LAO生地部分は一つのラオス布から2-3点の洋服部分が取れるため裁断の時の多少のデザインのづれがありますのでご了承ください。

手織りの生地、刺繍の生地が大好きです。
人の手の温もりが伝わるような暖かさ、ぼこぼことした均一ではないところ、
そして２つとしてまったく同じものはないところがたまりません。

このワンピースに使われているのは、ラオスの手織りの生地です。

こちらの生地は、実は昨年は別の服のサンプル時に使いました。
あまり意識せず使ったのですが、仕上がったサンプルを見たらこの生地と濃いネイビーや黒との組み合わせが
想像以上にかっこよくて、海外に住んでいる部長に買い集めてもらいました。


この布の、一見刺繍のようにも見える美しい幾何学文様は、浮き織りで描かれています。
浮き織りはベースとなる織物にさらに別の糸をプラスして文様を描いていく、
大変な手間と技術のいる織物です。

最初に見た時に、刺繍なのか織物なのかわからないような不思議な生地にぐっと惹かれました。
さらにこのすっきりとした2色使いも、普段の服に馴染み、あまり民族色を出しすぎずに使えるところも
お気に入りのポイントです。

古い布ですので、少しシミがあったり部分的に色落ちをするかもしれませんが、
それもまた風合いとして捉えていただけたら幸いです。

ワンピースは、前後どちらを前にしてもいいような形に仕上げました。
ボタン部分を前にして羽織のようにして着てもよし、後ろにして刺繍部分を前に見せてもよし。
着る人の個性に合わせて色々な着方を楽しめるアイテムだと思います。

ボタン部分にはターコイズのビースを付けました。
少々ボタンを掛けづらいかもしれませんが、小さいながらも美しいターコイズブルーがアクセントとなり
ワンピースの仕上がりをぐっと上げてくれるように思います。


美しい手仕事が詰まった生地を使い、現代の生活でもすっと着られるデザインの服を作ること。

まさにomakeらしい一枚が仕上がりました。

Size;着丈90cm 身幅59cm 裄丈40cm
素材;cotton100％

モデル１６０cm

※一枚一枚、手織り布部分の柄の出方が違います（同じデザインの１枚のラオス布から裁断しています）。

※手織り生地を使用しております。多少のシミ、ほつれ、色落ちをする可能性があります。
それも風合いのひとつとして捉えて頂けましたら幸いです。

HMJ2017