琉装ードゥジンを銘仙を解いて手縫いで仕立てました。
女性にも男性にも着ていただけます。

沖縄の伝統的な羽織ドゥジンは、袖口が広く風が通り抜ける着用感が魅力。
打ち合わせを結ばずそのまま羽織っても、左右の紐を結んで着ることも、暑い季節は一枚で着ることもできます。
幅広のパンツ、ジーパンに合わせたり、以外とロングスカートにも合います。

銘仙は大正から昭和初期にかけて普段着として、主に若者に着用されていたカジュアルな着物なのだそうです。
柄を計算して先に糸を染め、織り上げる技法（絣）が模様に独特ずれを生み出しています。
柄の面白さがあり、色使いもポップでレトロ。
シャリ感のある生地で肌さわりがさらっとしています。
普段着として着られていたため、汚れ染みがあったり、布が薄くなって弱くなっている物がおおく、コート一着を縫える着物になかなか出会えません。
今回使用した銘仙は綺麗な状態で出会え、ラッキーでした。

絹糸は、繭の中の幼虫を守るため天然の紫外線防止効果があるので、日差しが強い季節にもお勧め。

手縫いを前提に織られた着物地なので、手縫いで縫い上げています。
手縫いならではの柔らかな仕上がり、着心地をたのしんで頂けると思います。


何度も足を運んでいる骨董市、喪服以外で同じ着物を見たことがありません。
一点一点個性的な着物からのリメイクだから、同じデザインで縫っても一点物になるのが縫い手として愉しくて嬉しいところ。
それは着る側としても同じですね。

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各パーツの縫い合わせは全て折伏縫いで仕上げているので丈夫です。
洗濯ネットに入れて洗濯機の普通モードで洗濯できます。
色あせを防ぐために陰干しをお勧めします。
乾燥が早く、あっという間なので部屋干しでも大丈夫です。

（ラストの写真は、オーダーで縫った同じデザインを着用してくれた友達です。
「フェスにもいいかも！　出店する時の割烹着にもなりそう！」　と。
様々なシーンでそれぞれに着こなして頂けると嬉しいです。