kcl-project 葛川小中工房のプロフィール
kcl-project 葛川小中工房「紅染め」です。
【地域と学校について】わたしたちのふるさと
私たちが通う大津市立葛川小・中学校は山間部にある小さな学校です。大津市の生徒だけではなく、京都市左京区久多の児童生徒も通っています。しかし、少子高齢化が進んでいて、2018年春から三年間、区域内の小学一年生が一人もいないという現状です。そこで、2018年度から中学生が中心となって地域の魅力を発信するプロジェクトが始まりました。それは、地域のことを知ってもらい〈know〉、来てもらい〈come〉、住んでもらう〈live〉取り組みなので、KCLプロジェクトと名付けられました。
KCLプロジェクトウェブサイト kcl-project.com
【私たちの取組について】つつむ・つなぐ・つむぐ
私たちはまず地域について知ることが大切だと考え、中学一年生の時に地域の方に向けてアンケートを取りました。そこで挙げられた地域の魅力の中で、私たちは豊かな自然に目を付け、地域の草木を使って商品を開発し、魅力を発信する取り組みを始めました。中学二年生の六月には、商品開発についてアドバイスをいただくために、京都市にある天然染めの専門店を訪れました。そこで私たちは紅花という花に出会い、紅花と葛川のつながりについて知りました。私たちはこの紅花を使って地域の魅力を発信したいと思い、サンプルづくりやコンセプトの検討などを行いました。しかし商品を自分たちだけで一から作るには困難なことが多くありました。そのため、今年の六月からは京都の大学生と協力して紅花染めを使った小物作りに取り組みました。産地である山形から取り寄せた紅もちと呼ばれる染料を使用し材料となる糸や布などを染めました。
廃校の危機から自分たちの学校を守りたい、「ふるさと」を失いたくない。そんな思いからスタートしたKCLプロジェクト。人の思いを包み込み、多くの人につなげ、新しいものを紡ぎたい。そうして生まれたのが、私たちの「紅染め」です。プロジェクトを進める中で出会った天然染めの先生、ものづくりに興味のある大学生、そして知った近江商人の歩み、今は衰退してしまった紅花の存在。そうしたものがつながって紡ぎだされた紅花染めの小物です。
【紅花について】
私たちは、紅花という花を使って素材を染めています。花は黄色ですが、1%ほど赤い色素が含まれており、美しい赤色に染まることが特徴です。古くから染料として使われており、江戸時代ごろは生産地である山形から私たちの学校の前にある「鯖街道」という道を通って、近江商人の手により、大消費地の京都まで運ばれていました。そして、私たちが素材を染めるときに使っているのが「紅もち」とよばれるものです。これは、紅花染めをする際に赤色をより鮮やかにするために紅花を加工したものです。わずか3.75gの紅もち一つを作るために300輪の紅花が必要です。江戸時代ごろの紅もちは「米の100倍、金の10倍」と呼ばれるほどでした。それほど紅もちは貴重なものなのです。私たちは紅花の生産量が日本一である山形県産の紅もちを使用しています。
製作した商品は滋賀県大津市葛川坊村町にある葛川支所前で開かれる「日曜市 葛の里」で販売します。(2021/4/25〜)
私たちの商品の他にも野菜や加工食品など地域の様々なものが売られています。
ぜひお越しください。
【地域と学校について】わたしたちのふるさと
私たちが通う大津市立葛川小・中学校は山間部にある小さな学校です。大津市の生徒だけではなく、京都市左京区久多の児童生徒も通っています。しかし、少子高齢化が進んでいて、2018年春から三年間、区域内の小学一年生が一人もいないという現状です。そこで、2018年度から中学生が中心となって地域の魅力を発信するプロジェクトが始まりました。それは、地域のことを知ってもらい〈know〉、来てもらい〈come〉、住んでもらう〈live〉取り組みなので、KCLプロジェクトと名付けられました。
KCLプロジェクトウェブサイト kcl-project.com
【私たちの取組について】つつむ・つなぐ・つむぐ
私たちはまず地域について知ることが大切だと考え、中学一年生の時に地域の方に向けてアンケートを取りました。そこで挙げられた地域の魅力の中で、私たちは豊かな自然に目を付け、地域の草木を使って商品を開発し、魅力を発信する取り組みを始めました。中学二年生の六月には、商品開発についてアドバイスをいただくために、京都市にある天然染めの専門店を訪れました。そこで私たちは紅花という花に出会い、紅花と葛川のつながりについて知りました。私たちはこの紅花を使って地域の魅力を発信したいと思い、サンプルづくりやコンセプトの検討などを行いました。しかし商品を自分たちだけで一から作るには困難なことが多くありました。そのため、今年の六月からは京都の大学生と協力して紅花染めを使った小物作りに取り組みました。産地である山形から取り寄せた紅もちと呼ばれる染料を使用し材料となる糸や布などを染めました。
廃校の危機から自分たちの学校を守りたい、「ふるさと」を失いたくない。そんな思いからスタートしたKCLプロジェクト。人の思いを包み込み、多くの人につなげ、新しいものを紡ぎたい。そうして生まれたのが、私たちの「紅染め」です。プロジェクトを進める中で出会った天然染めの先生、ものづくりに興味のある大学生、そして知った近江商人の歩み、今は衰退してしまった紅花の存在。そうしたものがつながって紡ぎだされた紅花染めの小物です。
【紅花について】
私たちは、紅花という花を使って素材を染めています。花は黄色ですが、1%ほど赤い色素が含まれており、美しい赤色に染まることが特徴です。古くから染料として使われており、江戸時代ごろは生産地である山形から私たちの学校の前にある「鯖街道」という道を通って、近江商人の手により、大消費地の京都まで運ばれていました。そして、私たちが素材を染めるときに使っているのが「紅もち」とよばれるものです。これは、紅花染めをする際に赤色をより鮮やかにするために紅花を加工したものです。わずか3.75gの紅もち一つを作るために300輪の紅花が必要です。江戸時代ごろの紅もちは「米の100倍、金の10倍」と呼ばれるほどでした。それほど紅もちは貴重なものなのです。私たちは紅花の生産量が日本一である山形県産の紅もちを使用しています。
製作した商品は滋賀県大津市葛川坊村町にある葛川支所前で開かれる「日曜市 葛の里」で販売します。(2021/4/25〜)
私たちの商品の他にも野菜や加工食品など地域の様々なものが売られています。
ぜひお越しください。