大正から昭和初期にかけて織物の街として栄えた栃木県 足利市。

当時の職人達の精神は、

今もそこに住む若い世代の作り手に脈々と受け継がれています。


東京から70分とアクセスしやすいこの街で

地域との人々との交流を通して、

足利のものづくりを体験してみませんか?
 

■織物の街 足利市

足利市は、栃木県最南西に位置し、西は群馬県と接しています。
昨年で市制100周年を迎えた、歴史の深いまちです。
中心を流れる渡良瀬川から北は山々が連なり、南は広大な平野が広がっています。
春夏秋冬、地域によって様々な景色をみせる魅力的な街です。

近世、足利源氏発祥の地として、鑁阿寺(国宝)をはじめ多くの寺社仏閣が建立されました。
現在も古い町並みが残っていることから、「東の京都」と呼ばれています。
日本最古の学校である足利学校や、大藤やイルミネーションで有名なあしかがフラワーパーク、
計2万発の花火が打ち上がる足利花火大会など、一年を通して多くの観光客が訪れています。
 

足利市は、古くから織物の産地として知られています。
大正から昭和初期にかけて展開した「足利銘仙」は日本一の生産高となりました。
織物からプラスチックや金属など時代とともに産業構造は変わってきましたが、
当時から続く技術を活かし、現代のデザインを加えた新たなものづくりも生まれています。
 

―この街で実現できることー
∟栃木県内で事業所数NO.1の中小事業者の多いまち。織物のまちの頃から事業者同士が
 連携し、創造力により発展してきました。都内へもアクセスしやすい足利は都内との
 二地域居住も可能なエリアです。


∟市内には織物工場だった建物や戸建て住宅、商店跡など多くの空き家が存在します。
  そういった建物をリノベーションして店舗やアトリエにしている人たちも多くいます。
  都内ではなかなか確保できない制作場所を手に入れられるかもしれません。


∟足利市ではこれまで8名の地域おこし協力隊を任用しています。
  令和5年度も新たに任用する予定です。あなたのスキルを活かし、
  市内ものづくり企業と連携して商品開発を行い、ふるさと納税返礼品として
  事業展開してみませんか?
 

■地域の事業者が連携した「ASHIKAGA AID」プロジェクト

~令和3年に発生した足利山林火災を経て自分たちにできることとして
 「ASHIKAGA AID」というプロジェクトに着手~


2021年2月末に起こった、大規模な山林火災により、両崖山をはじめとする多くの地域が被害を受けました。
自衛隊や消防の皆さんの努力により山火事は鎮圧し、多くのエリアでは緑が戻ったように見えていますが、
焼失してしまった神社やベンチ、今も立ち枯れを起こしている木々など、今後も手当てが必要な場所はそのままとなっています。

木々が育つには長い時間が必要なように、その回復にも長い期間が必要となります。
私たち「ASHIKAGA AID」は、そのような傷ついた自然に寄り添いながら、
無理なく「手当て」が出来るように、と市内の企業や趣旨に共感した企業・団体が集まり、
無理なく持続可能な支援を続けていくことを目的として設立されました。
https://www.ashikagaaid.com/


「ASHIKAGA AID」に参画し、今回の移住体験ツアーにて訪問する3事業者をご紹介します。
 

■mother tool

mother toolの道具達は、一つの工場から生まれてくるのではありません。 
全国各地の工場を訪ね、その工場の特徴を活かせるよう、ほかの産地の素材や技術と組み合わせることで道具を生み出します。
少し手間のかかるやり方かもしれませんが、今まで接点のなかった素材や技術、そして人が出会うことはいつも新しい発見に満ち溢れています。 
製造現場には、大切にしていきたい人間力があります。 そんな人間力を掘り起こし、つないでいく「もとになる道具(mother tool)」になりたい。

ただモノをつくるのではなく、つくる人・つたえる人・つかう人の関係も丁寧に紡いでいきたい。 
これがmother toolの想いです。

「動く彫刻」ともいわれるモビール。
絶妙なバランスでつながるパーツがわずかな風をうけて優雅に動き、空間に心地よいアクセントと、上質な空気感を生み出します。
素材の造形の魅力と、重力との絶妙なバランス、静かに動き続けるモビール「tempo」を展開しています。
 

有限会社mothertool 
2006年2月創業
日用品の企画開発・製造・販売
https://mothertool.com/

■ 丸信金属工業

1947年、初代は航空機の技師を経て会社を設立。
「足利の地で新たな産業を創る」その思いは繊維が代名詞の足利に新しい風を送り、数十社が連立する一大産業へと発展していきました。
その時代を背景に半世紀余。今、丸信金属工業のものづくりはその精神を引き継ぎ、新しい時を迎えています。
1976年先代が名前を残したalart。

その自社ブランドの基本に「ものが語るものづくり」があります。
これまでも これからも 変わらぬ想いは手に取っていただいた方に伝わるものを作り続けること。
一枚の素材を一つの商品に仕上げていく。その過程は沢山の人の手を経て作り上げられています。

金属の無機質の美が、有機の素材と相まって生まれる新たな表情。
色を染める、彫り込む、削り出す新しい技術を付加することでアルミの可能性の広がりを模索する。
つなぐものづくり をこれからも目指します。

丸信金属工業株式会社
1957年6月(昭和32年)創業
アルミ製品の製造・販売
https://www.alart.jp/

■ 昭栄家具センター

明治25年に彦太郎が足利市内で「建彦」の屋号で木工業を創業したことがはじまりです。
戦中も近隣の中島飛行場で職人と木工業を継続し、創業から現在まで木工業を絶やすことなく続けてきました。
昭栄家具センターは、脈々と継承されてきた木工加工技術、そして多くの経験から生まれた新しい技術をあわせもっています。 


足利市の郊外に建てられた工場内には、量産にも対応できる機械設備、プログラム制御で加工するNC加工機も備えております。
それらの機械と高い技術力を生かしてものつくりをしております。 

主な生業である家具の製造は0.1㎜単位以下での精度で作り上げます。
木工加工の精密な加工を機械で行い、あいまいな加減が必要な加工の時は、一つ一つ手作業で加工を行います。
機械でつくられたものも最後に手作業で仕上げてバランスを取ります。
そのバランスの加減も長い間の経験があるからこそできることです。 

機械加工と手加工の両方をうまく組み合わせて効率よく、より品質の高いものつくりを目指しています。 
 

― ジモトの木プロジェクト ―

ジモトの森を守るために木材の伐採、製材、加工を生業にした企業と
「ジモトの木プロジェクト」を発足いたしました。 

林業/萩原林業㈱、製材/(有)マルトツ、加工/㈱昭栄家具センター。 
林業の衰退とともに荒廃していく山々。
ジモトの木を使うことで森に光が入り、循環が守られ、人々の暮らしを守ることにつながります。

木を扱う川上、川中、川下が手を組み、
簡単にジモトの木を使えるような仕組み作りができたらと考えています。 

地域の山のことを考えることは、地球全体の循環した仕組み作りに繋がります。
木工加工を生業としている私たちができることを続けていきたいと思います。 

https://www.shoeikagu.jp/news/プロジェクト/ 
 

株式会社昭栄家具センター
明治25年創業
家具製造・木製品製造・販売、造作家具・OEM、自社ブランド「建彦木工」企画・製造・販売 
https://www.shoeikagu.jp/

■大久保分校スタートアップミュージアム

昭和初期に建築された木造平屋建ての小さな小学校。
この春、美術館としてリニューアルオープンしました。
シルクスクリーンを体験できる工房、小学校の雰囲気を残した展示室と建物は地域の人達にも親しまれています。

ここのディレクターは元地域おこし協力隊の秋山佳奈子さん。版画アーティストです。
足利市へ移住し、制作活動を行いながら、そして地域住民と関わりながら暮らしています。

大久保分校スタートアップミュージアム
令和4年4月OPEN
https://www.start-up-museum.com/
 

本ツアーでは、
ご紹介した3つの事業者と大久保分校スタートアップミュージアムをご案内いたします!

 

ー ツアーの案内人 ー

一般社団法人からりこ舎 兼 なべのそこ 主  木村 沙和(きむらさわ)

1982年千葉県生まれ。都内で映像制作、映画宣伝の仕事を経験後、
2017年、足利市地域おこし協力隊として着任。
足利出身の夫と共に移住。任期満了後、地域の魅力を発信する「なべのそこ」を起業。

大正時代に建てられた古民家を拠点に、
レンタルスペース、ワークショップ、ローカルツアー、ローカルマガジン等を企画・運営している

■ツアー行程(詳細)

開催日時:12月17日(土)‐18日(日) 1泊2日
集合場所:東武伊勢崎線 足利市駅
集合時間:10:10

・1日目  10:10 集合(専用車で移動)
     10:30 mothertool 工場見学
     11:30 昼食
     13:00 昭栄家具センター 店舗
             14:30 街あるき
     16:30 ゲストハウスチェックイン
               17:00 交流会(夕食)

 

・2日目  9:00   丸信金属工業  ショールーム
             10:30 市内空き家・アトリエ候補地 案内
     12:00 昼食
     13:00 大久保分校スタートアップミュージアム
     15:00 クローズミーティング

 ※ツアーの内容は変更になる場合もございます。
 

■ツアー参加詳細

・応募条件
 栃木県足利市以外にお住まいの方で足利市への移住に興味・関心があるクリエイター

・参加費
 12,000円/1人  ツアー内の飲食代(1日目昼食/夕食と2日目朝食/昼食)
            +宿泊費(1泊分)
            +ツアー内の交通費

 ※集合場所迄の交通費の支給はございません。
 ※現地集合時、現金にて徴収をさせて頂きます。

・定員
 10名程度
 ※応募多数の場合、抽選とさせて頂きます。
 ※抽選の場合、11月11日(金)迄に参加通知をお知らせします。

 
・宿泊場所詳細
 ゲストハウスわ家
 足利市雪輪町2435
   https://www.guesthouse-waya.com/

 まちなかにたたずむ築100年を超える古民家ゲストハウス。

 ※参加者多数の場合は、宿泊先変更・調整をさせて頂く場合がございます。

■申し込み方法

∟ページ下部専用フォームより申込み
∟申込期間:10月7日(金)~11月7日(月)
  ※本ツアーの募集は終了しました。お申込みいただきありがとうございました。

■足利市移住サポート情報

・足利市移住・定住サイト「からりこターン」
 http://www.kararikoturn.com/

・足利市空き家バンク
  https://ashikaga-c09202.akiya-athome.jp/

・WORKWORK移住支援金  
  https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/tochigiijushien20201222.html

・IT移住支援金
  https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/it-ijyusienkin.html

・総合政策部地域創生課/足利市公式ホームページ
  https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/soshiki/a132/

・移住のご相談は
  足利市移住・定住相談センター「燕のした(En no sita)」
  東武伊勢崎線足利市駅構内
  定休日:水曜日
  開館時間:10:00~18:00
  tel:0284-22-3434
  mail:karariko.ashikaga@gmail.com

■新型コロナ感染症対策

新型コロナウイルス感染症対策として、
ご参加頂く皆様にはマスクの着用と、手洗い・うがいの徹底、
当方でご用意いたします手指のアルコール消毒へのご協力をお願い致します。
今後の新型コロナウイルス感染症の感染状況等によっては、
開催内容の変更や催行が中止となる場合もございます、あらかじめご了承ください。

■問い合わせ・申し込みについて
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