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外国の方へのお土産・プレゼントにおすすめ、「メイドインジャパン」を感じるアイテム14選
こんにちは。クリーマの竹中です。
2020年を目前に控えたこともあり、かつてないほど外国からの観光客が日本を訪れるようになりましたね。2018年には、訪日外客数が過去最高となる年間3,000万人を突破したとのことで、今後さらなる増加が見込まれているそうです。
そんな中、「外国人の方にお土産を渡したいけど、何をあげたら喜ぶか分からない」「外国の友人が遊びにくるから、プレゼントをしたい。何がいいかな…」という声を聞くことも増えてきました。
そこで今回は、外国の方へのお土産・プレゼントにおすすめな、「メイドインジャパン」なアイテムをご紹介します。「日本のものづくり」を体現したような、職人の技術に圧倒される作品や、海外の方に喜ばれる「和」を感じるアイテムなど、バリエーション豊かにピックアップしました。
日本土産の大定番!富士山モチーフ
日本の観光地の中で最も海外で有名と言っても過言ではない、富士山。日本人にとっても特別な存在ですが、他ではなかなか見ないその見た目から、富士山モチーフのアイテムはお土産として根強い人気を誇っています。
思わず二度見してしまうWORLD BLINGさんの富士山リングは、透き通るクリスタルレジンの中に富士山が精巧に表現された、圧巻のデザイン。リング部分には、世界三大銘木の一つに数えられる最高級のウォールナットを使用しています。
しんしんと降り積もる雪まで描かれ、写真のように富士山の景色を楽しめる作品です。日頃指輪やアクセサリーを身に付けない方にも、アート作品としてプレゼントできそうですね。
グラスペイント作家・September25ArtStudioさんが手掛ける、ガラスプレートと冷酒グラスのセット。グラスはなんと、逆さにすれば富士山、上向きに置けば朝顔の花のように見えるデザインです。
透明なガラスに一つひとつ手描きされた絵柄と、富士山と朝顔の鮮やかな青色。日本の夏を思い出させてくれそう。追加オプションでイニシャルや名前、日付などの文字を絵付けすれば、より特別感をプラスした贈り物になりますね。
「メイドインジャパン」といえば。伝統工芸から生まれた作品
南部鉄器作家・IWACHUさんが手掛けた香立ては、お香やお線香を立てるのにぴったり。海外の方にも人気な折り鶴モチーフの香立てと、四角いトレイがセットになっています。綺麗な色合いながら派手過ぎず、品良くおうちに馴染んでくれそう。おすすめのお香と一緒にプレゼントしたくなる作品です。
lore marketさんがお届けするこちらのバターケースは、京都の伝統工芸「京指物」を現代の生活文化に合わせて進化させたシリーズの一つ。
昔は、一家に娘が誕生すると桐を庭に植え、嫁ぐ際に桐箪笥にして嫁入り道具とする習慣がありました。現代ではほとんど見なくなった文化ですが、桐材の持つ軽さ、耐湿性・防虫性に優れた特徴を活かし、バターケースやティーキャニスター、スパイスラックといった形でその技術を受け継いでいます。
そんな歴史の1ページとともに贈ることができ、かつ日本以外の国での生活にも寄り添うことができるアイテムは、海外の方へのプレゼントにもおすすめ。和を感じるデザインも素敵ですね。
江戸切子の店 門脇硝子加工所さんのぐい呑みは、琥珀色と緑の色合いと、伝統柄の籠目、笹の葉などのカットが美しく、ずっと眺めていたくなります。
このぐい呑みに注ぐだけで、飲み物がぐっと贅沢に感じそうですね。日本酒はもちろんのこと、ビールや水など、様々なドリンクを楽しむのに使うことができます。ご夫婦にペアで贈ったり、ちょっと特別な機会にプレゼントしたくなる作品です。
盆栽水引アート365さんの水引飾りは、一瞬本物の盆栽かと思うほどのクオリティ。「盆栽を贈りたい」と思っても、植物は海外への持ち帰りに検査が必要だったり規制があったりと、どうしてもハードルが高くなってしまいがち。ですがこちらの水引アートであれば、輸出やお手入れの心配をせず贈ることができるので、贈る側も贈られる側も嬉しいプレゼントになってくれますね。
王道ながら個性が光る、「だるま」
少し意外に思えるかもしれませんが、海外の方が日本から買って帰るお土産の人気ランキングなどでよく名前があがるのが、「だるま」なんです。インパクトのある独特の見た目はさることながら、古来から日本に伝わる縁起の良い置物であることや、「目入れ」の習慣なども新鮮なのだとか。
そんな土産物の王道ともいえるだるまですが、作り手や地域によって見た目に大きな違いがあったり、昔ながらのデザインから少し進化した作品も生まれていたりと、様々な個性が楽しめる作品でもあります。
shirakawadaruma(白河だるま総本舗)さんは、約300年前に生まれた白河だるまを通して、人々の夢や希望を応援し続けています。幸運の象徴とされている「鶴亀松竹梅」が顔の中に描写されているのが白河だるまの最大の特徴で、そのデザインはかの有名な絵師・谷文晁が行ったとされています。
そんな白河だるまといえば、黄金の「福」の字が入った赤いだるまが代表的ですが、こちらの和モダンな紅白だるまも、どこかスタイリッシュで印象に残るデザインです。
絵付け用の無地のだるまを贈って、自由に絵付けをしてもらうというのも素敵なプレゼントかもしれませんね。
「和の美しさを身近に、そして、世界に。」をテーマに様々なアート作品を届けるアートフラクタルさんの「歌舞伎だるま」は、ちょっと変わり種。
強い目力が印象的なデザインは、歌舞伎狂言の一系統である「奴物」をモデルに制作されているとのこと。底面に重りがついているため、「転んでもすぐ起き上がる」というだるまの縁起の良い特徴を踏襲しています。
繊細な手しごとに魅了される、ステーショナリーグッズ
子どもの頃、数年間を海外で過ごしたことがあるのですが、現地の友人たちにプレゼントしていつも喜ばれたものの一つに、日本のグリーティングカードやギフトカード、レターセットなどのペーパーグッズが挙げられます。
特に欧米諸国では、どちらかというとポップなテイストのデザインやイラストが施されたペーパーグッズが多いのに対し、日本のものは人の手で作られたとは信じられないくらい繊細かつ精巧で、もはやアートとして大切に飾りたくなります。贈り物にカードとして添えてもいいですし、相手が使えるように何枚かをセットでプレゼントしても喜ばれそう。海外の方へお手紙を出す際にも、とてもおすすめです。
OTUTUMIさんが制作したお祝いカードは、縁起の良い「淡路結び」をアレンジした、オリジナルの結びで飾ったデザイン。飾りは取り外せるため、贈ったあともオーナメントなどとして使用できます。
封筒はトレーシングペーパーで作られており、カードを入れると水引きとカードの色がうっすら透けて見えるのが特徴的。カードの素材は、ギンガムチェック柄の凹凸がある紙で、筋押しのある白の角丸タイプ。細やかなこだわりが見て取れるグリーティングカードです。
様々なポップアップカードを手掛けるPAPER & ARTSさんの作品の中でも印象的なこちらの作品。カードを開くと飛び立つ鳥が立体的に現れ、立体部分がモビールのようにゆっくりと揺れ動きます。
旅立ちをイメージしたカードということで、卒業や結婚などの節目に贈りたいですね。そのままお部屋に飾りたくなる、芸術的なカードです。
繊細な紙雑貨を制作する上原 まいこさんのポチ袋は、繊細な和柄の切り絵が美しい作品。麻の葉・七宝・青海波の3種から模様を選ぶことができます。
「お金をむき出しで渡すのは相手に失礼」という日本人の心配りから生まれた、ポチ袋。お年玉文化に似た風習のある国の方には、そのまま同じ用途に使ってもらえますし、こちらの作品はお札を折らずに入れられるサイズ感なので、小さめの封筒としても活躍してくれそうです。
定番からアイデアものまで。日本らしさを感じるフード
お土産やプレゼントとして贈りやすいフード類は、和の味覚を楽しめるものや日本ならではのものを贈りたいですよね。また、相手が飛行機で自国に持ち帰るという場合は、重すぎず常温でも一定期間保存できるものを選びましょう。
和の食材として定番化している抹茶ですが、海外でも「抹茶ブーム」というワードが出るほど、抹茶は美味しいだけでなく健康にも良いものとして、スーパーフードの一つに挙げられることもあるそうです。
have a GOOD TEAさんの「河越抹茶ラテ」は、埼玉県西部地区を中心とした「旧河越領」にある茶園で作られた抹茶とお砂糖を合わせたもの。そのままお湯で溶かしてミルクと混ぜれば、ほんのり甘い抹茶ラテをおうちで楽しむことができます。
河越抹茶は厳しい冬を越すため、旨味が凝縮されまろやかな甘味とコクのある味わい深い抹茶だそう。抹茶の苦みに慣れない方にとっても、飲みやすくておすすめです。
TUNAGUさんの干菓子は、阿波和三盆糖の一番糖のみで作られた、純白の仕上がりが特徴席なお菓子。木彫り職人がつくった木型で、一つ一つ丁寧に作られているそう。きめが細かく、口の中でとろけるさまも楽しむことができます。
まるで造形作品のようなお菓子は、お味はもちろん見た目も楽しむことができます。和菓子は生菓子が多いですが、こちらは常温で楽しめるため、海外から遊びに来ている方への餞別として贈ることもできそう。
見た目のインパクトが抜群なこちらのフードは、お寿司…ではなく、アイシングクッキー。emBellirさんの遊び心が光るお菓子です。今では世界中で知られるお寿司モチーフは、子どもにも喜ばれること間違いなし。友人ファミリーへのプレゼントにもいいかもしれないですね。
実際に、「外国からのお客様にプレゼントする予定です」という購入者の方もいらっしゃいました。
「ものづくり」を通して、日本の魅力を世界へ。
今回は、海外の方への贈りものにおすすめな作品やフードをご紹介させていただきました。どれも日本ならではのものづくり文化や、和のテイストが感じられる素敵な作品たち。和もの好きな私としては、ついつい自分も欲しくなってしまうものばかりでした。
日本の大切な文化である「ものづくり」。その文化を様々な形で受け継ぎ、各々のスタイルで表現しているクリエイターの皆さん。彼らが手掛ける作品を通して、日本の良さを世界へ発信していきたいですね。