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[お手入れ講座]家にあるもので簡単にできる、真鍮アクセサリーのお手入れ方法

2019.11.26
[お手入れ講座]家にあるもので簡単にできる、真鍮アクセサリーのお手入れ方法

こんにちは、クリーマの竹中です。

 

アクセサリーの素材として大人気な「真鍮(しんちゅう)」。イエローゴールドのような独特の色味に、ヴィンテージ感のある風合いが魅力的で、真鍮アクセサリーを愛用しているという方も多いのではないでしょうか。

 

真鍮の一番の特徴とも言えるのが、使い込んでいくうちに色や質感が変わっていくこと。革製品のエイジングのように経年変化が楽しめる点は真鍮の魅力でもありますが、だからこそきちんとお手入れをして、美しさを保ちながら愛用したいですよね。そこで今回は真鍮という素材にクローズアップしながら、そのお手入れ方法についてご紹介します。

【目次】

●そもそも「真鍮」って何?成分と特徴
 -真鍮とメッキとの違いは?
 -真鍮の経年変化

●毎日のお手入れ:真鍮の水濡れはOK?NG?

●特別なお手入れ:真鍮の黒ずみ・錆・緑青を取り除く
 -1.真鍮の輝きが復活!お酢を使った黒ずみの落とし方
 -2.ガンコな錆・緑青ともおさらば。重曹を使った真鍮の磨き方

そもそも「真鍮」って何?成分と特徴

銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上含まれている金属のことを「真鍮」といいます。真鍮は「黄銅(おうどう)」や「ブラス(brass)」とも呼ばれ、適度な耐久性と加工のしやすさから、楽器やインテリア、カトラリー、時計やアクセサリーなど様々な用途に使われています。

実は五円玉の硬貨も真鍮で作られているそう。私達にとって一番身近な真鍮アイテムと言えるかもしれないですね。

真鍮とメッキとの違いは?

メッキとは、金属(非金属の場合も)の表面に薄く別の金属をコーティングする表面処理のことで、ベースとなる金属の強度アップや錆・劣化の防止、装飾性の向上など様々な目的で行われます。

真鍮自体は特にコーティングされていない金属なのでメッキ素材とは別物ですが、メッキ素材のベース(コーティングされる中身)に使われることは多いようです。例えばアクセサリーによく使われる「GP(ゴールドプレート、金メッキ)」は、真鍮やシルバーの表面を10Kや18Kで覆ったものが一般的です。

真鍮の経年変化

真鍮は腐食はしにくいものの、空気に触れることで酸化し、次第に黒っぽい色味が現れます。

変化を楽しめる点は魅力的でもありますが、酸化が進んで黒ずみが濃くなりすぎてしまったり、汗や水分によって「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる緑色の錆が出てきてしまうことも。緑青は人体には無害ですが、服や肌に色映りしてしまう可能性もあるため、早めに取り除くようにしましょう。

真鍮アクセサリーを長く楽しむためには、正しくお手入れすることが大切です。

毎日のお手入れ:真鍮の水濡れはOK?NG?

真鍮は水分にとても弱い素材です。アクセサリーとして身に付けているとどうしても汗や水が付いてしまいますが、それをそのままにしておくと黒ずみや錆の原因となってしまいます。

帰宅してアクセサリーを外した後は、柔らかい布で優しく乾拭きをし、酸化防止のために外気に触れにくい場所(ビニールの小袋など)で保管するようにしましょう。

特別なお手入れ:真鍮の黒ずみ・錆・緑青を取り除く

真鍮の黒ずみが濃くなり過ぎてしまったり、錆びてしまったりした場合は、様々な方法で真鍮を磨くことで元の輝きや色味を取り戻すことができます。市販の金属磨きクロスや研磨剤を使って磨くという手段もありますが、今回は「お家にあるもので手軽にできるお手入れ方法」を実際に編集部で試してみます。

使うのは、黒ずみや汚れのついた五円玉。「いきなり自前のアクセサリーで試すのは怖い」と思う方も、まずはお手持ちの五円玉でお試ししてみるのが良いかもしれません。

今回は一般的な真鍮のお手入れ方法を編集部にて実践しながらご紹介しますが、購入した作家さんが勧めている方法がある場合は、そちらを優先してください。

1.真鍮の輝きが復活!お酢を使った黒ずみの落とし方

「黒ずみをしっかり除去し、買った頃の輝きを取り戻したい!」という方には、真鍮をお酢(クエン酸、レモンで代用可)に浸す方法がおすすめです。子どもの頃、五円玉や十円玉を使ってやってみたことがある!という方もいらっしゃるかもしれません。

方法は簡単で、普通の食用酢をお皿などの容器に入れ、そこに真鍮アイテムを入れるだけ。今回は3分ほど浸してみました。(必ず全体がお酢に浸かるようにしましょう。)

お酢から取り出した後は水ですすぎ、柔らかい布でしっかりと水気をとりながら磨きます。

真鍮をお酢に漬けた場合

たった数分漬けただけですが、比べてみると色味がかなり変わっているのが分かります。全体的にくすみや曇りが取り除かれ、光にかざすとメダルのような光沢感が見えます。

ガンコな汚れが取れないときは、お酢に塩を入れて軽くこするようにすると、塩が研磨剤の代わりを果たしてくれるそうです。(傷がつかないよう、ゆっくり優しく磨きましょう)

【真鍮をお酢に漬ける際の注意点】

●お酢は真鍮の表面を溶かす作用があり、漬ける時間が長すぎると、別の赤みがかった変色が発生してしまうことも。汚れの具合を見ながら、2~5分程度にとどめておきましょう。

●きちんと水でお酢を洗い流し、水気を拭きとる工程まで行わないと、変色や錆の原因となります。

●お酢に漬ける方法は、適度にアンティーク感を残したい方には向きません。質感を調整しながら綺麗にしたいという方は、このあとご紹介する重曹を使った方法を試してみましょう。

2.ガンコな錆・緑青ともおさらば。重曹を使った真鍮の磨き方

シミ抜きや毛穴汚れの除去、カビ取りなど用途が豊富で、万能アイテムとしていまやお掃除道具の定番となった「重曹」。実は、真鍮アクセサリーのお手入れにも使えるんです。

 

重曹で真鍮を磨く一般的な方法は、重曹と水を2:1の比率で混ぜ合わせてペーストのような状態にし、それを付けた布や指で優しくこすります。黒ずみが濃い部分や凹凸部分を綺麗にしたい場合は、綿棒や歯ブラシなどを使うといいようです。いずれの方法でも傷をつけないよう、優しく磨くようにしましょう。

(今回は重曹ペーストを使って指で擦るように磨きました。洗っていると白いペーストが徐々に灰色がかり、汚れを落とせていることが分かります。)

お酢のお手入れと同様、磨き終わったら水で流し、乾拭きします。

真鍮を重曹で磨いた場合

こちらもしっかりと黒ずみが消え、光沢感が戻っています。漬けておくだけのお酢と比べると磨く手間はかかりますが、力加減やペーストを付ける範囲を調節しながらお手入れできるため、あえて少し黒ずみを残しておきたい方にはこちらの方法がおすすめです。

【真鍮を重曹で磨く際の注意点】

●強く擦りすぎると傷がついてしまう可能性があるため、優しく磨くようにしましょう。

●きちんと水で重曹を洗い流し、水気を拭きとる工程まで行わないと、変色や錆の原因となります。

正しくお手入れをして、一生ものとして楽しむ。

今回は真鍮のお手入れ方法についてまとめてみました。

 

お酢や重曹を使ってのお手入れを実際に試してみて感じたのは、「思っていたより簡単に、綺麗にできるんだ!」ということ。気に入って毎日つけていたアクセサリーが黒ずんでしまったり錆びてしまったりすると、「専門の業者さんに持っていかないといけないのかな」「自分でお手入れする場合、色んな道具や薬品を揃えないといけないのかな」という不安がよぎりますが、黒ずみやちょっとした錆つき程度であれば自分で簡単にお手入れすることができます。

また、毎日の保管方法や、外した後に一拭きするだけの手順も、真鍮の美しさを保つための重要な手順です。日々大切に使い、それでも汚れてしまった際はしっかりお手入れをすれば、きっと一生ものとして長く楽しむことができますね。

経年変化を楽しめる真鍮アクセサリー。これを機に試してみたい!と思った方は、ぜひCreemaで探してみてくださいね。

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