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お部屋を手軽に彩るガーランドの意外な歴史。飾り方とおすすめ作品10選
こんにちは、クリーマ編集部の森永です。
クリスマスにお正月と、何かとイベントが増えるこの季節。Creemaでも、多種多様な飾り付けインテリアグッズがぞくぞく出品されています。
その中でも、気軽にお部屋を飾れるアイテムとして注目されているのが「ガーランド」。聞いたことはあっても「スワッグとは何が違うの?」「どう飾るのがお洒落なの?」という人も少なくないはず。
ガーランドとはそもそも何なのか。その意外な歴史や飾り方、Creemaで見つかるハンドメイドならではのユニークな作品をご紹介します。お部屋に季節感を取り入れたい人は、必見です!
【目次】
1.ガーランドとは? その意外な歴史と由来
2.ガーランドとスワッグ・モビールとの違いは?
3.ガーランドのお洒落な飾り方が知りたい!
4.《ジャンル別》ハンドメイドのガーランド10選
- いくつでも欲しい! お花・植物を使ったガーランド
- パーティーをお洒落に! クリスマスのガーランド
- 照明代わりにも! ガーランドライト
- 素敵なデザインがたくさん! ユニークなガーランド
ガーランドとは? その意外な歴史と由来
ガーランド(garland)という英単語は、もともとは名誉のしるしとして贈られた花輪・花冠、現在では一般的に「花や植物、果実を使ったひも状の装飾品」を意味しています。インテリア用語としては、花や植物に限らず、旗や飾りのついたひも状の装飾品全般のことを指します。
ガーランドの歴史は意外にも古く、紀元前2000年頃の古代エジプトでは、神殿の柱や神の像、儀式の生贄の動物に巻かれていたことが壁画で伝えられており、世界最古のフラワーアレンジメントとも言われています。
その後、ガーランドはギリシャ・ローマに伝わり、神事だけではなく、お祝いごとでの装飾品としても使われるようになります。恋人同士でガーランドを贈りあうロマンチックな習慣もあったそう。
私たちにとっても馴染み深いクリスマスリースも、短いガーランドを輪にしたものがギリシャで生まれたのがきっかけだと言われています。
ガーランドとスワッグ・モビールとの違いは?
植物を使った装飾品といえば、スワッグをイメージする方もいるかもしれません。スワッグとは、「花や葉っぱがついた枝を束ねた壁飾り」を意味し、ひも状に繋がったガーランドとは異なり、花束のような形状をしています。
スワッグの発祥には諸説あります。一説には、スワッグは古い北欧の言葉で「揺れるもの、垂れ下がるもの」を意味し、16世紀頃に、北欧からイギリスへと伝えられたと言われています。冬になると花や植物が姿を消す北欧では、冬が訪れる前に花を摘み、ドライフラワーにして、クリスマスや新年を祝うための大切な装飾品として扱ってきたのだそうです。
どんなお部屋にも合わせやすいナチュラルな雰囲気が人気となり、今はインテリアとしても定番のアイテム。
ガーランドの中には、スワッグをひもで繋げた形状のものもあるため、意味が混同されやすいようです。
また、お部屋に飾る空間インテリアの「モビール」は、「動き、動因」を意味するフランス語が語源。天井から縦方向に吊り下げられて、ゆらゆらと不規則に揺れるオブジェのことを指します。名付け親はなんと、現代アートの巨匠マルセル・デュシャン。1930年代にアメリカの彫刻家が作った芸術作品が原型と言われています。
ガーランドのお洒落な飾り方が知りたい!
ガーランドはひも状だから、アイデア次第でいろんな飾り方を楽しむことができます。オーソドックスな飾り方以外にも、インテリアやガーランドの雰囲気に合わせて、自分流の飾り方を考えるのも楽しいもの。飾り方のヒントをご紹介します。
1.両端以外の部分を留めてみる
ガーランドの両端を壁に留めるのがオーソドックスな飾り方ですが、あえて端以外の部分で留めてみるのはいかがでしょうか。片端をそのまま垂らすと、よりナチュラルな印象になるので、普段からお気に入りのガーランドを飾りたい!という方におすすめの飾り方です。等間隔に数か所を留めると、ポップな雰囲気にもなります。
2.椅子やテーブルに置いてみる
立体感のあるガーランドや、植物をたっぷり使ったガーランドなら、無造作にテーブルやソファに置くだけでインテリアとしての存在感を発揮してくれます。ホームパーティーのときのテーブルコーディネートにも一役買ってくれそうです。ライトが点くタイプなら、やわらかに光る照明としても活躍。
3.天井から飾ってみる
壁に留めて使うイメージがあるガーランドですが、部屋の壁に余白がなければ、天井や窓枠、ドア枠を使って立体的に飾るのもにぎやかでおすすめ。両面にデザインのあるガーランドだったら、表と裏の両方が視界に入るのも嬉しいポイントです。
4.クリスマスツリーに飾り付けても◎
冬モチーフや冬素材のガーランドなら、オーナメントと一緒にクリスマスツリーに飾ることもできます。巻くのはもちろん、上から垂らすだけでもひと味違ったクリスマスツリーに。毎年同じオーナメントに飽きてしまった方におすすめです。
5.キャンプのお供に。テントの目印にも!
ガーランドの活躍の場は室内だけじゃありません!アウトドア好きな人なら、キャンプでお洒落に飾られたテントを見たことがあるはず。写真映えして気分が上がるのはもちろん、広いキャンプ場内で迷ったときに目印にもなるので、実用性も兼ね備えています。
《ジャンル別》ハンドメイドのガーランド10選
Creemaにはハンドメイドならではの個性あふれるガーランドが2,800点以上あります!
クリスマスはもちろん、いつものお部屋をちょっとお洒落に仕上げてくれる作品をジャンル別にご紹介します。
いくつでも欲しい! お花・植物を使ったガーランド
chamomileさんの、ドライフラワーを木製ピンチで麻紐に留めたナチュラルな作品。定番で人気のドライフラワー、カスミソウ・ワイヤープランツを使用しています。花材をピンチから外してハーバリウムなどの素材として使っても◎
日和花 hiyoribanaさんの、白い小花を集めたスワッグを3つ使ったガーランド。インテリアに合わせて、スワッグを留める位置を自分で変えられます。季節や年代を問わず飾りやすいデザインなので、贈り物にもぴったり。
kukulkukkaさんによる、直線のラインを意識して作られたスタイリッシュなガーランド。そのまま飾るだけでもお部屋がぐっとお洒落に引き締まります。テーブルコーディネートにも使えそうな作品です。
パーティーをお洒落に! クリスマスのガーランド
okomemama(おこめまま)さんのガーランドは、羊毛フェルトのあたたかみと、きらきら光る糸を使った星のような刺繍がクリスマス感を盛り上げてくれます。お部屋はもちろん、ツリーに飾っても素敵。
miyu-ichiさんのガーランドは、ウール100%の毛糸で作られたクリスマスのオーナメントがほっこりキュート。小さいけれど丁寧に編まれたモチーフにときめきます。子ども部屋にも合いそうなデザインです。
ステンドグラス作品を手掛けるblue blueさんのガーランドは、シンプルで上品なステンドグラス製オーナメントが魅力。窓辺に飾れば光が入ってより美しく輝きそう。大人クリスマスにおすすめです。
照明代わりにも! ガーランドライト
Dee Mac Asianさんのガーランドは、コットンとラタン(=籐)で作られたボールがやさしく光ります。電気をつけない昼間にはナチュラルな雰囲気を、電気を点ければラタンの編み目が浮かび上がって幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
atelier yukihanaさんの、ポップで可愛いカラーのキューブ型モチーフを使ったガーランド。モチーフには透け感があるため、ライトのやわらかい光がよく通ります。明るい色合いで、元気になれそうな作品です。
素敵なデザインがたくさん! ユニークなガーランド
atelier emaさんの、ワイヤーアートを使ったシックでお洒落なガーランド。お部屋をモダンな雰囲気にしてくれそうです。猫缶部分を、飼い猫のお名前などに変更できるのも、猫好きにはたまらないですね。
家具工房 カフージュさんの、無垢材で作った木製のガーランド。本来は家具に使うような高級材を使った、贅沢な作品です。木が持つほっこりとした可愛らしさが、お部屋のアクセントになってくれそうです。
ガーランドでもっと気軽に模様替えを
長い長い歴史を持つガーランド。世界中で使われ続ける背景には、アイデア次第でいろんな作品が生まれ、いろんな使い方が出来るという魅力があったのかもしれません。
おおがかりな模様替えは難しくても、ガーランドやリースなら、季節や気分に合わせて、簡単にお部屋の雰囲気を変えることができます。ハンドメイドならではのユニークな作品は、眺めているだけで心うきうき。
令和になってはじめて迎える、今年のクリスマスとお正月。お気に入りの飾りつけで、いつもよりちょっぴり華やいだお部屋時間を楽しんでみませんか?