国内産手造りあんちょび(菜種油)
■内容量
70g(固形量50g)/本【瓶サイズ約直径45㎜×高さ70㎜】
■原材料名
片口いわし(国内産)、食用なたね油、食塩、香辛料 (ブラックペッパー、ローズリー、ローリエ)
■賞味期限
製造日より180日
■保存方法
【常温】 直射日光、高温多湿を避けて保存して下さい。
※開封後は、油に漬けた状態で冷蔵庫にて保存し、お早目にお召し上がり下さい。
■おもな原産地
片口いわし(国内産)
【作品にまつわるエピソード】
「こんな新鮮なイワシでアンチョビ作ったら美味しいだろうなぁ」
そんな何気ない一言から物語は始まった。
愛媛県は瀬戸内海。
波に揉まれながら育った美味しい魚が豊富だ。
そんなとある日のこと。
遊びに来ていたシェフと一緒に愛媛の魚を見てまわっていた。
愛媛は「ちりめん」「しらす」「片口いわし」漁が盛んだ。
ふとシェフが銀色に輝きながら、艶やかな片口いわしをみて呟いた。
「こんな新鮮なイワシでアンチョビ作ったら美味しいだろうなぁ」
その時は、「そうですねぇ」と軽く会話を合わせる程度だった。
その晩、頭の中に「アンチョビ」という文字がもやもやと残っていた。
名前は知っているし、たぶんどこかで食べた事もある。
ただ意識して食べた記憶はあまりない・・・。気づけばネットで検索していた。
「いわしを塩漬けしてオイルに浸ける」「調味料」
色々情報が出てきた。
食への好奇心を駆り立てられた。
次の日早速缶詰を買って帰り、蓋を開ける。
独特の発酵臭が鼻を刺激した。
パスタにしてみた。
確かに味に深みがある。
ただ不味いとは思わなかったが「異国の味」がした。
「きっと苦手な人が多いんだろうな・・・」
シェフの「美味しいアンチョビ」が頭によみがえる。
日本人の口にも合うような「和製あんちょび」ができれば
もっと食生活に彩りが生まれるのではないか。
想いが一気に加速していく。
片口イワシを買ってきては塩漬けの日々が始まる。
最初は見よう見まね。
頃合いをみて試食。そして試作。試食の繰り返し。
自然発酵相手は手ごわい。ちょっとしたことで、
状態が変わってくる。
「あれをこうすれば」「いやもっと」・・・。
気づけば2年近くの歳月を費やしていた。
そして自分達が「美味しい」と思える
独特の発酵臭を極力抑えつつ、
塩っ気の中にも旨味がしっかりある「和製あんちょび」が出来上がった。
パスタにしてもさほど発酵臭が気にならない。
お酒の肴にもなる。野菜炒めの塩味足しに入れても素材の旨味が引き立つ。
熟成発酵具合を見極めながら瓶詰めしていく。見極めは難しいが、面白い。
・・・気づけば「アンチョビ」の、とりこになっていた。
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※本製品につきまして、まれに白粒状の物質が発生いている場合がございますが、片口いわしから出る脂質成分ですので、安心してお召し上がり下さい。
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