■続き柄で縁起UP！「瓢箪」
ユニークな形がトレードマークの「瓢箪」（ひょうたん）はみつる工芸でもとても人気のモチーフです。ひょうたんは「無病息災」や「商売繁盛」の縁起物として古くから親しまれてきた植物で、日本では昔から、「瓢箪には神霊が宿る」とされ、邪気を吸い込み空気を浄化すると言われているそうです。またそのくびれた独特の形から、一旦吸い込んだ邪気を逃さない（封じ込める）とされていることもあり、 除災招福のお守りとして広く用いられています。この度は、そんな縁起物のひょうたんの絵柄を続柄であしらいました。

■麻に柿渋のパワーをプラス
薄手で程よい透け感と生成り色が、麻の魅力である涼しさと和の雰囲気とを演出する
半洋生平。半洋(はんよう)とは半分洋物。 生平(きびら)に対して、経糸に紡績糸を使うためこう呼ばれているのだとか。本品はそんな半洋生平全体に贅沢に柿渋染めを施しました。柿渋には【抗菌作用】【防臭効果】【UVカット機能】【防虫効果】などの優れた力があり、その効果は驚くほどに多彩です。それらは、染め物の生地自体や、建材などに塗ればそれ自体を守り、耐久性を高めてくれる特性があります。

■軽やかさを演出する初め抜き柄
晒していない平織りの麻布に全体に柿渋染めを施し，柄はナチュラルな素材感を楽しめる様、模様を地色のままに残す染め抜き技法にて仕上げ、全体的に軽やかな印象に。持ち手の柄の部分は楓の木を採用。ゆったりとした柄のカーブは、ちょっと腕に引っ掛かけたりでき、手が塞がらないので便利です。どの様な装いでもコーディネートしやすい渋の色味はカジュアルな時も和装などにもおすすめです。

素材：麻100％　生地：半洋生平
柄：木製（楓の木）
使用染料：柿渋染め