デザイン：銘仙牡丹
古い銘仙柄にあった牡丹の花を総柄にアレンジし華やかさを表現しています。

秩父銘仙に使われている「ほぐし織り」という伝統技法を駆使したストールです。
先染めの型染めという他に無い技法によって裏表のない大胆な柄でありながら緯糸のシャンプレーが掛かり抑えられた上品な印象のストールです。

真綿のストールは使い込んでいくうちに肌になじみ柔らかく軽やかになります。またふわっとしていますが長繊維のため光沢がありホコリが出ません。

組織には経糸に正絹　緯糸には手引き真綿を使用しております。
正絹は繭からそのまま糸を引いて撚をかけたもので光沢があり発色に優れています。
また新啓織物では正絹の中でも最高級品質のものを扱っています。
手引き真綿とは繭を煮て手で広げ一度シート状の綿にし、その綿を人の手で引いて糸にしたものです。
手間が掛かるため高価で希少な糸で絹は近年、ヨーロッパでも注目され始めたこともあり手に入りづらくなっています。
手引き真綿はふんわりと軽やかで人の手で引いた糸ならではの不均一不揃いな太さが自然な優しい風合いを生み出します。


絹の特性として吸水性、発散性また通気性に優れているため汗を吸い発散するので夏は涼しく、冬は絹の繊維に多くの微細な穴を持っているため保温性に優れており暖かく過ごせると云われています。
この製品には保温性に優れた手引き真綿を使用しているため冷房避けとして使用することをお勧めします。薄手で軽いのでかさばらず持ち運びに便利です。
寒い季節涼しい季節には薄手なのに暖かい真綿の性質が活きると思います。
絹は天然繊維の中で最も紫外線を遮断する働きが高いと云われ日差しの強い日には羽織って頂ければ涼しくまた紫外線対策にもなります。


サイズ：約180㎝×60㎝
素材：絹100%

【洗濯・取り扱いについて】
洗濯は洗いおけにぬるま湯と中性洗剤数滴を入れストールを畳んだ状態で優しく押し洗いしてください。
すすぎは押し洗いした状態でぬるま湯を何度か入れ替えながら押しすすぎして下さい。すすいだ後、脱水機や手では絞らずタオルに挟み軽く押さえ水気を取り竿に掛け、陰干ししてください。（絞るとシワの原因になります。）
必要であればアイロンを掛けてください。また、ほつれ止めの特殊加工をしてありますのでフサ部分のアイロンは避けて下さい。
フサ部分を整える際はクシではなく洋服ブラシをお使いください。
手洗いが心配な方はクリーニング店にお任せください。