どうしても炭染めの生地を使いたい、と思ったのが昨年の春。
いくつかサンプルを取り寄せるも、思ったようなテクスチャのものになかなか出会えずにいました。

今年の夏、いつも生地をお願いしているメーカーから新たに炭染めのWガーゼ生地がリリースされ、さっそくサンプルを頂いたところ、私が思っていた生地のイメージとぴったり。
ぜひこれを使いたい、とお願いして待つこと１ヶ月あまり。
人気の生地&特殊な染めであるために、仕上げられる数に限りがあり、常に在庫が無く、やっと１反、手に入れることができました。

柔らかいスラブWガーゼを、備長炭で染め上げた生地は、揉みほぐされてさらに柔らかく、ふっくらとしたテクスチャ。
ところどころ絵の具をにじませたような染めムラや、生地を擦った形跡があり、とても味のある表情になっています。
また備長炭の持つ遠赤外線効果やマイナスイオン効果、抗菌効果なども期待できる生地になっています。

今回はまず、ふんわりとしたテクスチャを生かした、ローブジャケットにしました。
以前にリリースした「ローブコート」より気軽に羽織れる丈で、一年を通して着て頂けるアイテムです。


今回は、袖口の部分にリバティプリントをあしらったタイプと、すべてWガーゼで製作するタイプの２種類があります。
オプションのプルダウンでお選びください。

また袖丈は、＋5cm、＋10cmの延長が可能です。

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全体にゆったりしたジャケットです。
身頃はかなりゆったりのAラインです。

着丈は70cm弱ありますので、ヒップラインをカバーする丈。

前身頃からつながった首回りは、ふんわりとしたショールカラーのようなデザインです。
以前リリースした、ローブコートの衿部分よりは、生地のボリュームがありますので、とても暖かです。

襟ぐりラインは、直線的で、胸元に一カ所、ループと、小さな貝ボタンを付けました。

何気ないことですが、ボタンが１つ付いているだけでも、ちょっと便利です

ボタンは黒蝶貝にオリジナルの彫刻を施した、愛らしいものです。

コンパクトに見えますが、着用した感じは、とてもゆったりとしています。
丈はヒップをしっかり隠す長さです。
袖丈は、手首までのフルレングスですが、＋5cmまで追加料金無しで対応いたします。

首回りは衿のようにふんわりとしていて、ローブコートよりもボリュームがあり、軽くマフラーをしている感覚です。
ノーカラーのコートの下に着るなどしていただくと、暖かいと思います。

備長炭の遠赤外線効果に、ダブルガーゼの保温性もあって、着ているとなぜかほんわり暖かく感じられます。
真冬の時期には、１枚では少し寒いかも知れませんが、
秋冬に限らず、通年着て頂けるアイテムです。

さらっと室内で、車での外出に、コートの下に…工夫して着こなして頂ければと思います。


生地は、40番手のスラブダブルガーゼを、岡山県児島の染色工房により、備長炭で染め上げた生地です。
染めの原料として使用した備長炭は、抗菌、マイナスイオン、遠赤外線の放出、など、さまざまな効果があるといわれています。
１反ずつ、特殊な染めによるもので、大量生産ができません。

柔らかなダブルガーゼ生地が、染め加工の過程で施されるワッシャーにより、揉みほぐされ、さらに柔らかくふっくらとした生地に仕上がっています。

アタリや擦れによる表面の変化、シワなど、どれも魅力的です。

特殊な染め加工のため、生地の中に、染めムラ等が見えますが、これもまた魅力の一つです。

お洗濯により、初めのうちは若干の色落ちがございますので、淡い色のものとは分けてお洗濯してください。

４－５回すれば、色落ちもしなくなってきます。


袖口に合わせるリバティは、人気の高いテイタム柄。

このテイタムは、通常の柄から70%縮小された柄ですので、大変こまかく花柄が描かれています。
パープルベースに、赤、ピンク、グレーなど、ベースのグレーとよく合う色使いです。

この柄の他にも、オプションで在庫している柄からお選び頂くことも可能です。
特にご選択がなければ、オリジナルのテイタム／パープル系で製作いたします。