Double vibrations「二重振動」
<「絣図案を世界と共有するプロジェクト」から生まれたデザイン
久留米絣セミナー(国際下川絣未来賞)の開催
未来に向けた取り組みとしたい。歴史的な文脈を踏まえて職人として日本の伝統工芸を世界に紹介するために。欧州のトップレベルの美大・芸大で講演し 学生のみならずラグジュアリーブランド関係者、デザイナーなど社会人もオープン参加。
*会場は、フランス パリ ENSCI École nationale supérieure de création industrielle(国立高等工業デザイン学校)
参加者に図案作成の機会を提案
音楽の楽譜は、世界共通でありながら、それぞれの国の歴史や文化と混ざり合って多種多様な表現がなされており、現代でも進化し続けている。久留米絣の図案でも同じようなことができないかというアイデアが浮かび、ぜひセミナーの中で提案してみたいと思った。
受賞作品の図案をもとに実際に久留米絣を制作
受賞者と制作過程を共有
日本の伝統的な織物である久留米絣は、手織りと動力織の2種類があり、絣動力織機による製法は世界中見渡しても他に類を見ない特殊な技術。職人とデザイナーがコミュニケーションを図りながら、モノづくりを行うことは双方にとって最高の満足感を得られる。その技術を公開し、図案の作成に関与できる機会を提供することは、世界中のクリエーター、デザイナーにとって興味深いことであると確信した。今後も継続的にこのような取り組みを行うためには、制作した生地を販売し経済的な循環を作り出すことも必要。そのため、今回制作した受賞柄の一部を下川織物オンラインショップで販売することにした。
*経糸(たていと)は、3色に染め分けた
「国際下川絣未来賞」受賞柄の紹介
Double vibrations(ダブルバイブレーションズ)
日本語で「二重振動」と名付けられた柄のコンセプトは、タイトル通り「共鳴」たて糸を3配色作り、ヨコ糸は共通の配色にしている。経糸に弾かれて振動しているかのような緯糸の動き。
受賞者の紹介
Cécile Vignau(セシル・ビニャウ)
https://cecilevignau.com/
フランス人デザイナー。今回のセミナー会場でもあったENSCIでデザインを学び、フリーランスのデザイナーとして活動中。彼女自身のアートやデザインのテーマの中に「振動」「共鳴」といったモチーフが一貫して用いられているのを感じた。それを絣で表現してみたらどうなるのか。という試みは興味深いと感じた。また彼女自身が織物を実際にやるからこその強みで経糸や緯糸の配置、配色など含めて、しっかりしたコンセプトが素晴らしかった。彼女のパッション「情熱」は今回のセミナー参加者の中では一番だったと感じた。実際に制作するにあたっては、制作過程を図案制作者と共有しコミュニケーションを図りながら作ることを前提に考えていたので、コミュニケーション能力という点も考慮させていただいた。彼女は、織物を学んでいるので、言語の壁を越えて「経糸と緯糸で対話」することができたことも受賞後の評価として優秀だったと感じます。
<久留米絣について>
一台のモーターから連結された20台の織機が稼働する昭和のレトロなベルト式の力織機。
昭和23年創業の久留米絣織元です。
日本を代表する伝統的先染め織物です。
手織りに近い柔らかい風合いが特徴。
手作業の工程が多く、30工程以上を2~4カ月を要して織り上がります。
日本の伝統的な織物でこだわりの一品を制作したい方にぴったりの織物です。
<織りの特徴>
緯糸(よこいと)を括り(くくり)技法で柄を作り、専用のシャトルで織る「ヨコ絣」。
花柄や水玉をはじめ、柄の表現の自由度が高く「絵絣(えがすり)」とも呼ばれています。
「トング」と呼ばれる板状の木管に緯糸(よこいと)を柄合わせして巻き、専用の動力織機で柄を微調整しながら織りあげる技術は括り(くくり)機械と括り職人の存在と合わせて、世界的に見ても久留米絣は絣織物の最高峰の技術を現代に受け継ぐ唯一の産地という言い方も過言ではありません。
<仕様>
タテ糸 40/2 ヨコ糸 20/1
生地の厚さ表示 標準
化学染め100%
綿100%
織幅 約37㎝
湯通し天日干し仕上げ(約1割収縮させていますので、ご購入後そのまま裁断縫製が可能です。)
<表示について>
1M単位の切り売り
価格は1Mの単価です。
実物と写真では若干色が違って見えることがあります。
久留米絣セミナー(国際下川絣未来賞)の開催
未来に向けた取り組みとしたい。歴史的な文脈を踏まえて職人として日本の伝統工芸を世界に紹介するために。欧州のトップレベルの美大・芸大で講演し 学生のみならずラグジュアリーブランド関係者、デザイナーなど社会人もオープン参加。
*会場は、フランス パリ ENSCI École nationale supérieure de création industrielle(国立高等工業デザイン学校)
参加者に図案作成の機会を提案
音楽の楽譜は、世界共通でありながら、それぞれの国の歴史や文化と混ざり合って多種多様な表現がなされており、現代でも進化し続けている。久留米絣の図案でも同じようなことができないかというアイデアが浮かび、ぜひセミナーの中で提案してみたいと思った。
受賞作品の図案をもとに実際に久留米絣を制作
受賞者と制作過程を共有
日本の伝統的な織物である久留米絣は、手織りと動力織の2種類があり、絣動力織機による製法は世界中見渡しても他に類を見ない特殊な技術。職人とデザイナーがコミュニケーションを図りながら、モノづくりを行うことは双方にとって最高の満足感を得られる。その技術を公開し、図案の作成に関与できる機会を提供することは、世界中のクリエーター、デザイナーにとって興味深いことであると確信した。今後も継続的にこのような取り組みを行うためには、制作した生地を販売し経済的な循環を作り出すことも必要。そのため、今回制作した受賞柄の一部を下川織物オンラインショップで販売することにした。
*経糸(たていと)は、3色に染め分けた
「国際下川絣未来賞」受賞柄の紹介
Double vibrations(ダブルバイブレーションズ)
日本語で「二重振動」と名付けられた柄のコンセプトは、タイトル通り「共鳴」たて糸を3配色作り、ヨコ糸は共通の配色にしている。経糸に弾かれて振動しているかのような緯糸の動き。
受賞者の紹介
Cécile Vignau(セシル・ビニャウ)
https://cecilevignau.com/
フランス人デザイナー。今回のセミナー会場でもあったENSCIでデザインを学び、フリーランスのデザイナーとして活動中。彼女自身のアートやデザインのテーマの中に「振動」「共鳴」といったモチーフが一貫して用いられているのを感じた。それを絣で表現してみたらどうなるのか。という試みは興味深いと感じた。また彼女自身が織物を実際にやるからこその強みで経糸や緯糸の配置、配色など含めて、しっかりしたコンセプトが素晴らしかった。彼女のパッション「情熱」は今回のセミナー参加者の中では一番だったと感じた。実際に制作するにあたっては、制作過程を図案制作者と共有しコミュニケーションを図りながら作ることを前提に考えていたので、コミュニケーション能力という点も考慮させていただいた。彼女は、織物を学んでいるので、言語の壁を越えて「経糸と緯糸で対話」することができたことも受賞後の評価として優秀だったと感じます。
<久留米絣について>
一台のモーターから連結された20台の織機が稼働する昭和のレトロなベルト式の力織機。
昭和23年創業の久留米絣織元です。
日本を代表する伝統的先染め織物です。
手織りに近い柔らかい風合いが特徴。
手作業の工程が多く、30工程以上を2~4カ月を要して織り上がります。
日本の伝統的な織物でこだわりの一品を制作したい方にぴったりの織物です。
<織りの特徴>
緯糸(よこいと)を括り(くくり)技法で柄を作り、専用のシャトルで織る「ヨコ絣」。
花柄や水玉をはじめ、柄の表現の自由度が高く「絵絣(えがすり)」とも呼ばれています。
「トング」と呼ばれる板状の木管に緯糸(よこいと)を柄合わせして巻き、専用の動力織機で柄を微調整しながら織りあげる技術は括り(くくり)機械と括り職人の存在と合わせて、世界的に見ても久留米絣は絣織物の最高峰の技術を現代に受け継ぐ唯一の産地という言い方も過言ではありません。
<仕様>
タテ糸 40/2 ヨコ糸 20/1
生地の厚さ表示 標準
化学染め100%
綿100%
織幅 約37㎝
湯通し天日干し仕上げ(約1割収縮させていますので、ご購入後そのまま裁断縫製が可能です。)
<表示について>
1M単位の切り売り
価格は1Mの単価です。
実物と写真では若干色が違って見えることがあります。
展示
1人購入
1
カルトナージュ用に購入したのですがナチュラル過ぎない抜け感のある風合いがお洒落にキマりそうで制作が楽しみです