当工房で人気、オリジナルキーケースでおなじみのフランスの最高級革の１つトリヨン製です。トリヨンはエルメスのバッグに使われている革で希少です。撥水性が高く汚れに強い表革と滑らかなスエードの裏革で、少し厚めでも柔らかいのが特徴です。バッグを作る場合は革の厚さを薄く漉いて使われるため、一番さわり心地の良い裏側も無くなってしまうのですが、これはそのまま残しています。

表はパルメグリーンというヤシの葉のような発色の良い黄緑色、裏は少し濃いめのグリーンです。

作品は１枚革を折りたたんで金具留めにした小さなポーチ(財布)です。
ミニが好評でリクエストに応えてロング（カードの入る普通サイズ）を作りました。
中のポケットは少し固めで経年変化も楽しめる牛ヌメ革を使っています。

写真でも質感が伝わるかと思いますが、厚さ２ミリほどの柔らかい革で、裏側は大変なめらかなスエード仕上げです。
「１枚の革をできるだけシンプルに構成する」いうコンセプトなので、小さな金色カシメで留めています。

コインやカギ、カードなどが入ります。
サイズはおよそ、縦７．５センチ、上部幅１１センチ、下方幅１３センチ でぷっくりした感じです。
合計で３つあるポケットは真ん中にはホック付きで小さなものなどに便利です。その他の２ポケットはコインであれば各３０枚くらいは入ります。
厚みは約４．５センチですが、入れる物によって膨らみもします。

使い込むと味が出てくると思います。最初のうちは型を整えながらお使いになると自分好みの型がついてきます。
天然素材ですので生来の小キズやしわ、色むら、革の製造ロットによる色の違いなどございますことをご了解ください。