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コットン生地の特徴や種類、手作り作品16選|ずっと触れていたくなるコットンの活かし方
こんにちは。クリーマ編集部の増山です。
連日、厳しい暑さが続いています。今年は梅雨明けが遅かったこともあり、はやくも9月の残暑の厳しさも予想されています。
こんな日々を快適に過ごすためには、吸水性があり風通しの良い素材を選びたいものです。そんな心地よい素材としてよく耳にするのが「リネン」と「コットン」。特にコットンは、ナチュラルなイメージでお肌にも優しく、オールシーズンでお楽しみいただける素材なんです。
今回は、コットン生地の嬉しい特徴、「こんなものまで!」と驚くCreemaで見つかるこだわり溢れるコットン作品をご紹介いたします!
【目次】
1.コットンとは?綿とは違うの?原料や種類
2.どんなものあるの?コットン生地の特徴
-さらっとした触り心地。吸水性・通気性が良い
-ふんわりとした柔らかい肌触り
-染色しやすいから色を楽しめる!
-水や熱に強いから、長く使える
3.コットンを取り扱う上での注意点
-シワにならないように。コットンの干し方&ポイント
4.どんなものに使われているの?コットンの活用法&素敵な作品をご紹介
-毎日使うからこそ質の良いものを「タオル」
-さらりと着れて楽ちん「ワンピース」
-いくつあっても嬉しい!「エコバッグ」
-日差しから頭を守る「帽子」
コットンとは?綿とは違うの?原料や種類
私たちが生活するうえで1度は目にしたことのある「コットン」。
「コットン」は、「綿」を意味する【Cotton】という英語のカタカナ表記で、「コットン」「綿」と表記されているものはいずれも同じ繊維を用いたものになります。
「綿」とは、アオイ目アオイ科ワタ属に属する多年草「ワタ」の種子からとれる繊維とその繊維から作られる糸や布のことをいいます。収穫前のワタの繊維は、「綿花(めんか)」と呼ばれることもあり、ふんわりとした白い花が咲いているように見えてとても愛らしい姿をしています。
また3年以上、合成化学物質を使用していない農地で、合成化学肥料を使わずに育てられたものは「オーガニックコットン」と呼ばれています。環境にも優しく、品質が高く、敏感肌の方も安心して使える素材なんです。
どんなものあるの?コットン生地の特徴
環境にも肌にも優しいコットン。そんなコットンには私たちにとって嬉しい特徴がたくさんあるんです。そこでコットンの主な特徴を4つご紹介いたします。コットンのことを深く知ることで、さらにコットンの良さに気付くかもしれません。
さらっとした触り心地。吸水性が高く、通気性が良い
コットンの魅力のひとつとして通気性が高いことがあります。天然繊維ゆえに中が空洞になっているため、風通しがよく、サラサラな肌触りを持続してくれます。空洞があるおかげで吸湿性にも優れており、吸い取った水分を素早く外に排出する働きもあるのだとか。汗などの水分をしっかり吸収してくれるので、肌着・下着などに使われることが多いです。
また、保温性が高い点もコットンの嬉しい魅力。湿気が多い夏の時期は涼しく爽やかに、寒い冬は暖かく包み込んでくれます。
ふんわりとした柔らかい肌触り
種子を守るための繊維である、「ざらざら」や「ちくちく」といった肌触りはほとんどありません。コットンで作られた生地はとても柔らかく、手触りが良いものが多くずっと触っていたくなる生地のひとつです。身につけていても心地良くて、快適に過ごせますよ。
染色しやすいから色を楽しめる!
綿は染色性に優れているため、様々な染め方ができる素材です。染料の種類はもちろん、繊維・糸の状態で染める先染め、布の状態で染める後染め、化学繊維では難しい製品化してから染める製品染めも綿なら可能です。また発色性にも優れているので、思い通りの色を乗せることができるのも大きな魅力です。
水や熱に強いから、長く使える
リネンやシルクなどの天然繊維と比較して、コットンはとりわけ「水に強い」と言われています。水に強いということで、自宅でも手軽に洗濯できて、たくさん使うことができるのも嬉しいところ。水だけでなく耐熱性にも優れており、アイロンもしやすいので、いつもきれいな状態を保つことが出来ますよ。
コットンを取り扱う上での注意点
肌触りも良くオールシーズンで使いたいコットン素材のアイテム。何気なく洗濯していることが多いかもしれませんが、襟が伸びたり、縮んだりして、困った経験はありませんか?日頃なにげなく洗濯しているコットン素材について、改めてお手入れのポイントをチェックしてみてくださいね。
【用意するもの】
・洗濯ネット
・中性洗剤
【お手入れ方法】
①洗濯ネットに入れる
汚れている部分を外向きにし、軽く折りたたんで洗濯ネットに入れる。
②洗濯する
洗濯機の「ドライコース」や「手洗いコース」などていねいなモードで洗えば完了。
汚れている部分には、あらかじめおしゃれ着用洗剤を直接かけて馴染ませておくとキレイになります。最後の脱水は時間を短めにすると繊維への負担が少なく済みますよ。
まずは洗濯表示を確認し、おうちで洗えるかどうか確認しましょう。おうちで洗えるコットン生地には「洗濯機で洗えるもの」と「手洗いが必要なもの」があります。洗濯機で洗えるものは洗濯ネットに入れ、手洗いするものはおしゃれ着用の中性洗剤でていねいに洗ってくださいね。
シワにならないように。コットンの干し方&ポイント
干すときのコツは、脱水後なるべく早く脱水機から取り出し干すことです。干す時に大きなシワを取るように振りさばき、干した後は上からシワを伸ばすように軽くたたきましょう。
そして綿は厚い生地が多く、うっかりしていると生乾きになってしまいやすい素材です。そこで、服と服の間隔を20cmほどあけて風が通り抜ける道をつくってあげることがポイント。風がよく通るように干すと乾きがよくなりますよ。
どんなものに使われているの?コットンの活用法&素敵な作品をご紹介
優しい肌触りや通気性が良いなど様々な魅力が詰まった「コットン」。実はコットンは洋服からエコバックまで、様々なアイテムに使うことが出来ます。今回はコットンを使った4種類それぞれの作品をご紹介いたします。
毎日使うからこそ質の良いものを「タオル」
白くふわっとした見た目が華やかなSpinBabyさんのタオル。ロゴの入った刺繍が上質なワンポイントに。環境にもお肌にも優しいオーガニックコットン100%のタオルは、一度触ったら手放せなくなりそうなほど肌触りが良いでもの。毎日使うバスタオルは、プレゼントにもぴったりです。
まるでお花のようなクボミさんのハンドタオル。ふんわり厚みのある柔らか素材で、柔らかいお花のようなイメージが赤ちゃんにもぴったり。出産祝いやちょっとしたギフトとして贈れば、その人の心を温かく包み込んでくれますよ。
耳がぴょこんと生えているアトリエキューンさんのタオル。可愛らしいシロクマの顔が愛おしくて、見るたびに心を癒してくれそうです。吸水性よく、やわらかな風合いのシャーリングタオル生地とガーゼ生地で作っているので、実用性も抜群です。ウサギやアザラシなど他の動物もいるので、ぜひ自分のお気に入りの子を見つけてみてくださいね。
粒あん・こしあん・おはぎ・豆大福が並ぶ粒あん図案室さんのハンカチ。生地はオーガニックコットンガーゼを4重合わせており、コットンのふわっとした触り心地だけでなく、ガーゼのさらっとした触り心地をお楽しみいただけます。同じものは二つとない、ハンドメイドの線のあたたかみや色の表情をぜひ見てみてくださいね。
さらりと着れて楽ちん「ワンピース」
胸元のレースがエレガントなcicachanさんのワンピース。腰のリボンは後ろに結んでも、前に結んでもかわいいデザインです。毎日着れるドレスのようで、おうちでのリラックスタイムなどにも活躍するワンピースです。爽やかな夏風に吹かれるだけで、ふわっとなびいてくれますよ。
軽くてシンプルなamufactさんのワンピース。二の腕ラインもゆったりと覆う少し長めの袖丈で、胸元のVネックと足元のスリットが、全体のスタイルをすっきり見せてくれます。落ち着いたカラーで、今から秋まで着たいワンピースの1つです。
細かいギンガムチェックがガーリーなlumikukkaさんのワンピース。フィットしすぎないスッキリしたサイズ感で、ヘルシーな肌見せが女性らしさを際立てます。フロントのくるみ釦が全体を引き締めてくれて、着るたびに特別感を感じさせてくれる魔法のワンピースです。
夏はやっぱり白いワンピース!と思わせてくれるanvaiさんのワンピース。柔らかさの中にあるハリ感と、素肌に心地よく馴染む生地は一年中快適に着られそう。日差しに反射した真っ白な生地が光り輝くこのワンピースは、心の中から明るい気持ちにさせてくれます。
いくつあっても嬉しい!「エコバッグ」
フロントの刺繍が目を惹くししゅう kabuさんのエコバック。コットン素材のナチュラルな薄手の生地を使用しているので、くるっと丸めればコンパクトに収納できます。9色の刺繍糸から選び、お好きな文字を刺繍していただけます。これから毎日使うエコバックを、世界にひとつだけの特別なエコバックにしてみてはいかがでしょうか。
ヴィンテージのカゴの柄がおしゃれなSomei et Miaiさんのエコバック。大容量なので、スーパーでのお買い物に役立つのはもちろん、荷物が増えた時用のサブバッグとしても大活躍です。毎日見るだけで心がきゅんとなるような可愛いエコバックは、持つ人を笑顔にさせてくれます。
まるで「私はエコバックだ」と言っている声が聞こえそうな重松刺しゅう店さんのエコバック。思わずくすっと笑ってしまうシュールな見た目ですが、シンプルなデザインなのでどんなコーデにも合わせることが出来ます。またSサイズはコンビニなどのちょっとした買い物に持っていくのに便利なサイズですよ。
深海をそのまま生地に落とし込んだような渦-uzu-さんのエコバック。綿100%遠州織物のパリッと軽くて高密度で丈夫な生地に、ヒモで縛ったラインが特徴的な藍染が施されています。おしゃれでデザイン性のあるこの作品は、エコバックとしても、普段のバックとしても使いたくなりますね。
日差しから頭を守る「帽子」
まるっとしたシルエットが柔らかい印象のanimatoさんの帽子。こちらの作品は、トップが丸く、ツバが全周に上がっているのが特徴のボーラーハット風の帽子になります。カッチリとせず、かぎ針で編んだ程よい張りが、頭を優しく守ってくれますよ。
シンプルだけどデザイン性のあるWAGDOGさんの帽子。飽きのこないシンプルなデザインで、1年中着用して頂けます。どんなお洋服にも合わせることが出来、お洋服にそっと寄り添ってくれるようなコットンキャップは、1つは持っていたいアイテムです。
ナチュラルなグレンチェック柄が涼しいCOCOCOCOさんの帽子。グレンチェック柄とは、千鳥格子柄とヘアライン柄を組み合わせたものです。デニム生地の様な丈夫な少し厚みのある生地なので、安心して日常使いができます。どんな季節でも活躍してくれるので、長く使えるチューリップハットです。
デニムの色合いが味のあるBLUEWHITEさんの帽子。おじいちゃんスケーターが滑走している刺繍が可愛らしいデニムバケットハットです。マスクによる日焼けが心配される今、バケットハットで日焼け予防することは大切なこと。可愛いちいさなおじさんを連れてお出かけしてみてはいかがでしょうか。
幸福感を与えてくれるコットンを生活に取り入れて
触れた瞬間から、その柔らかさに思わず微笑んでしまう心地よさをもつ「コットン」。コットン生地はどんな季節でも使い勝手がよく、お肌に優しい生地です。ぜひ日常にコットン生地を取り入れてみてくださいね。小さな幸せを見つけるかもしれません。
Creemaにはコットンを使った素敵な作品がたくさん。ぜひ自分のお気に入りの作品を見つけてみてくださいね。