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癒しのひとときに。タイプ別・お香立ての選び方、使い方
日本人に馴染み深い香りで、ほっと気持ちを落ち着かせてくれるお香。始めてみたいけど、インテリアに馴染むお香立てが見つからない......。そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、お香の種類や楽しみ方から、お香立ての選び方や使い方までをタイプ別にご紹介します。ガラスや陶器などで作られたおしゃれなお香立ては、お香を使わないときでもインテリアとして楽しめますよ。
目次
1. お香とは。古くて新しいお香の魅力
2. お香とアロマの違いって?
3. 火をつけて使うタイプのお香の形は主に3種類
1)スティック型・線香
2)コーン型
3)渦巻型
4. どんなシーンで? お香の使い方・楽しみ方
5. お香立ての形で選ぼう。主な種類は3つ
1)灰がこぼれず安心な、香皿タイプ
2)省スペースで扱いやすい。フラットタイプ
3)最後までお香が楽しめる。吊り下げるタイプ
6. お香立ての素材で選ぶなら、この素材がおすすめ
7. あなたの好みは? お香立ての選び方と、インテリアにもなるおしゃれなお香立て10選
8. お気に入りのお香立てで癒しの時間を。
お香とは。古くて新しいお香の魅力
お香とは、伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)などの自然香木そのもの、また香木を原料に作られた線香などのことを指します。香りを楽しむことはもちろん、虫除けや魔除などの目的で、古くから愛されてきました。最近では花やフルーツ、コーヒーなどさまざまな香料を組み合わせたお香もあり、アロマアイテムのひとつとしても人気が高まっています。
お香とアロマの違いって?
お部屋で香りを楽しもうと思ったとき、お香とアロマでどちらにするか悩むことも多いのでは? お香とアロマの違いは、原料が異なる点にあります。そのため香りの性質や香りの広がり方、広がるまでの時間に違いが生まれます。
お香の特徴
お香とは、香木を原料にしたものを指します。白檀や檜など、天然素材ならではの落ち着く香りが多く、最初に香りが広がる速度はゆっくりで、熱を加えるほどに本来の香りが強く広がっていきます。熱を加える前と後では香りが異なることも多いので、お香そのもので香りを確かめるだけではなく、まずは一つ熱を加えて確かめることがおすすめです。
お香には、火をつけるタイプのほか、香木や練香、印香など間接的に温めて香るタイプ、匂い袋や文香など火をつけずに常温で香るタイプがあります。
アロマの特徴
アロマの原料は、植物から抽出された香料です。お花や柑橘、ハーブなど種類が多いのも特徴。揮発性が高く、香りの広がりは最初が一番強く、徐々に弱まっていくのがお香との違いです。リラックス効果や香りが空間に広がること自体はお香と変わらないので、香りの好みや、楽しみたい時間の長さや時間帯、空間の広さで決めてもいいでしょう。
火をつけて使うタイプのお香の形は主に3種類
1)スティック型・線香
スティック型のお香は、お仏壇に供える線香と同じ形で、もっとも一般的なタイプのお香です。火がつく面積が一定なので、最後まで同じ強さの香りを楽しめます。線香を折って燃焼時間を調整することもできるので、「忙しいけど、5分だけ楽しみたい!」といった使い方も可能です。
2)コーン型
コーン型のお香は円すい型をしており、火がつく面積が下に行くほど広くなるので、徐々に香りが強くなります。短時間で部屋を香らせたいときにぴったりの形です。また、灰が円すいの形に残り、エアコンなどの風で散らばりにくいという特徴があります。
3)渦巻型
蚊取り線香でお馴染みの形が渦巻き型のお香です。燃焼時間が長いので、窓を開けて風を通しながら楽しみたいときや、扉の開け閉めが多いお店の入り口などにおすすめの形です。蚊遣り(蚊取り線香ホルダー)をそのまま使って楽しむことができます。
どんなシーンで? お香の使い方・楽しみ方
リラックスタイムに
読書や映画鑑賞などを楽しむ時間に自分が好きな香りをそえると、より一層リラックスできる時間になります。瞑想やヨガのお供にもぴったり。
トイレや洗面台で
狭い空間なので少しの時間でも十分香りが楽しめます。水回りでお香をたくことは、風水でも良いとされているそう。すっきりとリフレッシュできる香りを選べば、気持ちの良い1日の始まりになりそうです。
就寝前に
寝る前のリラックスタイムに。安眠を誘う香りを選んで、お香を眺めながらぼーっとしたり、ストレッチをしたりして過ごせば、ぐっすりと眠れそうです。
※火災防止のため、必ずお香の火が完全に消えてから就寝してください。
玄関で
お客様がいらっしゃる日は、予定の時間の30分ほど前にお香をたいておくと、強い香りが苦手な方にも程よい残り香になり、靴箱などの気になるにおいも消してくれます。
旅先で
持ち運びしやすいお香とお香立てなら、旅先の旅館などでもお気に入りの香りが楽しめます。
お香立ての形で選ぼう。主な種類は3つ
灰がこぼれず安心な、香皿タイプ
一番多いのがこの香皿タイプのお香立てです。
受け皿つきなので、使用中も灰がお皿の中に収まってくれて片付けが楽にできるのがポイント。省スペースでお香を楽しめるので、場所を選ばず使えます。
また、このタイプはスティック型のお香もコーン型のお香もどちらも使えるので、一つ持っておくと便利ですよ。
省スペースで扱いやすい。フラットタイプ
フラットタイプのお香たては、浅めでフラットな受け皿が特徴のお香立てです。狭いところでも使える形で、シンプルでスタイリッシュ。風が通るところに置いておくと灰がこぼれやすい、という点もあるので場所にあわせて選ぶと良さそうです。
最後までお香が楽しめる。吊り下げるタイプ
こちらはお香を下に向けて肢の部分を挟んで吊り下げて使うタイプのお香立て。灰が真下に落ちてくれるので片付けも楽にできるのと、お香がポキっと折れる心配がなく最後まで楽しむことができるのが良いところです。
お香立ての素材で選ぶなら、この素材がおすすめ
定番【陶器】のお香立て
個性豊かなデザインや色合いから選びたいなら、陶器のお香立てがおすすめです。水洗いもできてお手入れも楽ちん。季節にあわせてデザインを使い分けてもいいですね。
スタイリッシュな雰囲気がおしゃれ。【真鍮】のお香立て
真鍮素材の特徴は、なんといっても経年変化が楽しめること。使い続けるほどに真鍮独特の色合いや風味が増していきます。モダンな雰囲気で、アイアン家具や男性のお部屋にも馴染んでくれるタイプです。
透明感がインテリアとしても◎ ガラス製のお香立て
透明感が楽しめるガラス製のお香立ては、モダンなインテリアにもしっくりと馴染んでくれるおすすめの素材。色も豊富に選べます。お香を使っていないときでもその美しさをインテリアとして楽しめるのも、ガラス素材だからこそ。
あなたの好みは? お香立ての選び方と、インテリアにもなるおしゃれなお香立て10選
主にスティック型、コーン型のお香を楽しむためのお香立てを集めました。お香立てと香皿の機能が合わさり1つで使える作品や、スティック型・コーン型両方に使えるお香立ても。使うお香の形やお香をたく場所を想像しながら、お気に入りのお香立てを探してみてください。
【香りぐるま】- お皿とコーディネートするお香立て -
コロンとしたかたちが可愛いきのこ型の香炉 きの香
側面3ヶ所に空気穴があり、上部の穴からけむりが出ていい香りがお部屋に広がる仕組み。灰が外に出ないので安全に使えます。
時と香りを感じるお香立て 銅 x 錆茶
お香を線香花火のように下から火をつけて使う、吊るすタイプのこのお香立ては、灰が崩れずに形を保ちながら燃え上がっていき、その様子から砂時計のように時の流れを見ることができます。
いぐさガラスのお香立て
木製のお香立て、部屋のインテリアとしても活躍するアイテム
白磁香炉 <三つ足・お香立て・線香立て>
お香立てセット [ シンプルモダン ]
お香立て トンボ玉小花 琉球ガラス
塊ガラスのお香立て 丸 若菜色
お香立て 線香立て 無垢材と真鍮 チェリー
お気に入りのお香立てで癒しの時間を。
大掛かりな準備が要らず手軽に楽しめるお香は、心身を休めたいリラックスタイムにぴったり。見ているだけで嬉しくなれるお気に入りのお香立てを使えば、香りももっと深く楽しめそうです。