【説明です】万年筆について
万年筆…
万年筆は筆記具のひとつではありますが、重厚で高級感があり、独特な書き味のある魅力的なアイテムです。また、万年筆には他の文房具と比べて筆圧による書き味の表情が出易く、使い込む程、ペン先が馴染み滑らかな書き味が得られます。
しかし、万年筆は文房具の中でも扱いが難しく、使い方や手入れが面倒な、気難しく敷居の高そうなイメージがありませんか? ちょっとしたポイントをおさえるだけで、万年筆の筆記を楽しむことができると思います。
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【書き方(持ち方)について】
普段、鉛筆やシャープペンシル、ボールペンをよく使うという方が多いと思いますが、万年筆の持ち方はこれらの筆記具とはちょっと違います。
万年筆はペン先の構造上、上記の筆記具よりも浅い角度で、少し寝かせ気味に持つと書きやすいようです。具体的には、ボールペンの筆記角度が約80度くらいであるのに対し、万年筆は約60度で使用すると書きやすくなります(写真参照)。
ボールペンやシャープペンシルは立て気味に持ち、少し高めの筆圧で書くことからペン先側に重心がある方が書きやすくなります。一方、寝かせ気味に持ち、低い筆圧で使用する万年筆は、ペン尻(後ろ)側に重心があるほうが扱い易くなります。キャップをペン本体の軸尻に付けられるタイプでは、さらに重心を後ろにすることができます。とはいえ、どの筆記用具も使い方は自由なので、ご自身に合った持ち方・書き方でいいと思います。
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【字幅について】
万年筆の筆記線の太さは次の5種類くらいに分類されます。
・EF(極細:エキストラファイン)
・F (細字:ファイン)
・M (中字:ミディアム)
・B (太字:ブロード)
・BB(極太:ブロードブロード)
※こちらで製作している2種類の万年筆はどちらも「中字」タイプですが、磁石式キャップの方が若干細い字幅になります。
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【インクタイプについて】
ちいさなクジラ木工房で製作している万年筆は、ねじ式キャップはカートリッジ式、磁石式キャップはカートリッジとコンバーターの両用式となります。
・カートリッジ:小さな筒状のカートリッジにインクが封入されています。
〇長所:
・カートリッジ(使い捨て)を交換するだけで、簡単にインクの補充ができる。
・未開封のカートリッジは携帯し易い為、外出先等での補充が容易。
×短所:
・ボトルインクと比べて、ランニングコストが高い。
・インクの色数が少ない。
・型の合うブランドのものが限られている。
・コンバーター:ボトルインクから吸い上げて吸入します。
〇長所:
・コンバーターの装着により、ほとんどのボトルインクを使用できる。
・ボトルインクは色の種類が極めて豊富で、混色可能なタイプのインクでは、絵の具のように混ぜ合わせてオリジナルの色も作れる。
・インクの容量あたりの価格がカートリッジより安い。
×短所:
・ボトルインクから吸入するので、インクの補充・ペン先の洗浄に手間が掛かる。
個人的なお勧め
・カートリッジ式
・使用頻度が比較的少ない方。
・手軽に使いた方。
・携帯性重視。
・万年筆、最初の1本に。
・コンバーター式
・色の種類にこだわりたい方。
・インク吸入のひと手間を楽しめる方。
・趣味・嗜好品として手入れの時間込みで楽める方。
また、カートリッジにつきましては以下の【欧州共通規格】のメーカーのものが使用できます。
・モンブラン(ドイツ)
・ペリカン(ドイツ)
・ウォーターマン(フランス)
・オート(日本)
・トンボ(日本)
・ぺんてる(日本) 他
(モンブラン・ペリカンのみ、実際に装着可能なことを確認しています)
一方、共通規格ではなく、独自規格のメーカーは互換性が無いようです。
・クロス(アメリカ)
・セーラー(日本)
・パイロット(日本)
・プラチナ(日本)
・パーカー(イギリス)
等は、適合しないと思われます。
(クロス、セーラーは適合しないことを確認済みです)
※インク漏れを防ぐため、携帯時には「ペン先を上向き」にしてください。
万年筆は筆記具のひとつではありますが、重厚で高級感があり、独特な書き味のある魅力的なアイテムです。また、万年筆には他の文房具と比べて筆圧による書き味の表情が出易く、使い込む程、ペン先が馴染み滑らかな書き味が得られます。
しかし、万年筆は文房具の中でも扱いが難しく、使い方や手入れが面倒な、気難しく敷居の高そうなイメージがありませんか? ちょっとしたポイントをおさえるだけで、万年筆の筆記を楽しむことができると思います。
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【書き方(持ち方)について】
普段、鉛筆やシャープペンシル、ボールペンをよく使うという方が多いと思いますが、万年筆の持ち方はこれらの筆記具とはちょっと違います。
万年筆はペン先の構造上、上記の筆記具よりも浅い角度で、少し寝かせ気味に持つと書きやすいようです。具体的には、ボールペンの筆記角度が約80度くらいであるのに対し、万年筆は約60度で使用すると書きやすくなります(写真参照)。
ボールペンやシャープペンシルは立て気味に持ち、少し高めの筆圧で書くことからペン先側に重心がある方が書きやすくなります。一方、寝かせ気味に持ち、低い筆圧で使用する万年筆は、ペン尻(後ろ)側に重心があるほうが扱い易くなります。キャップをペン本体の軸尻に付けられるタイプでは、さらに重心を後ろにすることができます。とはいえ、どの筆記用具も使い方は自由なので、ご自身に合った持ち方・書き方でいいと思います。
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【字幅について】
万年筆の筆記線の太さは次の5種類くらいに分類されます。
・EF(極細:エキストラファイン)
・F (細字:ファイン)
・M (中字:ミディアム)
・B (太字:ブロード)
・BB(極太:ブロードブロード)
※こちらで製作している2種類の万年筆はどちらも「中字」タイプですが、磁石式キャップの方が若干細い字幅になります。
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【インクタイプについて】
ちいさなクジラ木工房で製作している万年筆は、ねじ式キャップはカートリッジ式、磁石式キャップはカートリッジとコンバーターの両用式となります。
・カートリッジ:小さな筒状のカートリッジにインクが封入されています。
〇長所:
・カートリッジ(使い捨て)を交換するだけで、簡単にインクの補充ができる。
・未開封のカートリッジは携帯し易い為、外出先等での補充が容易。
×短所:
・ボトルインクと比べて、ランニングコストが高い。
・インクの色数が少ない。
・型の合うブランドのものが限られている。
・コンバーター:ボトルインクから吸い上げて吸入します。
〇長所:
・コンバーターの装着により、ほとんどのボトルインクを使用できる。
・ボトルインクは色の種類が極めて豊富で、混色可能なタイプのインクでは、絵の具のように混ぜ合わせてオリジナルの色も作れる。
・インクの容量あたりの価格がカートリッジより安い。
×短所:
・ボトルインクから吸入するので、インクの補充・ペン先の洗浄に手間が掛かる。
個人的なお勧め
・カートリッジ式
・使用頻度が比較的少ない方。
・手軽に使いた方。
・携帯性重視。
・万年筆、最初の1本に。
・コンバーター式
・色の種類にこだわりたい方。
・インク吸入のひと手間を楽しめる方。
・趣味・嗜好品として手入れの時間込みで楽める方。
また、カートリッジにつきましては以下の【欧州共通規格】のメーカーのものが使用できます。
・モンブラン(ドイツ)
・ペリカン(ドイツ)
・ウォーターマン(フランス)
・オート(日本)
・トンボ(日本)
・ぺんてる(日本) 他
(モンブラン・ペリカンのみ、実際に装着可能なことを確認しています)
一方、共通規格ではなく、独自規格のメーカーは互換性が無いようです。
・クロス(アメリカ)
・セーラー(日本)
・パイロット(日本)
・プラチナ(日本)
・パーカー(イギリス)
等は、適合しないと思われます。
(クロス、セーラーは適合しないことを確認済みです)
※インク漏れを防ぐため、携帯時には「ペン先を上向き」にしてください。
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