”レザン”という色名はレーズンつまり干しブドウからの由来で深みのあるしっとりとした濃い紫色です。裏側は少し明るめの手触りのよい紫色です。

フランスの最高級革の一つトリヨンの１枚革（厚さ約2.1ミリ）で作った小さなバッグです。ごらんのとおりたまご型のような雨だれのような有機的な曲線が出るようなデザインです。
この革の場合に一番丈夫で長持ちするように試験をして
2枚の革を手回しミシンで１針ずつ縫って両端の部分は手縫いをしております。


写真でも質感が伝わるかと思いますが、トリヨンはシボ模様がある柔らかな牛革です。ナチュラルな感じで使い込むとくたっとして持ち手部分も伸びますが、経年変化も楽しめると思います。表は撥水性もあり汚れに強いです。
革の部位によってシボ模様の大きさや雰囲気は異なります。

柔らかいのでなにも入れないとペッタンコで立体的なカーブですが、袋縫いなので見かけよりは伸びて結構入ります。
大きさは約縦2７センチ、縦約２０センチ
持ち手の切り抜き部分の円は直径９センチで持ち手の太さは20ミリで、
縫い合わせていないので引っ張っても切れることはまずありません。

ちょっとしたお出かけバッグなどに。５枚目の写真は水色ですが、別出品の大きなタイプとの比較です。

持ち手は使っているうちに伸びます。縫い合わせの糸は丈夫ですが両端は内側の小さなカシメで補強をしています。

長い間お使いになった後に縫い目のほつれなどありましても1枚革なので修理をすればまた生まれ変わります。修理は無料です。青木
くたっとなった感じの革の袋も味わいが出ると思います。