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節分の由来、知っていますか?可愛い節分飾りでおうちに福を招こう!
「鬼は外、福は内!」
毎年2月が近づくとよく耳にする、この言葉。ご存知の通り、節分の掛け声です。子どもの頃から知っている定番の行事なのに、意外と知らないことがたくさんありませんか?
どうしてこの時期なのか、なぜ鬼がやってくるのか、なぜ炒り豆をまくのか、そもそもなぜ節分という名前なのか……
今回は、そんな節分の由来や背景について詳しくご紹介していきます。なんとなく知ったつもりでいた季節行事も、由来を知ればぐっと親しみを感じるはず。あわせて、この時期にぜひおうちに飾って楽しみたい「節分飾り」もご紹介します。
まだまだ寒い冬が続きますが、福をおうちに呼びこんで、おうち時間をもっともっと楽しみましょう!
1.節分の由来って?2021年の節分はちょっとイレギュラー
2.節分といえば「豆まき」 どうして豆をまくの?
3.意外と知らない豆まきの作法
4.眺めていたくなる!可愛い節分飾り8選
節分の由来って?2021年の節分はちょっとイレギュラー
「節分」は、読んで字のごとく、節を分けると書きますが、古くは季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日のことを指していたそうです。
なかでも冬から春に季節が移り変わる立春は、様々なものが芽吹き始めるめでたい日とされ、その前日の節分が最も重要視されていました。
そのうち時代の変化にともない、立春の前日だけが節分と呼ばれるようになったそう。
実は今年の節分の日付は、ちょっとイレギュラー。
毎年立春が2月4日で、その前日の2月3日が節分、と覚えている方はいませんか?
しかし今年の立春は2月3日。そのため、その前日の2月2日が節分にあたります。
2月2日が節分となるのは1897年からなんと124年ぶり! 見逃さないように注意しましょう。
節分といえば「豆まき」 どうして豆をまくの?
節分と言えば思い浮かぶのが、「鬼は外、福は内!」と福豆をまく光景。なぜ鬼が登場して、豆で追い出すのでしょうか?
鬼(おに)は、もともと「隠(おぬ)」や「陰(おん)」という言葉が転じて生まれたもので、疫病、厄災の象徴だったそうです。
そこで、新しい季節を迎える前に、鬼が嫌がるという豆をまいて、その鬼を追い出し、同時に幸運や健康は呼び込もうという風習が誕生しました。
その中で生まれたのが「鬼は外、福は内」という掛け声です。
また、節分には恵方巻も定番ですよね。
恵方とはその年の福徳を司る神様がいる方向で、その恵方を向きながら恵方巻を食べると幸運が舞い込むとされています。
諸説ありますが、商地であった大阪で、商売繁盛を祈りながら恵方巻を食べ始めたことが起源だとされています。
その当時でも恵方巻には七福神にちなんで7つの具を入れる事が基本となっていて、その話が現代まで伝えられ、幸運を迎え入れる行事として私たちの生活に根強く定着しました。
ちなみに、今年2021年の恵方は「南南東」です!
意外と知らない豆まきの作法
豆まきの仕方は各家庭や地域で様々ですが、その中でも代表的な方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1.まずは炒った福豆を用意します。
豆をまくまでは、神棚や升にいれておくのがよいそう。
魔除けとしてまいた豆から芽が出て育ってしまうと縁起がよくないため、芽が出ないよう、炒り豆をまきます。
2.夜に豆まきをする
鬼は夜にやってくると言われています。夕食前後に準備をしましょう!
3.窓を開けて「鬼は外」、すぐに閉めて「福は内」
追い出した鬼が再び入ってこないよう、豆をまいたらすぐに窓・扉を閉めます。一番奥の部屋から玄関に向かって進みながら豆をまきましょう。
4.最後に豆を食べる
豆まきが終わったら、自分の年齢、または年齢より一つ多い数の豆を食べると良いとされています。自分の年齢と同じ分だけ福を取り入れてから、「次の歳も健康で過ごせますように」という意味を込めて、一粒多く豆を食べるそう。
ただ、子供のうちは数個で良いですが、大人になると何十個も豆を食べなければならないのは大変です。そんな時は「福茶」を代わりに飲みましょう。様々なレシピがありますが、一番簡単なのはよく炒った福豆を3粒お茶の中に入れるだけ。急須に入れて注ぐ形でも大丈夫です。
眺めていたくなる!可愛い節分飾り8選
今回は、「せっかくなら豆まきや恵方巻だけではなくて、節分らしい雰囲気も楽しみたい!」という方にぴったりな、部屋に飾れるインテリア作品を中心に集めました。
大切な人の健康と幸福を祈る年中行事、ぜひ自分らしく楽しんでみてはいかがですか?
鬼の頭にちょこんと手を添えた猫が可愛いTAKA'Zさんの置物。ほどよくカラフルな色合いにも癒されます。動物の種類や色は変更が可能なので、ぜひお気に入りを選んでくださいね。
場所を取らない飾り付けができるアイテムとして人気を集めているガーランドを、節分にちなんだモチーフで作ったdandeさんの作品。お部屋にはもちろん、玄関にも飾れるシンプルな黒いワイヤーで仕上がっています。節分らしい鬼や金棒、柊鰯はもちろん、お多福や小槌が並び、とても縁起が良いデザイン。
国産ひのき材をレーザーカットして様々な作品を手がける抜型屋さんの、節分仕様の置物。木の温もりや丁寧な仕事ぶり、技術の高さが伝わってきます。ふっくら丸みを帯びた鬼の表情が可愛らしく、それぞれ繊細で柔らかなシルエットが楽しめる作品となっています。置物の一つである柊鰯も実は鬼の魔除として知られていて、節分の際に飾る地域があるそうです。サイズはコンパクトで、場所を取らず一気に節分の雰囲気を出す事ができます。
羊毛フェルトで、表情や格好にこだわった動物を中心に作品を作られる、koyorinoさんのおにくまちゃん。大人から子どもまで癒されるような、ころんと可愛らしい仕上がり。苦手なはずの豆を抱えている姿にも、笑みがこぼれます。
困り眉なkumakoroさんのパグ鬼。節分のコスプレにとまどっているかのようで、なんともいえない愛らしさがあります。節分を過ぎてもずっと飾っていたくなりますね。
ペットを飼っている人にはたまらない、なみへいさんの「犬ヅラ」。前後にゴムが入っているスヌードタイプで、ズレにくくフィットする機能性も◎大きさによっては猫にも付けられるそう。節分が終わっても、仮装パーティーなどでも活躍してくれます。
インコの顔と、その反対側に具がたっぷり詰まった恵方巻&福豆がセットになったninjinさんの作品。セキセイインコ・オカメインコ・コザクラインコ・文鳥・白文鳥5種類の中から好きな鳥を選ぶ事ができます。ぽってりと膨らんだ恵方巻は、色使いもリアルです。
豆まきは片付けが大変だし、別の楽しみ方ができたら……という方におすすめなのがクッキー型作家tomscookiesさんの作品。シュールな表情の鬼を始め、節分にちなんだものがクッキー型になりました。着色して、写真のように赤鬼・青鬼を作ることも!お菓子を作りながら迎える節分も、新鮮でひと味違った楽しみがあるはず。
健康こそ宝。大切な人の幸せを願う「節分」
冬本番に差しかかるこの時期は、体調を崩しやすい時期でもあります。
昨年から、あらためて健康の大切さを実感している方も多いのではないでしょうか。無病息災を願って昔から続いてきた「節分」には、大切な人の健康と幸福を願う、今も昔も変わらない想いが込められているのかもしれません。
今年は一層気合を入れて、飾りつけから節分を楽しんでみてはいかがでしょうか?