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500年以上愛される「結び」のレース。繊細なタティングレースのアクセサリー10選

500年以上愛される「結び」のレース。繊細なタティングレースのアクセサリー10選

冷え込む日が続く今日この頃。落ち着いた色合いになりがちな冬ファッションですが、そろそろ軽やかな装いが恋しい!という方も多いのではないでしょうか。

ファッション誌によると、2020年の春・夏は、イエローやミントグリーンなど明度が高くて爽やかな色や、軽やかで透け感のある素材に注目が集まるそうです。

 

年齢を問わず人気の、透け感のあるアイテムの王道といえば「レース」。ひと口にレースといっても、時代や土地によってその種類は様々で、長い歴史を持っています。

今回は、その繊細さが愛される「タティングレース」の魅力についてご紹介したいと思います! 

タティングレースとは? 500年以上愛される繊細な魅力

▲シルクの手縫い糸を使った繊細なイヤーアクセサリー。凛とした美しさを感じます。

レースときくと、かぎ針を使って編んでいくイメージをお持ちの方が多いかもしれません。でも、レースはかぎ針で編むだけではなく、織る・かがるなど、様々な技法で作ることができます。

細いレース糸を「結んで」仕上げていくレースとして誕生したタティングレース。その起源や発祥の地は明らかになっておらず、アイルランド、イタリア、中東など、様々な説が挙げられています。

本来、この時代の手芸といえば、労働を必要とする庶民階級の女性のものと思われがち。でもタティングレースは、17世紀末のイングランド女王・メアリー2世が熱心に愛好したことから、貴族女性の間でも大人気となったという変わった歴史をもっています。

 

余談ですが、先日トルコに行った際、タティングレースと非常によく似た技法で作られる「メキッキオヤ」という繊細な伝統レースを見掛けました。こちらも詳しい起源は不明。どこからどのように伝わったのか、はたまたタティングレースと同時発生的に誕生したのか、未だ解明されていません。

他にも、インテリアやアクセサリーに応用されることの多い「マクラメ」はイスラム文化圏で誕生したと言われており、不思議なことに、結びで作られるレースは古くから世界各地に存在するようです。

繰り返しのリズムから生み出される繊細な手仕事には、作り手を癒す力もあったのかもしれません。

▲マクラメ編みのイヤーアクセサリー。マクラメのナチュラルな魅力が伝わります。

現在まで伝わるタティングレースは、「シャトル」と呼ばれる手のひらにおさまる大きさの舟形の糸巻きを使い、小さな結び目を連続して作っていくことで模様を仕上げていきます。輪っか状のものや鎖状のもの、小さなものから大きなものまで様々なデザインが可能で、その繊細でクラシカルな表情に惹かれる人は後を絶ちません。

 

大きな器具がなくとも、糸とシャトルさえあれば移動中の馬車の中などでも取り組めるため、教養の一つとして習う女性も多かったそうです。

実際に、タティングレースを制作する様子を見てみると、シャトルを動かす指の動きがなんとも優雅。貴族の女性の間で人気を博したのも納得です。

▲小さな舟形の糸巻き「シャトル」を使います。

その後、タティングレースの技法やパターンについての本も出版され、愛好家の数は増えていきました。日本には宣教師を通じて明治の初期頃に伝わり、現在ではビーズを編み込んだり、アクセサリーやバッグの装飾に応用したりと、様々な形で発展を遂げています。

連続する結び目によって作られる繊細なモチーフは、クラシカルな魅力だけではなく、色合いやデザインによってナチュラルな雰囲気にも。

レースのいろんな表情を楽しめるのは、作り手の個性を活かした自由なデザインができるタティングレースならではなのです。

 

調べれば調べるほど、謎に包まれながらも奥が深い、タティングレース。

嬉しいことに、Creemaにもタティングレース作家さんや魅力的な作品がたくさん。今回は、普段着をちょっと特別にしてくれる、おすすめのアクセサリーをご紹介します。

繊細なのに、優しい。タティングレースのアクセサリー

レースのちょうちょ ネックレス(オフホワイト)

普段使いもしやすく、装いのポイントになるタティングレースアクセサリーを手掛けるitocoroさん。花のモチーフをつないで作ったちょうちょは、大人の女性も着けやすい、ほどよい甘さが魅力。特にこれからの季節、リネンやコットンの優しい風合いのコーディネートにも合いそうです。

アジャスターについているラベンダー色の小花も、後ろ姿にそっと可愛らしさを添えてくれます。

タティングレースのポニーフック <ゴールド>

着け心地のよさに気を配ったアクセサリーを制作される、小川製作室さんのポニーフック。アンティークビーズも一緒に編み込んでおりクラシカルな印象ですが、服を選ばない色合いで透け感もあるので普段から活躍してくれそうです。

いつものポニーテールに、ちょっとアクセントを付けたい日におすすめ。

タティングレースのピアス Berry<ベリー>

アクセサリー工房 Liiraさんは、大人の女性がおしゃれにカッコよくつけられるものをつくりたいという思いでアクセサリーを制作されています。こっくりカラーのピンクパープルとナチュラルなベージュの組み合わせで、オールシーズン使えます。

ぱっと表情が華やぐデザインなので、イベントシーズンにもぴったりです。

孔雀のブローチ -求愛-

「タティングレースでつくられた宝石」を意味するお名前でクリエイター活動をされる、bijoux en frivolitéさん。このブローチは、陶土×タティングレースの異素材の組み合わせで作られており、素朴さと可愛らしさの両方を楽しめます。

シンプルな白シャツや、カジュアルなファッションとも相性抜群です。

【Square Ⅱ /white】シルク手縫い糸製タティングレースのピアス/イヤリング・ノンホールピアス

タティングレース作家・Mabelさんは、「レースによる繊細な美的表現」をコンセプトに、タティングレースジュエリーを制作されています。四角形を大胆に意匠化したこちらの作品は、ドロップ型のスワロフスキーが揺れ、凛とした美しさ。

贈り物はもちろん、新年度を迎える自分へのご褒美やおまもりにいかがでしょうか。

タティングレースのレクタングルと揺れるスワロのピアス/イヤリング ブルー

kanafuさんの、スタイリッシュな形が印象的なピアス(金具変更可)。比較的フェミニンなイメージの強いレースですが、こんな風にちょっとモードなイメージで楽しむことができるのも、デザインの幅が広いタティングレースならでは。

動いたときの揺れやきらめきも素敵な作品です。

ミモザのブレスレット・山吹色(草木染・タティングレース・レース糸)

植物の葉や実、花をモチーフにアクセサリーを制作するbotanicalgardenさん。Creemaでも大人気のお花・ミモザをタティングレースで表現したこちらのブレスレットは、なんと玉ねぎの皮で染められています。自然ならではのやわらかな色合いで、肌馴染みも良さそうです。

徐々に手元の見える機会が増える、これからの季節にぴったり。

渦巻き たわわ タティングレース編みのピアス/イヤリング/ノンホールピアス【ネイビー】

レース糸を中心に、糸を使った作品制作をされるwai wai yarnさんの、円盤モチーフを重ねたアクセサリー。果実がたわわに実っているようにも見え、素朴で遊び心のあるデザインです。

カラー変更も相談可能なので、色によって様々な雰囲気を楽しめそうです。

タティングレースとチェコガラスのネックレス

La Flanerieさんの、チャコールグレイのレース糸とピンク色のチェコビーズを使った、大人っぽい印象のネックレス。ほどよく存在感があるので、シンプルなデザイン・色のお洋服のアクセントにおすすめです。

大き目のモチーフでも重たいイメージになりにくいのは、軽やかなタティングレースならではです。

かすみ草のスワッグピアス / オフホワイト(タティングレース)

タティングレース作家・FOOMiNさんの、かすみ草をイメージして制作された可憐なアクセサリー。ふわっと軽やかなイメージですが、ところどころにポイントでゴールドビーズが編み込まれているので、フォーマルなシーンにもぴったりです。

お出かけ先で、風に揺れる繊細なデザインをお楽しみください。

凛としたい日のおまもりに、タティングレースを身に着けて。

500年以上もの長い間、世界のいろいろな場所で愛されてきたタティングレース。

軽やかで繊細だからこそ、身に着けている日はうっかり引っかけたりしないよう、自然と仕草や振る舞いも丁寧になるような気がします。そんな、凛とした気持ちにさせてくれるところも魅力のひとつかもしれません。

 

フォーマルな装いにはもちろんですが、細いレース糸のやわらかさ・軽さは、ナチュラルな装いにもよく合います。

きちんとした気持ちで過ごしたい気分のとき、気持ちを前向きに切り替えたいとき……。これから少しずつ、ゆっくりと訪れる新しい季節に向けて、自分へのご褒美に、身に着けるタティングレースをお迎えしてみるのはいかがでしょうか?

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