伝統工芸西陣織、京都西陣で西陣織を織って100年になる金襴織屋の岡本織物です。

西陣金襴を生活の中に使用することにより、きらきらとほのかに光り、大事な人と過ごす時間を美しい物に、より潤す事が出来ます。谷崎潤一郎は『陰翳礼賛』の中で、金襴の美しさは「薄暗がりの中で、ときどき少しずつ光る」ところだと書いています。金襴は現代での「大事な人をおもてなしする時間」を美しく彩る布です。

弊社の絹織物でがま口タイプの扇子入れを御仕立ていたしました。外寸、横が約23.8ｃｍ、高さが約5.4ｃｍ、ポチまでの高さが約6.4ｃｍです。

今回出品させていただく扇子入れはアウトレット品となり少々の糊もれ、口金に傷等がある場合があります。その事をご了承ください。

レターパックライトでの発送となります。

表地：弊社金襴地
裏地：弊社緞子地
口金

画像最後の2枚は「このように入ります」という説明画像で必ずしもこの布地という事ではありません。

菱つなぎ紋様の説明：
網代紋様に松の葉の意匠の菱を組み合わせました。水辺の「菱の実」に似ていることので「菱型」と名づけられた「菱」に、古来より親しまれてきた松の葉を入れて松葉菱としました。繰り返される網代、ヒシは繁殖力が強く子孫繁栄の意味があり、松は常緑樹な事から長寿の意味。この布を身にまとう方々の家内安全、無病息災を祈っての布地です。古来より金は魔物を跳ね返す力を持つといわれていますので、このキラキラ☆で跳ね返していただけたらとも思っております。