titikのプロフィール
宇宙の気と大地の気を感じる
私は自然の一部、と感じた瞬間には、
風になって空を舞うことができる
風にそよぐ道ばたの花になれば
葉を食む虫の、咀嚼音をくすぐったく思う
すごい羽音でやってくる蜂にはいつも驚かされつつ
よろしく頼みますと
風が吹いて
私はこの身体に戻ってくる
大地に足をつけて
................................................................................................
布をカットし、柄を写し、ロウ描きする。
ロウの匂いと空気感。
ある日は晴れ、または曇りだったり、雨だったり。
春、夏、秋、冬。
白生地が染まっていく瞬間のドキドキとワクワク感。
天然染料の色が濃くなっていく間の、
ゆったりとした時間の流れ。
吹き抜ける風、日差し、気温、湿度。
世界に一つしかないもの。
染まった布に存在する独特の雰囲気。
写真ではなく、リアルにしかない感触。
そういうものがここにある。
この布が通ってきた道。
私が携わったのはほんの一部。
また新たなストーリーはあなたが作っていく。
大量生産品ではなく、
一点一点丁寧に制作された布製品を身に纏う。
その贅沢な時間を堪能する、喜びを届けたい。
................................................................................................
ブログを始めました。
伝統的なインドネシアのろうけつ染め技法や、
作品秘話などを紹介しています。
https://titik.blog/
Instagram
https://www.instagram.com/titik_tentosen/
@titik_tentosenで検索!
ポートフォリオ(英語)も是非ご覧ください。
https://makikodaira.myportfolio.com
................................................................................................
わたしは天然素材が好きです。
繊細な感覚を持ちあわせている植物は、環境の変化に柔軟に対応して生存することができます。力強いエネルギーを持っているからです。植物染料はその気配を含んでいます。わたしは染めるという行為は、それらを布に写し封じ込めることだと思っています。自然のうつろい変わっていく世界を、素材の肌触りや色彩で感じていただけたらうれしいです。
わたしは伝統的な銅製のチャンティンを使っています。ロウが出る筒の部分に切れ目を入れ、定期的にきちんと手入れされた物を使用しないと安定した美しい線は描けません。ロウの温度もまた一定の温度に保ちながら季節に応じて管理しなくてはいけません。それらの行動一つ一つに繊細さが求められます。苦行かも…と思ってしまうほど気を遣う作業の連続です。疲れるけれど、でもやっぱり辞められない。現代では時短をとかく言われますが、時代に逆行したこのジャワ更紗のゆったりとした時間の流れがわたしは好きです。更紗を描くことは人が生物としての本来のリズムを取り戻す、お手伝いをしてくれているように感じます。精神鍛錬の一つとしてリラックスすること、自分と向き合う時間、それら全てがBatikの魅力なのだと思います。
私は自然の一部、と感じた瞬間には、
風になって空を舞うことができる
風にそよぐ道ばたの花になれば
葉を食む虫の、咀嚼音をくすぐったく思う
すごい羽音でやってくる蜂にはいつも驚かされつつ
よろしく頼みますと
風が吹いて
私はこの身体に戻ってくる
大地に足をつけて
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布をカットし、柄を写し、ロウ描きする。
ロウの匂いと空気感。
ある日は晴れ、または曇りだったり、雨だったり。
春、夏、秋、冬。
白生地が染まっていく瞬間のドキドキとワクワク感。
天然染料の色が濃くなっていく間の、
ゆったりとした時間の流れ。
吹き抜ける風、日差し、気温、湿度。
世界に一つしかないもの。
染まった布に存在する独特の雰囲気。
写真ではなく、リアルにしかない感触。
そういうものがここにある。
この布が通ってきた道。
私が携わったのはほんの一部。
また新たなストーリーはあなたが作っていく。
大量生産品ではなく、
一点一点丁寧に制作された布製品を身に纏う。
その贅沢な時間を堪能する、喜びを届けたい。
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ブログを始めました。
伝統的なインドネシアのろうけつ染め技法や、
作品秘話などを紹介しています。
https://titik.blog/
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@titik_tentosenで検索!
ポートフォリオ(英語)も是非ご覧ください。
https://makikodaira.myportfolio.com
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わたしは天然素材が好きです。
繊細な感覚を持ちあわせている植物は、環境の変化に柔軟に対応して生存することができます。力強いエネルギーを持っているからです。植物染料はその気配を含んでいます。わたしは染めるという行為は、それらを布に写し封じ込めることだと思っています。自然のうつろい変わっていく世界を、素材の肌触りや色彩で感じていただけたらうれしいです。
わたしは伝統的な銅製のチャンティンを使っています。ロウが出る筒の部分に切れ目を入れ、定期的にきちんと手入れされた物を使用しないと安定した美しい線は描けません。ロウの温度もまた一定の温度に保ちながら季節に応じて管理しなくてはいけません。それらの行動一つ一つに繊細さが求められます。苦行かも…と思ってしまうほど気を遣う作業の連続です。疲れるけれど、でもやっぱり辞められない。現代では時短をとかく言われますが、時代に逆行したこのジャワ更紗のゆったりとした時間の流れがわたしは好きです。更紗を描くことは人が生物としての本来のリズムを取り戻す、お手伝いをしてくれているように感じます。精神鍛錬の一つとしてリラックスすること、自分と向き合う時間、それら全てがBatikの魅力なのだと思います。