骨が折れる作業です。

ふたつめは立ち上がった口。
写真を撮ったり料理を演出したいときには口が開いている方がいいですが、口を付ける器は違います。
広がっているとこぼれやすく飲みにくい器になってしまいます。
美しい料理を楽しむのもいいですが、今の暮らしの中で本当に使いやすい「一器多用」の器はなんだろう。
洋の東西問わず、家庭の食器の基本を考え直した結果です。

三つ目は半磁器の素地。
味わいの陶器。シャープな磁器。
陶器は温かみはありますが欠けやすく、磁器は丈夫ですが熱がダイレクトに伝わってしまう。
その中間の半磁器を活かした適度な厚みと適度な重さが、丈夫だけじゃない、使いやすいだけじゃない、見た目だけじゃない。
手や口、体が喜ぶうつわにしてくれると思っています。

四つ目は肌触り。
マット釉は光沢を抑えて料理を映えさせる効果もありますが、僕が大切にしているのは肌触りです。
湿気が多く季節の変化の大きい日本ではどうしても肌は敏感になります。
それに、毎日多くの時間を料理に費やす人が、毎回どうやって器で着飾ろうと考えていたらだんだん疲れてしまう気がします。
それよりも、肌に馴染んで、毎日なんとなくじんわり気持ちいい。
そんなうつわも日々の暮らしを支えてくれるんじゃないか。
肌触りを大切にしたいのはそんな理由からです。

https://www.creema.jp/item/804285/detail

「物に自分を合わせるんじゃなくて、心や体にぴったりくる物を使うことも大切にしてほしい」

大切にしていることも料理に対する考えも、食卓もキッチンも食器棚も、すべて人それぞれ。身の丈にあった暮らし、「ちょうどいい」を探している方が多いのではないか。そんな思いで2019年からボウルのサイズも増やしたのだそう。

自分にとって、「ちょうどいい」。そんなしっくりくる器は、こだわりがたくさん詰まったからこそシンプルな、suzugamaさんのような器に見つかるのかもしれません。

思わずクスっと笑ってしまう。不思議な絵柄に隠された思い出

落ちましたよ刺繍・13夜ポーチ

何も落ちてないのに、「落ちましたよ。」と亀に言われて振り向くコグマさんのポーチバッグ。この不思議な絵柄には、作家・パンガンダランさんがトルコで体験したエピソードがありました。

ずいぶん前ですが、トルコのイスタンブールを歩いていたところ、日本語で「落ちましたよ。」という声が。
振り向くとそこには道端に座ったトルコ人たち。そして振り向いた私を見てクスクス笑っています。
もちろん何にも落としてないんですが、振り向くのが面白くて、前を通る日本人とおぼしき人々に声をかけて遊んでいるようです。まったく無邪気というか、なんというか。それから何度か声をかけられましたが、癪にさわるので絶対に振り向きませんでした。
「落ちましたよ。」という声に振り向くコグマさん。
トルコでの思い出のシーンを重ね合わせました。

https://www.creema.jp/item/6735028/detail

無邪気なトルコ人たちと、その思い出が印象に残ったことで生まれたこのデザイン。エピソードを知ると、コグマさんのおとぼけ顔にほっと癒やされませんか?

悲しい体験が原動力に。安心&便利だけじゃない、旅行の楽しさが増す可愛い防犯リュック

アートな雫5Way防犯リュックバッグ♪873*Creema限定

こちらも海外旅行中の体験エピソードが元になっています。

senhouse zakkaさんが防犯リュックを作るきっかけになったのは、ご自身の学生時代の実体験。イギリス旅行中に一緒に歩いていた友人がスリにあってしまったんだそうです。

 

よくある防犯バッグは、しっかり収納するために中のものが取り出しにくくなりがち。安心できて、でも中のものがスムーズに取り出せるバッグを、自分で使ってみたりお客さまの声を取り入れたりと、試行錯誤を繰り返して今の形になりました。

学生の頃イギリス旅行中に、隣を歩いていた友人がスリにあったショックがこの安心できる防犯バッグを作るきっかけでした。
ただ守りが厳重なバッグだと、せっかちな私は、物を取り出すのが面倒でイライラしてしまう。
厳重だけど持ち主だけには便利で、しかもリュックが簡単にバッグにもなったら最高!と色々デザインを思案し、試作し、実際に旅行で使ったり、お客様からのお言葉を参考にしたりして少しずつ形になってきたのがこの「5Way防犯リュックバッグ」です。

荷物が少ないお客様にはこちらの雫タイプ、荷物や書類が多いお客様には大きめでA4も入るタイプと違う用途に違う形をデザインしています。

https://www.creema.jp/item/7522033/detail

知れば知るほど、「防犯」に特化した驚きの完成度。そんな安心の機能が盛りだくさんなのに、軽やかで親しみある見た目は旅行のわくわくを盛り上げてくれます。

 

爽やかなエメラルドグリーンのヌメ革には、フィンランド語で「(雨)降ってる?」という意味の「sataako?」の文字で梅雨の様子を表現しているのだとか。旅行にはもちろん、毎日の通勤通学で人混みが心配な方にもおすすめです。

『大丈夫、ここにいるよ』 大事な我が子に伝えるために。

*☆ナイトランプ ** Night lamp 「だいじょうぶ」

作家の空 *luce della stellaさんが3歳になる息子さんのために作ったのがきっかけ、というライオンのナイトランプ。夜になると暗がりを怖がり、元気がなくなってしまう我が子のために。なんとか心の支えになってくれるものがあれば、という思いで最初は作ったといいます。

このランプは最初、3歳になる息子のためにつくりました。
昼間は熱が下がるのに夜になると高熱が出て眠れない…、病院の薬も効かない…。何日も真夜中に我が子が苦しんでいる…もしかしてずっと続くのかなという暗闇の中での不安。。。
その不安な気持ちを少しでも取り除ける明かりがあればなと…。
息子もこのランプが好きで、暗闇を怖がっていた時も明かりを灯すと笑顔になりました。
『大丈夫、ここにいるよ』と言ってくれているような優しいライオン。もちろん、大人の方も元気になれるカラーとデザインです。

https://www.creema.jp/item/7229615/detail

ニコニコと満面の笑みで明かりを照らすライオンを見ていると、不思議と不安な気持ちがやわらぐよう。「だいじょうぶだよ」そんなふうに言われているように感じるのは、大事な息子さんを思う気持ちが込められているからではないでしょうか。

作品を説明しながら、大切な気持ちを伝えられる。照れ屋さんのためのペアリング

”愛してる、わたしも” 魔法の言葉を語るナンバーペアリング セット

シルバーのシンプルなリングに刻印された「831」「521」の数字。「2人の誕生日?」と思った方もいるかもしれませんね。実は、両方とも英語圏で使われるナンバースラング(隠語)で、“I love you” ”Me too”という意味なんです。

 

DaDa silver worksさんが届けるこの指輪は、ストレートに言葉で伝えるには照れくさい2人が、それでも大切な気持ちを伝える後押しをしてくれます。プレゼントすればきっと、「831?521?なんのこと?」と聞かれるはず。「831はね…」2人のはにかんだ笑顔が浮かぶストーリーの続きは、作品紹介文で読んでみてください。

エピソードを知って、もっと愛着が湧く。

作品を見るだけではわからない、作り手ならではの強いこだわりや細やかな工夫、制作に至った理由や思い。エピソードが印象深い作品は手にするたびに心が満たされ、暮らしを潤してくれるようです。

ほかにもCreemaには、作品にエピソードが書かれた作品がたくさんありますので、気になる作品を見つけたらぜひじっくりエピソードも読んでみてください。あなたの心に響く作品に、きっと出会えるはずです。

(特集)知ればもっと好きになる 素敵なエピソードのある作品

作家さんの手によって生み出された作品には、その作品が生まれた背景や作品に込められた思いが詰まっています。ぜひ作品紹介文の、「作品にまつわるエピソード」を読んで、その思いを感じてみてくださいね。

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