こちらは大阪堺市の伝統工芸「注染」の本染め浴衣生地から作ったスカートです。
生地は瀧（タキ）という綿70%麻30%の素材を使用しておりますので、涼しくてやわらかな風合いが楽しめますよ！

◎模様について
wilidflower（ワイルドフラワー）と言う名前の柄で、柔らかな太陽と暖かな風を感じる自然の景色に咲く、野の花模様をイメージしてデザインしました。

◎注染について
注染とは、型紙で防染し折り重ねた反物に染料を注いで模様を染色する技法で、明治時代中期に本藍の手染めに変わって登場し様々な模様の展開と大量生産（当時）を可能にした日本独自の染め技法として考案され大阪で生まれた伝統工芸です。また、堺市に伝わる注染の技法は多彩な色の組み合わせや色の濃淡をつける“ぼかし”により立体的な絵柄を描くのが得意です。

◎特徴について
注ぎ染めと言われる職人の手仕事はプリントと違い糸の一本一本まで染められているので、生地の通気性や伸縮性を損なうことがなく、吸水・速乾性にすぐれ、使い込むほどに柔らかく味わい深くなります。また、注染で染められた浴衣には微妙な色の“にじみ”繊細で優しい“ぼかし”など、使い込む程に馴染んでくる手作業ならではの風合いがあります。また、注染の特徴のひとつとして、模様に裏表が無いのでスカートが風に揺らいだ時に裏面との差が無く、とても美しい表情を見せてくれます。